「トヨタRAV4」VS「ホンダCR-V」!|違いを徹底比較|あなたにピッタリな車はどっち?

RAV4とCR-Vを比較

「トヨタRAV4」と「ホンダCR-V」は、どちらもミドルクラスに分類される「クロスオーバーSUV」です。初代モデルの登場は「トヨタRAV4」の方が若干早くて1994年。「ホンダCR-V」はその翌年の1995年に出てます。

どちらも乗用車ベースのモノコックボディに、たくましいクロカン風ボディをかぶせたお気楽なSUVという成り立ち。SUVといってもベースが乗用車なんで、乗り心地がよく、ボディもコンパクトで街乗りにピッタリっていうのが魅力です。「本格的なクロスカントリーには行かないけど、見た目だけのかっこよさは欲しい」なんて当時の若者に受けて大ヒットになってました。価格もリーズナブルでしたしね。

それから25年あまりが過ぎ、5代目となった現在でも両車の立ち位置というかコンセプトは近いです。ただし、ボディがひとまわりデカくなった分、「コンパクトSUV」というジャンルには入ってません。価格もそれ相応に高くなり、乗り味も上質になってます。いわゆる「ミドルクラス」って括りです。

今回はそんな「トヨタRAV4」と「ホンダCR-V」の違いを比較して、どっちがどんな人に向いているのか詳しく解説していきます。「両車を比較してどっちを買ったらいいのか迷ってる」なんて人はぜひ参考にしてください。

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「トヨタRAV4(5代目)」と「ホンダCR-V(5代目)」を比較すると

「トヨタRAV4(5代目)」と「ホンダCR-V(5代目)」を比較すると、どちらもミドルクラスSUVでボディサイズも大体同じ。グレード構成もよく似ていて、大まかにハイブリッド車とガソリン車に二分されてます。

ただし「ホンダCR-V」は、「トヨタ・ハリアー」をライバルとして開発されているので若干価格が高め(ハイブリッドの最上級モデルだと「CR-V」が4,441,800円なのに対して、「RAV4」は3,888,500円)。シート構成も「CR-V」には「5人乗り2列シート」と「7人乗り3列シート(ガソリン車のみ)」がありますが、「RAV4」は「5人乗り2列シート」の1種のみです。

外観と内装について

RAV4とCR-Vのフロント

なにかと似たところの多い「トヨタRAV4」と「ホンダCR-V」ですが、見た目の印象は結構違います。

ゴツゴツとした力強さを前面に押し出す「トヨタRAV4」に対して「ホンダCR-V」は、SUVらしい力強さを残しつつも、アメリカンな大らかさとかホンダらしい都会的な感じが効いてます。

内装の雰囲気もかなり違っていて、「トヨタRAV4」はメタル素材を活かした直線的デザイン。道具感を強調しながらも、ソフトパッドや木目素材によってクラスにふさわしい上質感を表現してます。

一方の「ホンダCR-V」は、ホンダお得意のバタ臭いかっこよさが魅力。木目調パネルは素材の風合いを表現したおしゃれなデザインで、輝度の高いメタリック素材と組み合わされて、なんともいえない大らかな上品さを出してます。一昔前のホンダデザインと違って、かなり大人っぽいです。

プラットフォームについて

「トヨタRAV4」と「ホンダCR-V」は一応「SUV」というジャンルに入りますが、頑丈な「ラダーフレーム構造」にはなってません。乗用車のコンポーネントを活かした「モノコックボディ」を採用してます。ラダーフレーム構造ならではのタフさはありませんが、乗り心地の良さや運動性能、燃費の良さなら断然こっちです。

「トヨタRAV4」が使うのはミドルクラスセダン「カムリ」と同じ「GA-Kプラットフォーム」。新しい「レクサスUX」も同じプラットフォームを使っており、全体の作りも「RAV4」にかなり近い成り立ちです。

一方の「ホンダCR-V」は「10代目シビック」由来の新世代プラットフォーム。ただし「ホンダCR-V」との共用部分は少なめで、「CR-V」専用といってもいいくらいの仕上がりになってます。

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スタイリングを比較

「トヨタRAV4」と「ホンダCR-V」のボディサイズを比較すると、「トヨタRAV4(ハイブリッドG)」が「全長4600mm全幅1855mm全高1685mm」。「ホンダCR-V(ハイブリッド EX マスターピース)」が「全長4605mm全幅1855mm全高1690mm」でほとんど同じ。わずか数ミリ程度の違いしかありません。どちらも「スバル・フォレスター」や「マツダ・CX-5と比べれば若干大きめです。

