アルファロメオ159 2.2 JTS【試乗評価】適度な緩さが気持ちいい洗練された大人の味 [ABA-93922]

今回は「アルファロメオ 159 2.2 JTS セレスピード TI」を試乗レポートいたします。
アルファロメオ 159は、大人気となったアルファロメオ156の後継モデルとして、2005年に発売された前輪駆動のミッドサイズセダンです。

プラットフォームには、GMと共同開発した「GM/Fプレミアムプラットフォーム」が使われ、スタイリングはジウジアーロのイタルデザインと、アルファロメオ・デザインセンターによって仕立てられています。

製造・販売は2011年に終了していますが、2015年になって実質的な後継車となる「アルファロメオ・ジュリア」が登場しています。

また、この「アルファロメオ・ジュリア」については、2017年度中に日本市場でも発売される予定です。

※動画は、アルファロメオ159の後継モデルとなる「アルファロメオ・ジュリア」です。

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外観

全長4690mmX全幅1830mmX全高1430mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2705mmとなります。

ジウジアーロの手によるスタイリングは、159のイメージを残しながらも優美で大人っぽい色気を感じさせます。

フロント

ヘッドライトには3連の丸めレンズがレイアウトされ、全体のつややかな表情を持つボディラインと相まって、色気のある男らしさを感じさせます。

先行してコンセプトモデルが発表された「アルファロメオ・ブレーラ」とも共通するフロントフェイスイメージですね。

サイド

長めのフロントオーバーハングに、短く切り詰められたリアオーバーハング、若干前よりにレイアウトされたキャビンが組み合わされ、FFらしいモダンでスポーティなスタイリングに仕上がっています。

リア

丸く小さなキャビンにどっしりとしたリアフェンダー、細長いリアコンビランプが相まって、知的でダイナミックなリアエンドが形作られています。

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内装

全長で255mm、全幅で63mm拡大されたボディのおかげで、車内には広々とした空間の余裕があります。

オーディオとエアコンが装備されるセンターコンソールは、しっかりとドライバー側にオフセットされているため使い勝手は良好です。加えて、メーターナセルには大型の2眼メーターがレイアウトされており、高い視認性が確保されています。

シート

ボディが拡大されたことにより、フロントシートはミッドサイズセダンにふさわしく広々としており、リアシートも同様に、頭上、足元空間ともにたっぷりとした余裕があります。

シートには、強固なフレーム構造を核に上質なスポンジとしなやかな本皮レザーが張り込まれ、しなやかな当たりと、芯のあるどっしりとした座り心地が両立しています。

加えて、前後シートともにたっぷりとしたサイズと厚みが与えられているため、長時間のドライブでも快適に過ごすことができます。

荷室

やや開口部が狭めながら、荷室には奥行き、幅、高さともに大きなサイズが与えられています。4人家族で1泊旅行くらいだったら余裕でこなすことができます。

静粛性

室内にはしっかりと遮音対策が施されており、ミッドサイズセダンにふさわしい静粛性が確保されています。

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エンジンとミッション

2198ccの直列4気筒DOHCエンジンに、6速MTが組み合わされます。
エンジンは、185ps/6500rpmの最高出力と、23.4kgf・m/4500rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量は1570kgで、10・15モード燃費は、9.3km/lとなります。

エンジン

2.2リッターの直列4気筒エンジンは、GM系のブロックに、アルファが独自に開発したエンジンヘッドを組み合わせたものです。

若干高回転型のエンジンながら、快活なサウンドと共に軽快に吹き上がる気持ちの良いエンジンに仕上がっています。

エンジン回転を高めに保ちながら、スパッスパッとマニュアルミッションを繋いでやれば、ダイレクトで小気味いい走りが楽しめます。

トランスミッション

アルファロメオらしい高回転型エンジンと組み合わされる6速マニュアルトランスミッションは、しっかりとした剛性感と繊細なタッチを併せ持ったスポーティなトランスミッションです。

1570kgの重量級ボディを2.2リッターの自然吸気エンジンで回すため、キビキビと走るには頻繁なシフトチェンジが必要になります。ただ、このスポーティなフィールを持ったトランスミッションのおかげで、かえってそれが煩わしいどころかちょっとした楽しみになるところがアルファロメオのすごいところです。

足回りとハンドリング

前輪にダブルウィッシュボーン式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

足回り

高剛性ボディにしなやかで芯のある高性能なサスが組み合わされ、上質でしっとりとした乗り心地を味わうことができます。

荒れた路面では不快な衝撃が遮断され、必要となるロードインフォメーションだけが伝えられます。

ハンドリング

このクラスのセダンとしては若干切れ味の鋭いハンドリグを持ちます。といっても先代159のようなキビキビとしたフィールではなく、大人っぽい懐の深さが感じられるものです。

コーナーに飛び込むと、緩やかにロールを許容しながらも、ある程度サスが沈み込んだところでしっかりとボディをフラットに安定させます。加えて、4輪の接地感も高まるため、かなりのハイペースでコーナーに進入しても破綻を見せることはありません。ドライバーの意図にリニアに反応する気持ちの良いセッティングが施されています。

評価のまとめ

ライバルとなるのは、ドイツの高級ミッドサイズセダンですが、いい意味での緩さや大人の色気がムンムンと感じられるのが、このアルファロメオ159の魅力です。

かつては、アルファロメをといえば、耐久性において大きな不安を感じさせるところがありました。しかし、今や各国の自動車会社はグローバルに連携することが普通になり、部品メーカーの垣根も低くなっています。結果的に工業製品の品質にも大きな違いは無くなってきました。

このアルファロメオも同様で、大事にメンテナンスしながら乗れば普通に日常の足として十分使えます。

対象となるユーザー

メルセデスベンツやBMWも良いが、もっと体温の高い快楽を感じさせる車が欲しいという人にオススメの車です。

実用性や耐久性もドイツ製の車と遜色の無いレベルまで向上していますので、初めて外車に挑戦しようという人にも安心して乗ってもらうことができます。

価格

価格 | 4,020,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)