新型BMW X3(F25)【試乗評価】精悍になった外観とBMWらしい乗り味 [LDA-WY20]


BMW X3 xDrive 20d 前面画像 BMW X3 MSport 前面画像

このページは、先代X3についての記事です。最新型X3はこの下のリンクからどうぞ↓

新型 BMW X3シリーズ X3 xDrive20d M Sport(3代目)【評価レビュー】5シリーズをベースとする上質な走りを持ったクロスオーバーSUV [LDA-TX20

2017.12.09

今回は「新型BMW X3 xDrive20d M Sport(F25)」を試乗レポートいたします。(写真は白が無印で、黒がMSportになります)
BMW X3は2011年のモデルチェンジで2代目となりました。また、2014年にはフェイスリフトを含むビッグマイナーチェンジが行われています。

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外観

全長4655mmX全幅1900mmX全高1675mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2810mmとなります。

ボディサイズは3シリーズとほぼ同等で、先代のX3と比べると一回り大きめです。

フロント

マイナーチェンジでグリルとヘッドライトが一体化され、ワイド&ローなスタイリングに感じさせる効果があります。アグレッシブかつスマートな印象のフロントフェイスです。

特にMスポのフロント周りには、端正なデザインのバンパーが与えられており、精悍でスポーティな仕上がりを見せます。

サイド

サイド周りはほとんどデザイン変更を受けていません。精悍でモダンになったホイールのデザインと、側面に回り込むヘッドライトとフロントバンパーが僅かに変更されているだけです。

FRのプロポーションを存分に生かした流麗なスタイリングとなっています。SUVにしてはAピラー(一番前の柱)とDピラー(前から4番目の柱)が傾斜しているため、スポーティな印象が強調されています。

リア

リア回りのデザイン変更も最小で、控えめにリアバンパーやアンダーガードのラインが変更されているだけです。

ショルダーラインがリアエンドで軽くキックアップしており、小さなリアウィンドウと相まって軽快なイメージを演出しています。これにどっしりとした大きなリアコンビランプが加わることで、スポーティでダイナミックなBMWの世界を表現しています。

前期型のなんとなく元気の無い凡庸なデザインから、精悍でモダンな若々しいスタイリングに生まれ変わっています。僅かな変更でこれだけイメージをリフレッシュできるデザイナーの手腕を感じるとともに、前期型の大きなウィークポイントはフロントフェイスだったんだと痛感させられます。

BMW X3 xDrive 20d 後部画像 BMW X3 MSport 後部画像
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内装

スタイリッシュな外観でありながら優れたパッケージングが行われているため、室内空間には適度な広々感があります。

シンプルで上質なインテリアが与えられています。前期型からデザインは大きく変わりませんが、金属素材やプラスチック、木目などの素材を見直す事で、グッととモダンな印象に生まれ変わりました。またメーターは大きく見やすい合理的なデザインになり、使い勝手も良好です。

Mスポを選ぶ事で、専用の太い本革巻きステアリングが装備されます。このステアリングにはしっとりとした上質な感触があり、いつも触れている部分という事もあって、車自体の質感を大きく高めてくれます。

BMW X3 xDrive 20d 内装画像

前席シートはサイズが大きく厚みもたっぷりとしています。あたりはソフトですが、がっちりと身体を支える快適な座り心地です。

後席は前席と比べると厚みが少し薄く平板な形をしています。そのため、後輪のショックを感じやすく長距離では疲れそうです。リクライニングやスライド機構も装備されません。

後席のシートバックは4:2:4で分割可倒が可能で、スペース効率と使い勝手は良好です。荷室の容量も十分で、4人家族で1泊旅行くらいなら十分にこなせる広さを持ちます。

車内の静粛性は高く、ロードノイズや風切り音の進入は少なめです。

BMW X3 xDrive 20d シート画像
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エンジンとミッション

2L直列4気筒DOHCディーゼルエンジンに、8速ATが組み合わされます。
エンジンは、184ps/4000rpmの最高出力と、38.7kgf・m/1750-275d0rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、18.6km/lとなります。

車両重量は1840kgとセダンの320dより重いのですが、トルクが11.2kgも高められているため必要十分以上のパワーがあります。パワーの出方はスムーズかつリニアで、1820kgの重量級ボディを事も無げにスルスルと加速させてきます。

組み合わされる8速ATとの相性も抜群で、段付き感の少ないスムーズな加速をみせます。

ただ、小さなエンジンを使って大きなボディを引っ張っているため、トランスミッションはエンジン回転を常に高めに維持しようとします。そのため、エンジンのバイブレーションが高くなり、車内に不快な振動が侵入してきます。セダンの20dよりもトルクが向上している事もあり、エンジンノイズは若干高めです。

大きなボディに合わせてブレーキの強化も行われており、しっかりとした踏み心地を伴ったリニアな効きごたえのブレーキフィールです。

このディーゼルエンジンは車外で聞くとガラガラとトラックのようですが、車内では遮音が効いておりそれほど不快なものではありません。
また、一旦走り出してしまえば驚く程スムーズなサウンドに変化します。ただ、X3はセダンより大きなトルクを発生させているため、若干セダンの方がエンジン音は静かです。

アイドリングストップの復帰は振動が大きめで少し気になりました。

足回りとハンドリング

前輪にダブルジョイントストラット式サスペンション、後輪には5リンク式サスペンションが装備されます。
前後ともにスタビライザーで強化されています。

BMWの文法に則り前後重量配分はほぼ50:50です。このX3に関していえば、重いディーゼルエンジンをフロントに搭載しているにも関わらず、少しリアの方が重いくらいです。そのおかげでキビキビとした素直なハンドリングと、直進とコーナーでの高い安定性を得ています。コーナリングでは適度なロールを発生させながら、ドライバーの意思に忠実な旋回をしていきます。

320dよりサスストロークが長く車重も重いため、適度に引き締まった上質な乗り心地を持ちます。

低速ではゴツゴツと段差を拾う傾向がありますが、速度が上がるとサスがしなやかに動きだし、姿勢変化の少ないフラットな身のこなしを見せます。

評価のまとめ

メルセデスベンツと較べると20万円ほど安いディーゼルシステムが採用されています。安いからといって性能に大差があるわけではありません。
ランニングコストを下げるためにディーゼルエンジンを選んでも、車両本体価格が高ければあまり意味がありませんので、この安さは単純に嬉しいです。

X1と違いこのX3は、後輪駆動の3シリーズがベースですから、伝統的なBMWらしい乗り味も楽しめます。

そんなにラフロードは走らないけど、SUVのおしゃれな外観とBMWの乗り味を同時に楽しみたいという方にオススメの一台です。

価格

価格 | 6,580,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

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