ホイールベースは「トヨタRAV4(ハイブリッドG)」が「2690mm」で、「ホンダCR-V(ハイブリッド EX マスターピース)」が「2660mm」。3cmほど「RAV4」が長いです。ホイールベースが長いとサイドビュー(横からの見た目)が伸びやかになったり、高速走行で乗り心地がフラットになったりといったメリットがあります。

「トヨタRAV4」のスタイリング

「トヨタRAV4」のスタイリングは、SUVらしいゴツゴツした形です。北米をターゲットに開発されているため、アメリカンSUVらしいマッチョな雰囲気もあります。

トヨタRAV4のフロント

フロント周りの造形は直線を基調にしてますが、ちょっと要素が多めで煩雑な感じ。まあ、それが良い意味でSUVらしさに繋がっているってのもあるんで、これはこれで良いと思います。トヨタの大きなマークがフロントボンネット先端にあり、ちょっと「CH-R」っぽいです。ただし、「アドベンチャー」グレードの場合はトヨタのマークがグリルの中央に移動するんで、兄貴分のプラドとかハイラックスを彷彿とさせます。個人的には「アドベンチャー顔」の方が力強くて好きです。

サイドビュー(横からの見た目)は、ホイールハウスの八角形や、明確な線でパキッと入れられたキャラクターラインによって力強くスポーティな感じ。

トヨタRAV4のリア

リア周りは、フロント周りと比較すればかなり抑えたデザインになってます。直線を活かしたカチッとしたデザインで、メカニカルな印象。三菱の「アウトランダー」に似てるなあと思いましたが、「RAV4」の方がより引き締まってます。

「ホンダCR-V」のスタイリング

「ホンダCR-V」のスタイリングには、「RAV4」のようなゴツゴツ感はありません。おおらかな線を基調にデザインされていて、なんというか、都会的なかっこよさがあるんですよねえ。もちろん、北米市場で好まれそうなマッチョさも出てるけど、「RAV4」と違って大人っぽいんです。

ホンダCR-Vのフロント

フロント周りは、「RAV4」と比較すれば抑え気味のデザイン。なめらかな線を活かした上品な仕上がりです。グリル(メッキバー)のデザインがちょっと強引な感じもしますが、ホンダのデザイナーは何故かこんな感じが好きみたい。

サイドビューは、「RAV4」と違ってなめらかな曲線を多様しているので、伸びやかな印象です。ルーフエンドが「RAV4」より後ろに伸びていて、どっしりとした落ち着きがありますねえ。逆に「RAV4」には、クーペライクな軽快感があります。

ホンダCR-Vのリア

リア周りは、カチッとした印象の「RAV4」と違って、伸びやかでむっちりとしたデザイン。どっしりとした安定感があります。

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インテリアを比較

「トヨタRAV4」の室内容積は、「室内長1890mmx室内幅1515mmx室内高1230mm」。

これに対して「ホンダCR-V」の室内容積は、「室内長1970mmx室内幅1550mmx室内高1185mm」。「ホンダCR-V」の方が前後に80mmも長く、幅が35mm広い、逆に高さは45mm低いです。

「トヨタRAV4」のインテリア

トヨタRAV4の内装

高さ方向に余裕があるせいで、「トヨタRAV4」の見晴らしはとっても良いです。直線的なボディラインと相まって、ボディの見切りも良好。「ホンダCR-V」と比較すれば、前後、左右がちょっとばかり小さいはずですが、そんな感じはありません。前後席ともに広々としてます。

ドアミラーがAピラー(一番前の柱)の根本じゃなくてドアの途中から生えているので、斜め前方の死角が少ないです。Cピラー(前から3番目の柱)とDピラー(一番うしろの柱)もドライバーから見ると細く、視界をあんまり邪魔しない設計になってます。

運転席周りは直線を基調にした道具感あふれるカチッとしたデザイン。ソフトパッドにメタリックパーツが組み合わされ、クラスにふさわしい上質感があります。小物入れがたくさんあるんで、使い勝手が良いですねえ。「アドベンチャー」グレードは、オレンジのステッチにオレンジの加飾パネルが組み合わされ、若々しいポップな仕上がりになってます。最近流行りのこういう演出は、楽しくなるんで大好物です。「次の日曜日はどこで遊ぼうかな」なんてウズウズしちゃいます。

