新型 ダイハツ アトレーワゴン カスタム ターボ RS リミテッド SAⅢ(5代目)【評価レビュー】道具感あふれるタフなヤツ! [ABA-S321G]

ダイハツ アトレーワゴン カスタム ターボ RSのフロント

今回の【評価レビュー】は「新型 ダイハツ・アトレーワゴン カスタム ターボ RS リミテッド SAⅢ(5代目)」。
2005年にフルモデルチェンジした、軽自動車のセミワンボックス(5ドアハッチバック)です。

1998年に登場した先代「アトレー(4代目)」は、日本車離れした個性的スタイリングが大きな魅力でした。

今回のモデルチェンジでは一転して普通の外観となりましたが、セミワンボックス(小さなノーズ)+セミキャブオーバー(エンジンがフロントシートの下にある)という基本構造は変わりません。

ダイハツ自動車が製造販売する軽商用ワンボックス「ハイゼットカーゴ」の乗用車版で、基本となるプラットフォーム(基本骨格)も「ハイゼットカーゴ」と同じです。
実用性を重視した商用車をベースにしているため、室内空間には軽自動車とは思えないほどの余裕があります。

グレード構成は、ターボモデルのみのシンプルな構成。これに装備の違い(ベースグレードもしくはリミテッド)や、駆動方式の違い(FRおよびフルタイム4WD)によって合わせて4つのグレード展開となります。

2017年にはマイナーチェンジが行われ、外装デザインの小変更とともに安全装備の充実や装備品の変更、グレード体型の見直しなどを実施。

この他に、スバル系ディーラーで販売されるOEM供給車「スバル・ディアスワゴン」もありますが、エンブレムやバッジが異なるだけで、中身は「ダイハツ・アトレーワゴン」と全く同じです。

※じっくり読む時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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「新型 ダイハツ・アトレーワゴン カスタム ターボ RS リミテッド SAⅢ(5代目)」の外観

ボディサイズ、全長3395mmX全幅1475mmX全高1875mm。ホイールベース、2450mm。

フロント

「超」短いフロントノーズに巨大な台形型グリル。角型ヘッドライトを組み合わされた、力強いフロントフェイス。この短いフロントノーズのおかげで、物理的な衝突安全性が確保されます。

マイナーチェンジによって、ヘッドライトとフォグランプをLED化。

サイド

四角い大きなキャビンに短いノーズ。小さなホイールをボディ四隅ギリギリにレイアウトした、道具感あふれるシンプルなサイドビュー。商用車ベースのガッシリ感が頼もしいです。

リア

ダイハツ アトレーワゴン カスタム ターボ RSのリア

シンプルなリアエンドに巨大なリアスポイラー。小さなクリアレンズ式テールランプを装備した、ちょいワル感漂う後ろ姿。

テールランプもLED式に改められています。

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内装

ダイハツ アトレーワゴン カスタム ターボ RSの内装

すっきりとしたモダンな室内。メッキモールドやピアノブラック調パネルが配置され、昔の軽ワンボックスのような安っぽさやおもちゃ感は一切ありません。

メーターナセルには、大きな二眼メーターを装備。クッキリとした表示で視認性は良好。右端にはインフォメーションディスプレイを装備。シフトポジションや車輌情報などを表示します。

センタークラスター最上段には、ナビゲーションなどを表示する大型ワイドディスプレイ。中段にはエアコンのコントロールユニットを設置。大きなダイヤル式で手探りでの操作もやりやすいです。

ATセレクターもセンターコンソール中段に設置されます。その分足元には広々とした空間が残り、座ったままで運転席から助手席への移動も簡単です。

助手席トレイやカップホルダー、オーバーヘッドシェルフ(頭上、屋根裏にある大きな棚)など、小物入れも充実。趣味や仕事、子供の送迎や買い物など活用イメージがドンドン膨らみます。

シート

ダイハツ アトレーワゴン カスタム ターボ RSのフロントシート

フロントシートは、クッションの厚み、サイズ感ともにたっぷりとしており快適性が高いです。作りがしっかりしているので、中距離(30km)程度の移動であれば腰が痛くなることもありません。

