新型 スマート フォーツー クーペ ターボ(3代目)【評価レビュー】ターボエンジンの追加によって、街乗りでの使い勝手が向上 [DBA-453344]

今回の【評価レビュー】は「新型 スマート フォーツー クーペ ターボ(3代目)」。
2014年にフルモデルチェンジ(日本市場は2015年)した、コンパクトな3ドアハッチバック。

メルセデスベンツ傘下のコンパクトカーブランド「スマート」が製造販売する、非常に小さなシティコミューターです。

フランスのルノーと共同開発したプラットフォーム(基本骨格)を使い、リアエンジン・リアドライブの個性的な車を成立させています。

2016年には待望のターボモデルが追加され、街乗りでの使い勝手が向上。シティコミューターとしての完成度を高めています。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長2755mmX全幅1665mmX全高1545mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは1875mmとなります。

フロント

凝縮感のある短いノーズに、黒く縁取られた角丸ヘッドライトが装備され、ユーモラスで楽しいフロントフェイスを形づくっています。

サイド

短いホイールベースに大きなタイヤ、前後ギリギリまで切り詰められたオーバーハングによって、チョロQのように個性的で可愛らしいサイドビューを構成。

リア

大きく張り出したリアバンパーに、覆面マスクのようなリアコンビランプが組み合わされた、力強くも楽しいリアエンド。

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内装

シンプルで趣味の良い内装デザイン。あからさまな高級感はありませんが、しっかりと作り込まれたクオリティの高さによって貧乏くささは微塵も感じさせません。

鮮やかなオレンジとブラックのツートンカラーを選択することで、ポップな印象を強調することもできます。

シート

ヘッドレストとシートバックが一体となったローコストなシート構造ですが、がっしりとしたフレームにコシのあるクッションが組み合わされ座り心地は上々です。

荷室

コンパクトなボディにしては意外と荷室容量は大きく、二人なら2泊3日旅行も可能です。

静粛性

ロードノイズ、エンジン透過音ともに侵入を許しますが、会話が楽しめるほどの静粛性は確保されています。

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エンジンとミッション

897cc・直列3気筒DOHCターボエンジンに、6速ATが組み合わされます。
エンジンは、90ps/5500rpmの最高出力と、13.8kgf・m/2500rpmの最大トルクを発揮。

車両重量960kg。JC08モード燃費は、23.1km/l。

エンジン

897ccのツインカムターボ・エンジンで後輪を駆動(RR)。0.9Lツインカムターボの搭載によって日常領域での使い勝手が向上。アクセルを踏み込むとレスポンスよくトルクが湧き上がり、このコンパクトなボディを気持ちよく加速させます。

急な上り坂や加速を必要とする合流ポイントでも、まわりの流れに合わせて十分な加速をすることができます。

トランスミッション

デュアルクラッチ式6速AT(DCT)を装備。ダイレクトで歯切れの良いシフトフィールが気持ち良いです。「D」レンジに入れておくだけで自然なギアチェンジを行います。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはド・ディオン式サスペンションが装備されます。

乗り心地

前・165/65R15、後・185R15のタイヤを装備。

適度に引き締まったスポーティな乗り味(リアサスがちょっと硬め)。極端に短いホイールベースによって、うねりのある路面ではヒョコヒョコと跳ね上げられるような挙動を示します。

高速域での安定性は意外にしっかりしており、比較的フラットな路面ならまっすぐに直進します。

ハンドリング

ゴーカートのような、ダイレクト感あふれるキビキビとしたステアリングフィール(操舵感は軽め)。小さく舵を切るだけで、瞬時にノーズの向きを変えます。

最小回転半径は3.3mと極端に小さく、ビックリするような狭い場所でも簡単に切り返すことができます。

その他

レーダーセンサーによって衝突の危険を感知して音で警告する「衝突警告音機能」や、突然の横風でも車を安定して走らせる「クロスウィンドウアシスト」が装備されます。

【評価レビュー】のまとめ

ドイツ高級自動車メーカー「メルセデスベンツ」が、製造販売する小さなシティコミューター。

リアエンジン・リアドライブの個性的なレイアウトに、短い全長のボディと二人乗りシートが組み合わされます。2016年には待望のターボエンジンが追加され、坂道や合流ポイントでイライラさせられる事も無くなりました。

短い全長を活かした取り回しの良さが最大の魅力で、日本や欧州などに多い狭い路地で最大の効果を発揮します。ただし、日本では日本の道路事情に特化したドメスティックカー「軽自動車」があるため、維持費や税金が高く、車輌もやや割高となるスマートは若干不利な戦いを強いられています。

「街中でキビキビと走れる小さな車を探しているが、軽自動車では物足りない」とか、「小さい車でも、クオリティの高さとかおしゃれなデザインを楽しみたい」といった人にピッタリな車です。

中古車市場では

2017年式「スマート フォーツー クーペ turbo」の極上車で180万円前後(2018年1月現在)。

価格

価格 | 2,260,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)