シート

トヨタRAV4のフロントシート

「トヨタRAV4」のシートはファブリック(布製)と合成皮革の2種。「アドベンチャー」は合成皮革にステッチ(オレンジ)の入った専用シートになります。

CR-Vには本革シートがあるけど、RAV4は上級グレードでも合皮どまり。といっても質感が良いんで、ぱっと見では見分けられないです。シートの作り自体もしっかりとしたもので、座り心地も上々。大きくサイドサポートが張り出していて、CR-Vよりもホールド感があると思いました。

セカンドシートは平板な形状だけど、クッションのストロークは十分。CR-Vより高さ方向に余裕があるので、頭上空間は広いです。明るく広々としてます。足元空間も大きくて、同クラス上級セダンと比較しても遜色ないレベルです。

ラゲッジ

トヨタRAV4の荷室

ラゲッジスペース(荷室)は、クラス最大級の580リッター。奥に深く、幅が広く、さらに高さもあるんで使い勝手が良いです。リアシートの背もたれは、シート肩部分の左右にあるレバーで簡単に折りたためます。折りたたんだ後は、ラゲッジスペースの床と繋がって広大な荷室を作ります。

最近は誰でも大概スマホを持ってますが、ゲームや動画視聴をやってるとすぐに電池が無くなっちゃうんですよねえ。そんな時にあると便利なのが「USB端子」。RAV4にはなんとこれがセンターコンソールの中に2個と後席に2個、合わせて4つもあるんです。

その他にもアウトドアに欠かせない「アクセサリーソケット(DC12V)」が、ラゲッジと前席にそれぞれ1個ずつあります。

「ホンダCR-V」のインテリア

ホンダCR-Vの内装

「トヨタRAV4」と「ホンダCR-V」を比較すると、どちらもクーペライクなシルエットですが、見晴らしは「トヨタRAV4」の方が良いです。

「ホンダCR-V」はダッシュボードが若干高く、グラスエリアの上下幅も小さく感じちゃいます。Aピラーの根本に大きなドアミラーが直接付いているので、斜め前方の視界も大きめです。まあ、その分、「ホンダCR-V」には適度な囲まれ感があるともいえますが。コックピットからの見晴らしは、SUVというより乗用車に近いです。

北米向けに開発されたモデルだけあって、デザインはおおらかで伸び伸び。これに日本車らしい仕上げの良さやホンダらしい都会的センスが加わって、いい感じです。ちょっと前のホンダ車にあった子供っぽさもすっかりなくなって、先代よりかなり上質に見えます。

シート

ホンダCR-Vのフロントシート

CR-Vのシートは、ファブリックと本革(マスターピース専用装備)の2種。

フロントシートは体圧が集中しがちで、ホールド感は控えめ。頭上空間は乗用車的で、SUVやハイト系ワゴンのような広々感は無いです。といっても、CR-Vで悪路をガンガン走るような人はいないでしょうから、これはこれで別にいいかな~って思います。それでも、もっと頭上空間を広げたいという人には、RAV4の方がオススメです。

セカンドシートはサイズが大きく、足元空間にも余裕があります。頭上空間はフロント同様乗用車レベル。それでも、必要十分な容量はあるんで実用上の問題は無いです。「シートを後ろにスライドさせて、さらに足元空間を広げる」なんてこともできます。足元空間の大きさなら、CR-VもRAV4もどちらもいい勝負だと思います。

「トヨタRAV4」には「5人乗り2列シート」しかありませんが、「ホンダCR-V」のガソリンモデルには「7人乗り3列シート」もあります。ただし、このサードシートは非常時に引っ張り出して使う「エマージェンシーシート」です。サイズ、空間ともにミニマムで、中長距離ドライブには向きません。

CR-Vには標準で「インターナビ ETC2.0車載器」や「左右独立温度コントロール式フルオート・エアコンディショナー」、「運転席8ウェイパワーシート」とか「運転席4ウェイ電動ランバーサポート」、「運転席&助手席シートヒーター」など色々な豪華装備が付いてます。まあ、その分「RAV4」よりちょっとだけ高価になってますけど。

ラゲッジ

「ホンダCR-V」のラゲッジ(荷室)は、「トヨタRAV4」よりひとまわり小さい472リッター。それでも床が低くフラットなので使い勝手は良いです。テールゲートは電動式で、軽くスイッチに振れるだけで作動します。