リアシートには左右に繋がるベンチシートを採用。やや背もたれの高さが足りないものの、足元、頭上空間には十分以上のスペースが広がります。クッションが薄く、形も平板なため、長距離の移動には向きません。

フロントシートのヘッドレストを取って、前後シートを倒せば、広大なフルフラットシートが出現します。フロントシートの座面が一段下がるので、車中で寝る時はこの部分を避けるか、クッションなどを挟み込みこんでさらにフラットにしてください。

荷室

リアシートに大人が座っている状態でも、荷室には広々とした空間が確保されます。家族4人であれば荷物のかさばるキャンプも可能です。

さらにリアシートの背もたれを前に折りたためば、自転車などの大きな荷物も余裕で積み込めます。

静粛性

ロードノイズが大きく静粛性はいまひとつですが、エンジンノイズ自体はクラス標準レベル。

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エンジンとミッション

658cc・直列3気筒DOHCターボエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、最高出力64ps/5700rpmと、最大トルク9.3kgf・m/2800rpmを発揮。

車両重量、1010kg。JC08モード燃費、15.2km/l。

エンジン

658ccのツインカムターボで後輪を駆動(FR)。低速域からフラットなトルクを発生する扱いやすいエンジン。エンジン回転を高めてしっかりとターボチャージャーを効かせてやれば、さらに力強いフィールとなります。街中であれば十分な動力性能です。

お尻の下に3気筒エンジンがあるとは思えないほど静か。エンジンノイズは普通の軽自動車と変わりません。

トランスミッション

トルコン式の4速ATを装備。トルクフルなエンジンを活かしてスムーズで力強い走りを生み出します。低速を重視したセッティングが施されており、市街地ではとても扱いやすいです。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトレーリングリンク車軸式サスペンションを装備。

乗り心地

装着されるタイヤは前後ともに165/65R13。

柔軟なストロークでしっかりと路面の衝撃を吸収しますが、重厚感やしっとりとした質感といったものはありません。良くも悪くも商用車用の足回りといった感じです。

背の高いワンボックスにしては安定性が高く、フラフラとステアリングを取られるようなことはありません。100km/h程度までであれば、それなりに真っ直ぐ進みます。

ハンドリング

フロントミッドシップに搭載されたエンジンとFRレイアウトによって、前後重量配分は50:50に近い理想的な数値。穏やかロールを伴う自然なハンドリングを生み出します。といってもスポーツカーのように限界値が高いわけでは無く、あくまでも実用的な道具としてのフィールに終始します。

最小回転半径は4.6m。狭い場所でも簡単に切り返すことができます。

先進安全技術

ステレオカメラを使った「スマートアシストⅢ」を装備。歩行者や車両との衝突を予測して警告、および衝突回避、もしくは被害軽減を行います。

【評価レビュー】のまとめ

「ダイハツ アトレーワゴン カスタム ターボ RS リミテッド SAⅢ(5代目)」は、軽商用車バン「ハイゼットカーゴ」をベースに、快適装備やスポーティなカスタムパーツをおごった乗用車タイプの軽セミワンボックス(5ドア)。

キャブオーバータイプの商用車をベースにしているため、室内にはクラス最大級の広大なスペースが広がります。組み合わされるパワーユニットはターボエンジンのみ。1tあまりのボディを力強く加速させるには十分です。

フロントミッドシップによる理想的な前後重量配分と、FRレイアウトによってステアリングフィールは意外と素直。といってもスポーツカーのような過激な走りが楽しめるわけではありません。

上質感や運転する喜びは希薄ですが、車を道具と割り切ってガンガン使うなら、これほどふさわしい車はないでしょう。

「家族や荷物を沢山積んで近場を走ることが多い」とか、「仕事や趣味で使う実用車を探しているが、コストはなるべく抑えたい」といった人にピッタリな車です。

中古車市場では

2017年式「ダイハツ・アトレーワゴン カスタム ターボ RS リミテッド SAⅢ」で150万円前後。2014年式「ダイハツ・アトレーワゴン カスタム ターボ RS リミテッド」で110万円前後となります(2018年7月現在)。

新車価格

1,652,400円(消費税込み)

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akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

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現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)

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