新型 日産 マーチ(K13)【試乗評価】地味な外観ながらしっかりとした基本性能 [DBA-K13]

日産マーチ前面画像

今回は「新型日産マーチ X」を試乗レポートいたします。

日産マーチは、2010年のモデルチェンジで4代目となりました。このマーチから、日本向けはタイ工場で生産されています。

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外観

全長3825mmX全幅1665mmX全高1515mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2450mmとなります。

賛否両論のある先代から比べると、無難で地味な印象のスタイリングです。外板に抑揚が少なく、あまりコストが掛けられていません。

前から見ると、先代マーチのモチーフを薄めたようなフロントフェイスです。

側面は、先代マーチと同じ半円形のルーフが印象的です。

後部は、先代のような2階建てのボディや、エッジのついたリアフェンダーなどが省略されており、このあたりの処理が先代と似ていながらも地味に見えてしまう原因でしょう。

日産マーチ後部画像

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内装

最近の軽自動車は質感が向上しているので、それと比べるとマーチの内装は少し見劣りします。
シートに座ると、ルーフが高く広々とした室内で気持ちがいいです。メーターは大きな2眼タイプで、視認性が高く使いやすいです。

前席のシートは、サイズは小さめながら、価格の割にしっかりとしたコシと硬さがあり、厚みもたっぷりとしているので長時間乗っていても疲れません。

リアシートは分割機能がありませんが、折り畳んで荷室を拡大することが可能です。厚みやコシは前席同様にしっかりとしていますが、座面の前後長やシートバックの高さが不足気味です。短距離(20km程度)の使用なら問題ありません。

トランクルームは狭く、前後長も短いです。

ハッチバックのローコスト車ということもあり、ロードノイズが大きく車内の静粛性は低いです。

日産マーチ内装画像
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エンジンとミッション

1.2L直列3気筒エンジンと、CVTが組み合わされます。
エンジンは、79ps/6000rpmの最高出力と、10.8kgf・m/4400rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、23.0km/lとなります。

3気筒エンジンにしてはそれほど五月蝿くありません。トルクも日常使用では必要十分なレベルで、950kgの軽量ボディを過不足なく走らせてくれます。

ただ、CVTのピックアップが悪く、勢い良くアクセルを踏んでも緩慢なトルクの盛り上がりでストレスが溜まります。
逆にじわっとアクセルを操作してやれば、エンジンとCVTのリズムが合い心地よく走ることができます。

足回りとハンドリング

前輪にストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

コーナーでもリアサスがしっかりと踏ん張り、リニアで自然な操舵フィールをもたらします。
ロールをある程度ゆるしながらも、ロールスピードが一定しているので安定してコーナーを曲がることができます。

直進安定性もまずまずで、安物車にありがちなヒョコヒョコとした不安定な挙動はありません。
さらにサスペンションのストロークもたっぷりとしており、低速で段差を通過しても滑らかに衝撃を吸収してくれます。

評価のまとめ

内装の質感や、外装デザインなどに明らかに狙ってコストを下げている部分が散見されます。
しかし、逆にエンジンや足回り、シートなど、車の基本に関わる部分には、最低限のコストがしっかりと使われており好感がもてます。

安くてもしっかりとした走りの車が欲しいという人にオススメの車です。

価格

価格 | 1,332,720円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)