ラゲッジの左右には小さなレバーがあって、これを操作するだけで簡単にシートの背もたれが折り畳めます。折りたたむとラゲッジの床と繋がって大きな荷室を作るのは、RAV4と同じです。

USBの端子はRAV4の半分で、セカンドシートの左右にひとつずつ。「アクセサリーソケット(DC12V)」 は、フロント、センターコンソール、ラゲッジの3箇所で、RAV4の2箇所より多いです。

動力性能を比較

「トヨタRAV4」と「ホンダCR-V」のパワートレーンは、どちらもガソリン車とハイブリッド車の2本構成。駆動方式も同じで、FFとそれをベースにした4WDがあります。

「トヨタRAV4」のパワートレーン

ガソリン車(アドベンチャー・4WD・5人乗り)

1986ccの直列4気筒エンジンに、CVTの組み合わせ。フルタイム4WD。
動力性能は、最高出力171ps/6600rpm、最大トルク21.1kgf・m/4800rpm。

車両重量1630kg。

RAV4に搭載されるガソリンエンジンは、ハイブリッド用も含めてどちらもカムリの「ダイナミックフォースエンジン」です。

重量級ボディを引っ張るエンジンとしてはやや物足りないスペックですが、「Direct Shift-CVT」のおかげでまあまあ活発に走ります。普通のCVTに発進用のギアを付けているので、出足が力強いんですよねえ。発進用ギアからCVTへのつながりには、軽いショックを伴いますが、それがかえってトルコン式ATのような小気味よさを生んでます。といってもシフトショックはその1回だけです。そこからは普通のCVTに切り替わって、なめらかな無段階変速に移ります。

ハイブリッド車(ハイブリッドG・4WD・5人乗り)

2487ccの直列4気筒エンジンに電気モーター、CVTの組み合わせ。フルタイム4WD。
エンジン、最高出力178ps/5700rpm、最大トルク22.5kgf・m/3600-5200rpm。
電気モーター、最高出力128ps、最大トルク32.9kgf・m

車両重量1690kg。JC08モード燃費、25.8km/l。

2.5リッターエンジンに電気モーターを組み合わせ、前輪を駆動。もしくはそれをベースにして4輪を駆動します。

このハイブリッドに使われてるガソリンエンジンは、スペック的にはガソリン車用の2.0リッターエンジンとそんなに変わりません。ただし、低い回転からフラットなトルクが発生するように調教されているんで、低速での力強さが違います。もちろん、ハイブリッドには強力な電気モーターのアシストもあるんで、実際の力強さは段違い。とてつもなく速い車です。

高速巡航からの再加速も得意科目で、ちょっとアクセルを踏み込むだけでグイグイと加速しちゃいます。しかも、その時の加速音はかなり静か、風切り音もよく抑えられていて、「ああ俺はいい車に乗っているんだなあ」なんて夢見心地な気持ちになります。

ただし、エンジンや回生ブレーキのフィールは無機質で、自動車を操る実感というか喜びは希薄。「あくまでも安楽に長距離を移動する車だなあ」と思いました。

「ホンダCR-V」のパワートレーン

ガソリン車(CR-V EX マスターピース・4WD・5人乗り)

1496ccの直列4気筒DOHCターボエンジンに、CVTの組み合わせ。フルタイム4WD。
動力性能は、最高出力190ps/5600rpm、最大トルク24.5kgf・m/2000-5000rpm。

車両重量1610kg。JC08モード燃費、15.0km/l。

1.6tあまりの重量級ボディに1.5リッターエンジンと聞くと「え?大丈夫?」って感じがしますが、街中など平坦路を流すくらいなら十分。必要最小限の動力性能はあります。吹け上がりのフィールも気持ち良いです。「トヨタRAV4」と比較すれば、車重が多少軽く、より低い回転から大きなトルクを発生します。といってもそれは、乗り比べて始めて分かる程度の違いです。

低速からしっかりととターボの掛かるダウンサイジングターボで、自然吸気エンジンに換算すればトルク感は2.5リッターくらい。まあ、もちろん、人や荷物を満載して山坂道にくりだせば、パワー不足は否めません。湧き上がるような加速感も無いです。

