新型 ポルシェ マカン S【試乗評価】兄貴分のカイエンを凌ぐバランスの良さ [ABA-95BCTM]

今回は「新型 ポルシェ マカン S」を試乗レポートいたします。
ポルシェマカンは、2014年に登場したブランニューモデルです。

アウディQ5をベースに開発されており、ボディの1/3を共有しています。

スポンサーリンク

外観

全長4680mmX全幅1925mmX全高1625mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2805mmとなります。

先行して発売されたカイエンより、ひとまわり小さく引き締まったスタイリングです。カイエンが登場した時は、見慣れないポルシェ製のSUVという事もあり、妙な違和感がありましたが、このマカンではカイエンで見慣れているせいもあり、また、実際にボディもスポーティで洗練されているので違和感はまったくありません。

フロントフェイスは、大口径のバンパーとティアドロップ型のヘッドライトが与えられ、ポルシェらしいスポーティなデザインに仕上がっています。

サイドビューは、ポルシェ911と共通するモチーフがあちこちに施され、確かにポルシェファミリーだといえる躍動感のあるスタイリングです。
特に、フロントノーズ、クーペライクなキャビン、Dピラーの形状にその色が強く表れています。

リアビューは、911のようにキャビンが小さく絞り込まれ、フェンダーが張り出した、力強く大地を踏みしめるイメージのデザインです。
さらにリアコンビランプも、911に通じるような緩やかな曲線による細長い形状が与えられています。

カイエンと違い「上手く911のデザインをSUVに落とし込んだな」と感じさせる違和感のないデザインです。

スポンサーリンク

内装

ドライビングメーターは、今までのポルシェのイメージとは少し違う、見やすい3眼タイプが装備されています。
内装全体の仕上がりは、どちらかといえばスパルタンな印象の911やボクスターと異なり、ピアノブラックのパネルが装備され、インパネにはレザーが張り合わされ質感の高いデザインです。
また、センターコンソールのシフト周辺には、無数のスイッチ類が整然とレイアウトされ独特の雰囲気を醸し出しています。これはカイエンやパナメーラでも使われた手法です。

ドアを開けシートに腰を降ろすと、ボンネットの見切りもよく運転のしやすい乗車ポジションです。

フロントシートは、サイドサポートのしっかりしたスポーツタイプのシートです。厚みもサイズもたっぷりで、ドイツ車的な適度な硬さを持った快適な座り心地です。

リアシートは、シートバックが若干立ち気味ですが、座面の長さは十分で、適度な硬さを持った座りやすいシートです。

後部に装備される荷室は、絞り込まれたキャビン形状のため高さが不足しており、ステーションワゴンのような使い勝手の良さはありませんが、前後長と横幅が広く、意外とたっぷりとした容量が確保されています。

車内の静粛性は非常に高く、ロードノイズや風切り音の進入も最小限です。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

3LV型6気筒ツインターボに、7速PDKが組み合わされます。
エンジンは、340ps/5500-6500rpmの最高出力と、46.9kgf・m/1450-5000rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、10.0km/lとなります。

ポルシェ製の3LV型6気筒ツインターボは、普段は静かですがここぞという場面でグッと踏み込めば、ポルシェらしい野太いスポーティなサウンドを響かせます。
また低速から46.9kgf・mという分厚いトルクを発生させており、1920kgの重量級ボディを軽々と加速させます。

ブレーキのタッチはソフトでありながら、ポルシェらしいカッチリとした信頼感があり、確実な制動力を発揮します。

組み合わされる7速PDKは変速スピードが早く、ダイレクトでスポーティな印象です。さらに、パドルを操作してマニュアルシフトをすると、電光石火の変速スピードに感動します。
それにともなう、エンジン回転の上下の速度もポルシェならではのレスポンスの鋭さです。

足回りとハンドリング

前後輪ともに、マルチリンク式サスペンションが装備されます。

SUVボディを感じさせない、リニアで正確なハンドリングを持ちます。ワインディングでもロールは最小限で、終止安定した姿勢を保ち、路面に張り付くように走ります。
ステアリングは低速では軽く、高速域ではしっとりとした重さを増します。カイエンなどのSUVの乗り味とは異なり、ケイマンに近い軽快感のある乗り味です。

ベースのアウディQ5とは足回りの印象が異なっており、しっとりとした深みとコクのある味わい深い乗り味です。
適度に引き締まったしなやかなサスが与えられており、路面のジョイントを通過する際の鋭い衝撃もきれいに遮断します。

評価のまとめ

アウディQ5をベースとして開発されていますが、単純な姉妹車といったレベルを超えており、全く違った乗り味の車に仕上がっています。
正確かつリニアなハンドリング、上質で深みのある乗り味、レスポンスの良いパワフルで扱いやすいエンジンと、どこをとっても文句の付けようがありません。

ポルシェが好きで、乗り味に拘りがあり、今回はSUVにも食指を動かしてみようかと考えている人にはピッタリな一台です。
兄貴分のカイエンとの違いはそのボディサイズとスタイルですが、かえってこのマカンの方がサイズが手頃でデザインもスポーティ、しかもお値段も手頃となると人気が出るのも頷けます。

価格

価格 | 8,050,000円(税込み)

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)