新型 アルファロメオ ジュリア スーパー(2代目)【評価レビュー】美しいスタイリングとアルファらしい官能的なドライブフィール [ABA-95220]

今回の【評価レビュー】は「新型 アルファロメオ ジュリア スーパー(2代目)」。
2017年にフルモデルチェンジした、Mクラスの4ドアセダンです。この他に4輪駆動の「ヴェローチェ」、スーパースポーツの「クアドフォリオ」があります。

プラットフォームはマセラッティと共同開発した、プラミアムカー専用プラットフォーム。ブランド力を強化するため、FCAグルーム内の他モデルとは共用されません。

かつての名車「ジュリア」のモデル名を冠するものの、実質的には159の後継車という位置づけです。ただし159がFF(前輪駆動)ベースだったのに対して、ジュリアはFR(後輪駆動)ベースとなり、より上質な乗り味と素直な運転特性を持ちます。

ライバルは欧州のプレミアムセダン、メルセデスベンツCクラスやBMW3シリーズ、アウディA4など。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4645mmX全幅1865mmX全高1435mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2820mmとなります。

フロント

なめらかな曲線で構成されたフロントノーズに、アルファロメオ伝統の縦型グリル。鳥の羽根のような形の薄型ヘッドライトが組み合わされ、スポーティで上質なフロントフェイスを演出。

今まで見たこともないようなデザインなのに不思議と違和感が少ないのは、立体的な一体感や線と面の調和が取れているからです。見慣れてくるほどにジワジワと味わいが増してくる「あたりめデザイン」といったところでしょうか。

サイド

ロングノーズ&ショートキャビンの美しいサイドビュー。FR化されたことによってキャビン(居住空間)とフロントタイヤが離れ、エレガントな伸びやかさが表現されています。

リア

グラマラスなヒップラインに小さく絞り込まれたキャビンが対比され、ダイナミックで上質なリアエンドを構成。大人の色気溢れる後ろ姿です。

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内装

室内カラーはブラックと明るいベージュのツートン。肌目の細かい樹脂に上質な木目調パネル、メタリックパーツが細かく散りばめられた、モダンで質感の高いインテリアデザインです。

メーターナセルにはアナログ二眼メーターと、インフォメーションディスプレイをレイアウト。回転計のフォントが一番大きく見やすくデザインされているのは、「流石アルファロメオ」といった感じです。

シート

前席は、しっとりとしたレザーにコシのあるクッションが組み合わされ、体圧をキレイに分散する気持ちの良いシート。

後席には、適度な足元スペースと頭上空間が確保され、大人二人で座っても窮屈感はありません。

荷室

荷室は、幅、奥行き、深さともに十分で、広大なスペースが確保されています。

ただし、リアバンパー上部が少々高めで、力の無い人にとっては少々出し入れがしにくいかもしれません。

静粛性

室内にはしっかりと遮音材が施され、静粛性能は高いです。

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エンジンとミッション

1995cc・直列4気筒DOHCターボエンジンに、8速ATが組み合わされます。
エンジンは、200ps/5000rpmの最高出力と、33.7kgf・m/1750rpmの最大トルクを発揮。

車両重量1590kg。JC08モード燃費は、13.6km/l。

エンジン

2.0Lのツインカムターボで後輪を駆動(FR)。静かでスムーズなエンジンフィール。低速からしっかりとトルクが立ち上がり、1.5tあまりのボディを軽快に加速させます。

アルファロメオならでなの官能性は希薄ですが、アクセルを深く踏み込めばそれなりに乾いたエンジンサウンドを楽しむこともできます。

トランスミッション

トルコン式の8速AT(ZF社製)を装備。エンジンの低速トルクを活かして早いタイミングで次々に変速、スムーズで上質なフィールを生み出しています。

乗り心地とハンドリング

前輪にダブルウィッシュボーン式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションを装備。前後ともにスタビライザーで強化されます。

乗り心地

装着されるタイヤは、前・225/45R18、後・255/40R18。

しなやかにストロークするサスが高剛性ボディにがっしりと組み付けられ、精度の高い上質な乗り味を実現。衝撃吸収力も高く、少々の段差であればトンッと軽やかにいなします。

高速域でも安定した姿勢を維持して走り、ふらつくことはありません。ボディのしっかり感や高い路面追従性を感じます。

ハンドリング

ステアリングは、アルファロメオらしく超クイックなセッティング。軽めの操舵フィールとあいまって、僅かな操舵でグイグイとノーズを切り込ませていきます。まさに官能性を重視したラテン系サルーンといった感があります。

切れ味が良いといっても、絶妙なタイミングでリアが追従してくるため子供っぽい不自然さはありません。

最小回転半径は、5.4mとごく普通。

その他

先進安全技術は、「前方衝突警報」と「自動緊急ブレーキ」、「レーンデパーチャーウォーニング(車線逸脱警報)」、「ブラインドスポットモニタリング(斜め後方死角の車輌を通知)」、「リアクロスパスディテクション(後退時に横から接近する車を通知)」などを装備。現代的な安全基準を十分クリアしています。

【評価レビュー】のまとめ

フィアットを中心に展開するFCAグループ内において、アルファロメオはプレミアムブランドの位置を与えられています。新しいジュリアにFRのプラットフォームが与えられたのは、このアルファロメオをFFベースの大衆的な車作りから脱却させてプレミアムブランドとして成長させるためです。

ジュリアの中でもこの「ジュリア スーパー」は快適性能を重視したグレードですが、アルファらしい官能性を表現しながらも上質なプレミアムカーとして成立しています。

「上質なMクラスのFRセダンを探しているが、レクサスやドイツ車では面白くない」とか、「美しいスタイリングと官能的なドライブフィールを持った実用車が欲しい」と考えている人にピッタリな車です。

中古車市場では

「アルファロメオ ジュリア スーパー」は、新型が登場したばかりなので市場に中古車はほとんどありませんが、最上位グレードの「クアドフォリオ」なら、2017年式で900万円前後となります(2018年1月現在)。

価格

価格 | 5,430,000円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)