どんな場所でも流れを引っ張ってグイグイと走りたいなら、素直にハイブリッド車を選んでください。このあたりの事情は「トヨタRAV4」も同じです。

ハイブリッド車(CR-Vハイブリッド EX マスターピース・4WD・5人乗り)

2000ccの直列4気筒DOHCエンジンに、CVTの組み合わせ。フルタイム4WD。
ガソリンエンジン、最高出力145ps/6200rpm、最大トルク17.8kgf・m/4000rpm。
電気モーター、最高出力184ps、最大トルク32.1kgf・m。

車両重量1700kg。JC08モード燃費、25.0km/l。

2.0リッターガソリンエンジンに、2つの電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」で4輪を駆動。RAV4とかプリウスはエンジンと電気モーターを複雑に組み合わせてタイヤを駆動しますが、CR-Vは主に電気モーターを使って走ります。エンジンは走行のために必要な電気を発電するのが仕事です。ただし、高速巡航時は、エンジンを直結させてタイヤを駆動することもあります。要するにエンジンと電気モーターで得意な分野を分け、役割分担しているわけです。

この手のハイブリッドのデメリットとして、「大してアクセルを踏んでいるわけじゃ無いのに、エンジン回転だけが勝手に高まる」なんてのがあります。まあ、簡単に言うとドライバーのイメージとエンジン音が合わないんです。そのあたりについてはホンダも分かっているらしく、「SPORT HYBRID i-MMD」のエンジン音と車速、アクセル開度に不自然な感じはありません。

電気モーターならではの太いトルクで、出足はグイグイと加速。そこからさらにアクセルを踏み込んでも、エンジンは始動しません。静かでなめらかな加速がずーっと続きます。このあたりの気持ち良さは、RAV4には無いCR-Vだけの美点です。

中速域ではRAV4と違ってエンジンのアシストが無いので、多少パワーが不足するかなと思ったけど、普通に走る分には全然気になりません。数値以上に力強い感じです。普段は電気モーターだけで走っているから、アクセルの反応も抜群。ちょっと踏み込みだけでスッとノーズが前に出ます。

発電する時と高速巡航時にエンジンが始動するのは前に言った通り。その分、エンジン回転が高まりにくいので(もしくは無音)、加速は静かでスムーズ、とにかく上質感のあるシステムです。

ハンドリングを比較

「トヨタRAV4」のハンドリング

ガソリン車(アドベンチャー・4WD・5人乗り)

ガソリン車はハイブリッド車に比べると軽量で鼻先も軽いため、ハンドリングが素直。タイヤの力を使って無理やり曲げるような感じは無いです。後輪には走行状況に応じて左右のタイヤにトルクを配分する「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が付いてるけど、これも間違いなく曲がりやすさに貢献してます。

CR-Vと同じで、快適なオンロード性能とそれなりのオフロード性能を両立してるってのが、この手の車の魅力なんですねえ。

最小回転半径は5.7m。ボディが大柄なんでちょっとばかり大回りですが、まあ、見晴らしが良いんでそんなに気になりません。

ハイブリッド車(ハイブリッドG・4WD・5人乗り)

ハンドリングは弱アンダーで、ちょっとだけスロー。ステアリングを切ると、少し遅れてノーズが向きを変えます。鼻先がガソリン車より多少重いので、その分、軽快感は抑え気味になってます。

ロールが適度に抑えられていてパワーもあるので、結構走りは良いです。コーナーの続く山坂道に持ち込んでも、むやみに上屋をゆすられることはありません。ただし、CH-Rのようなキビキビとした軽快感は少なめ。北米を主要マーケットにして設計された車なんで、どちらかといえばゆったりとした鷹揚さが持ち味なんです。

最小回転半径は5.5m。ガソリン車より小回りが効きます。ボディの隅がよく見える設計で、見晴らしも良いので、サイズの割に意外と運転はしやすいです。

「ホンダCR-V」のハンドリング

ガソリン車(CR-V EX マスターピース・4WD・5人乗り)

CR-Vのハンドリングは、RAV4よりもさらにゆったりとしています。しっとりとした重みと安定感がある、大人のSUVって感じです。

ただし、CR-Vのハイブリッド車と比較すれば、車重が軽いのでその分ステアリングフィールも軽め。ハンドリングの傾向も素直で、ステアリングを切った分だけ忠実に向きを変えます。

ハイブリッド車(CR-Vハイブリッド EX マスターピース・4WD・5人乗り)

