新型 アルファロメオ 4C(2016年式)【試乗評価】ロマンチックなスタイリングとスパルタンな乗り味 [ABA-96018]

アルファロメオ4C

今回は「新型 アルファロメオ 4C」を試乗レポートいたします。
アルファロメオ4Cは、2013年にイタリアで発売が開始された全く新しいブランニューモデルです。日本市場では2014年より販売されています。

フルカーボンモノコックフレームとアルミサブフレームをボディに使った、アルファロメオ初の量産型ミッドシップスポーツです。

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外観

全長3990mmX全幅1870mmX全高1185mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2380mmとなります。

フロント

低く地を這うようなスタイリングは、まさにスパーカーといった一種独特の迫力があります。ヘッドライトはヘッドライトバルブやLED、ターンランプがむき出しとなったデザインで、クリアレンズは軽量化のために装備されていません。そのため、まるで昆虫の複眼のような個性的な表情を作り出しています。

サイド

サイドから見るとホイールベースの短さを強く感じます。リアアクスルより前、ドライバーのすぐ後ろにエンジンがマウントされているため、ドライバーの搭乗するキャビンスペースも非常に小さくデザインされています。

この小さなキャビンがボディ中央にレイアウトされ、さらにリアフェンダーが力強く盛り上がっているため、いまにも走り出しそうな強い疾走感を感じさせます。

リア

リアエンドには丸い簡素なリアコンビランプがデザインされています。極端に小さなキャビンに抑揚の大きなリアフェンダーが相まってレーシーな雰囲気たっぷりです。

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内装

内装には黒い樹脂が使われており質実剛健で簡素な印象ですが、決して貧乏くさいというものではありません。それはあくまでレーシングカーの様なスパルタンな世界観がしっかりと構築されているからです。

装備されるシートは、セミバケットタイプで薄く剛性感の高い構造です。長時間を同じ姿勢で運転し続けるのには向きませんが、集中してスポーツドライビングに興じるにはピッタリなシート構造です。

ラゲッジスペースとしては、エンジンの後ろに小さく薄いトランクルームが用意されています。二人分の簡単な手荷物くらいなら十分に収納する事が可能です。

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エンジンとミッション

1742ccの直列4気筒DOHCターボエンジンに、6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)が組み合わされます。
エンジンは、240ps/6000rpmの最高出力と、35.7kgf・m/2100-4000rpmの最大トルクを発揮します。
車両重量は1050kgで、JC08モード燃費は、12.1km/lとなります。

ボディの中央にマウントされるエンジンは、ジュリエッタなどにも使われている普及型のエンジンですが、アルミブロックを使うことで20kg以上の軽量化を実現しています。

このエンジンは35.7kgf・m/2100-4000rpmの強力な最大トルクを持っています。加えてフルカーボンモノコックボディにより軽量化された車体との相乗効果で爆発的な加速力を発揮します。

加速しようとアクセルを踏み込めば車体は弾けるように飛び出し、官能的イタリアンスーパーカーのサウンドを楽しむことができます。

組み合わされる6速DCTは、電光石火の変速スピードでこのエンジンの強力なパワーをスムーズかつダイレクトに駆動輪に伝えてくれます。

足回りとハンドリング

前輪にダブルウィッシュボーン式サスペンション、後輪にはマクファーソンストラット式サスペンションが装備され、前後ともにスタビライザーで強化されています。

ステアリングフィールもダイレクト感あふれる官能的なものです。車はまるで生き物のようにドライバーの意思に反応し、狙ったラインを正確にトレースしていきます。ロールをほとんど感じさせることもなく路面に張り付くように旋回します。

ワインディングに入るとこの車の特性がさらに際立ちます。身を低くしたままヒラヒラとコーナーをクリアし、まさにオンザレール感覚で破綻を見せることはありません。一般的なレベルのドライバーであれば、この車の限界を体験することは不可能でしょう。

乗り心地はスポーティというよりレーシーといった方が近いスパルタンなものですが、高性能なスポーツサスを装備しているため不快な印象はありません。

また、車体の軽さは制動時にも大きな恩恵を与えており、制動距離の短さと安定感は普通乗用車からは考えられない異次元なレベルです。

評価のまとめ

ラゲッジスペースも小さく乗員も2名までですから、マツダロードスターのような実用性はありません。乗り味もスポーティというよりレーシーといった趣のあるハードなセッティングです。

ロマンチックな外観に惹かれてスペシャリティカーとして買ってしまうと、後で手痛い思いをするかもしれません。

逆に、かっこいい外観に加えて怒濤の加速力とスポーティでハードな乗り心地を求めている人には、ピッタリとはまるオススメの一台となります。

価格

価格 | 8,067,600円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)