新型 ホンダ N-BOX カスタム ターボ【試乗評価】ノーマルボディの道具感を生かした厳つい外観 [DBA-JF2]

今回は「新型 ホンダ N-BOX カスタム G ターボ Lパッケージ」を試乗レポートいたします。
N-BOXカスタムは、2011年に発売されたブランニューモデルです。

ホンダN-BOXカスタムターボフロント画像

このカスタムはノーマルボディのN-BOXに、エアロパーツなどで加飾が施されたスタイリッシュなカスタムモデルです。

自然吸気エンジンのN-BOXについては、「【試乗レポート】新型 ホンダ N-BOX」のページをご覧ください。

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外観

全長2180mmX全幅1350mmX全高1400mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2520mmとなります。

プレーンな印象のノーマル「N-BOX」にメッキモールドや、派手なエアロパーツで加飾が施され、いかついゴツゴツした印象の車に生まれ変わっています。

フロント周りには、専用ヘッドライトやグリル、専用フロントバンパーが装備されています。特に薄くなったヘッドライトと、いかついゴージャスなグリルが印象的です。これだけで随分と表情が違って見えるのが不思議です。

サイドは、サイドアンダースポイラーが装備され、車高が少し低くなってスポーティな雰囲気です。N-BOXならではの道具感と相まって、男らしいラギッド感が感じられます。

リア周りには、ルーフスポイラー、リアアンダースポイラーに加えて、専用リアコンビランプと、大型化されたメッキモールドが装備されています。控えめながら、「ワル」な雰囲気たっぷりのリアビューです。

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内装

ホンダN-BOXカスタムターボ内装画像 ホンダN-BOXカスタムターボAT画像

シンプルで清潔感のある明るい内装のN-BOXと比べると、カスタムの内装色はブラック基調で男らしい雰囲気です。

ホンダN-BOXカスタムターボステアリング画像

大型3眼メーターのフードには、シルバーで縁取りが施されおりスポーティで使いやすいデザインです。

スライドドアが装備されていることもあり、使い勝手は良好です。

ホンダN-BOXカスタムターボ前席画像

前席シートは平板なベンチ型シートが採用されているため、体へのフィット感が今ひとつですが、サイズや厚みは適正でしっかりとした構造のシートです。短距離(20km程度)の使用なら問題ありません。

ホンダN-BOXカスタムターボ後席画像

後席シートは、シートバックの高さが不足しており、クッションも薄く硬めの座り心地です。また、リアサスが衝撃を伝えやすいため長時間の使用は疲れそうですが、軽自動車の使用シーンを考えれば問題の無いレベルです。

車内の遮音性が低く、ロードノイズや風切り音が頻繁に侵入してきます。静粛性は低めですが、巡航中のエンジン音自体は静かです。

荷室は前後長が短いものの、高さ方向にたっぷりとした余裕があるので、買い物程度であれば十分な広さです。また、後席シートバックを倒すことで、大きな荷室として使うことも可能です。

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エンジンとミッション

658cc 3気筒 DOHC ターボエンジンに、CVTが組み合わされます。
エンジンは、64ps/6000rpmの最高出力と、10.6kgf・m/2600rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、20.8km/lとなります。車両重量は1030kgです。

低速からしっかりとしたトルクが出ているため、街中はもとより、合流や坂道などでも力不足は感じられません。

高速走行でも騒々しくがなりたてるような事もなく、コンパクトカーのように巡行することができます。

組み合わされるCVTは、アクセルオフでの減速感が強く、慣れるまではギクシャクしてしまうかもしれません。ただ、機械式ブレーキの制動感が弱いので、これくらいエンジンブレーキが効いた方が安心です。

アイドリングストップが頻繁にオンオフされるので、気になる人は始めからオフにしておいた方がいいでしょう。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソンストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

ハンドリングはスローでゆったりとした特性ですが、ハイト系ワゴンにしては素直で自然な操舵感で、違和感はありません。

背の高いハイト系ワゴンボディにソフトな足回りが組み合わされているため、ふわふわとした柔らかい乗り心地です。
また、ロール感はそれなりにありますが、恐怖を感じるほどではありません。ただし、セダンに比べれば限界は低めです。コーナーの続くようなワインディングでは、ロールが大きくなりボディがふらついてしまいます。

逆に、路面のジョイントでは段差の衝撃をいなしきれず、ガツンっとした鋭い衝撃を後席の乗員に伝えてしまいます。前席では問題ありませんので、リアサスの影響でしょう。

評価のまとめ

乗り心地に関して気になる点がありましたが、小さな軽自動車の全高をここまで上げていれば、多少バランスが悪くなるのは仕方ありません。また、軽自動車は街中主体で使われることが多い車ですので、そう問題になることもないでしょう。

近所の買い物や子供の送り迎え用に、もう一台小さな車が欲しいという人にピッタリな車です。

高速走行や、中長距離単位で郊外の国道を走る機会が多いという人には、安定性や安全性に優れたコンパクトカークラスのフィットをオススメします。

価格

価格 | 1,800,000円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)