ハイブリッド車には、ガソリン車よりさらにしっとりとした重厚感があります。素直な動きをするのはガソリン車と変わりません。嫌な雑味が無く、とにかく爽やかなハンドリングフィールです。

ハンドリングフィールを軽快感から重厚感のある順に並べると、「RAV4(ガソリン車)」→「RAV4(ハイブリッド車)」→「CR-V(ガソリン車)」→「CR-V(ハイブリッド車)」って感じになります。

乗り心地を比較

「トヨタRAV4」の乗り心地

「トヨタRAV4」の足回りは、前「マクファーソンストラット式サス」、後「ダブルウィッシュボーン式サス」の構成。タイヤサイズは「アドベンチャー」が「235/55R19」。「ハイブリッドG」が「225/60R18」です。

ガソリン車(アドベンチャー・4WD・5人乗り)

RAV4は大きな19インチタイヤを履いてますが、大型SUVのようなドタドタ感はありません。乗り心地も快適で、ベースとなったカムリに近い感じ。もちろん目線は高いけど、SUV独特のクセはほとんど無いです。

ガソリン車にしてはエンジン音もよく抑えられていて、静粛性が高いと思いました。音色自体もスッキリ系で、耳障りが良いです。

ハイブリッド車(ハイブリッドG・4WD・5人乗り)

カムリ由来の新世代プラットフォーム「GA-K」はボディ剛性がびっくりするほど高くで、ちょっとやそっとじゃびくともしないです。路面からの衝撃をしっかりと受け止めて、余計な雑味をほとんど残しません。

「アドベンチャー」より一回り小さなタイヤを履いていることもあって、RAV4の乗り心地はとってもまろやかになってます。これにハイブリッドならではの静かさが加わるんで、本当に楽ちんで疲れにくい車だなあと思いました。

「ホンダCR-V」の乗り心地

「ホンダCR-V」の足回りは、前「マクファーソンストラット式サス」、後「マルチリンク式サス」の構成。タイヤサイズは前後ともに「235/60R18」です。

ガソリン車(CR-V EX マスターピース・4WD・5人乗り)

RAV4とCR-Vの乗り心地を比べると、CR-Vの方には少しだけゆったりとした重厚感があります。

CR-Vのガソリン車とハイブリッド車と比べれば、ガソリン車のほうが車重が軽い分。多少落ち着きの無い動きをしますが、基本的には同系統の乗り味です。

ハイブリッド車(CR-Vハイブリッド EX マスターピース・4WD・5人乗り)

荒れた路面ではゴツゴツとそれなりに衝撃を車内に伝えちゃいます。不快な雑味もいなしきれて無い感じです。大きな18インチを履いているんで、多少は仕方ないのもありますが、このあたりはRAV4の方が優れてます。

ただし、そこそこきれいな路面に出ると、打って変わって路面にピターっと吸い付き始めます。まさに水を得た魚って感じで、動きもフラットに。しっとりとした重厚感を伴ってヒタヒタと走り抜けるんです。

ヴェゼルのようなキビキビ感は薄いですが、高速道路を静かに安定したまま走り抜ける、グランツーリスモ的な色合いが強いと思いました。

価格を比較

「トヨタRAV4」と「ホンダCR-V」の価格を比較を比較すると、「トヨタRAV4(ガソリン車)」の最廉価グレード「X(FF・5人乗り)」が「2,656,500円(消費税込み)」。

「ホンダCR-V(ガソリン車)」の最廉価グレード「EX(FF・5人乗り)」が「3,290,100円(消費税込み)」で、単純に計算すると「633,600円」もCR-Vの方が高いです。

これはハイブリット車も同じで、「トヨタRAV4(ハイブリッド車)」の最廉価グレード「ハイブリッドX(FF・5人乗り)」が「3,261,500円(消費税込み)」。

これに対して「ホンダCR-V(ハイブリッド車)」の最廉価グレード「ハイブリッドEX(FF・5人乗り)」が「3,854,400円(消費税込み)」で、CR-Vの方が「592,900円」も高いです。

この価格差ははじめから標準装備されている装備類の違いもありますが、一番大きいのは車格自体の違いです。RAV4とCR-Vはサイズ的にほとんど同じなんで、一見ライバル同士に見えます。ところが、CR-Vとガチンコのライバル関係になるのは、RAV4より上級となる「ハリアー」なんです(ハリアーはRAV4をベースに設計されたちょっとだけ上級のモデル)。

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)