2代目 日産 マーチ(K11)【旧型レポート】欧州ハッチバック勢にも匹敵する堅実な車作り [E-HK11]

今回の旧型レポートは「2代目 日産 マーチ C#(K11)」です。
この日産マーチは、1992年にモデルチェンジが行われたコンパクトな5ドアハッチバックです。

欧州で高い人気を得ていた初代マーチの後を受け、10年ぶりのモデルチェンジが行われました。初代マーチからエンジンの基本設計を受け継ぐものの、その他のボディは大幅に刷新されています。

このモデルチェンジは大成功を収め、当時販売不振にあえぐ日産自動車の懐を大いに潤わせる事になりました。

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外観

全長3695mmX全幅1585mmX全高1425mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2360mmとなります。

ごくオーソドックスな5ドアハッチバックですが、ボディの角にゆったりとした丸みが与えられており、女性的な可愛らしさを感じさせます。

フロント

ふくよかな可愛らしいボディに、少し角の丸められたヘッドライトが装備されます。ボディの基本骨格にオーソドックスな形状が使われているため、甘すぎて嫌になるような事はありません。

サイド

実用性をしっかりと煮詰めて設計しているため、安定感のある小粋なプロポーションを持ちます。欧州仕様の「マイクラ」には前後に黒の樹脂バンパーが装着されたグレードがありますが、このマイクラは樹脂製の黒いバンパーによって引き締まった大人の雰囲気を持ちます。樹脂の素材感をそのまま活かしたバンパーは「貧乏くさい」と日本では人気がありません。しかし、このようなバンパーであれば、ぶつけてもあまり気になりませんし、第一かっこいいので一番廉価なグレードくらいには装備してほしいものです。

リア

大きなキャビンに角の丸められたウィンドウが装備され、おおらかさと道具感あふれる雰囲気が見事にバランスしています。

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内装

簡素で飾り気の無い、感じの良いインテリアデザインです。

限られたスペースを有効に使って、精一杯の室内空間が確保されています。そのため、コンパクトカーとしては十分に広々とした室内空間です。

大きなグラスエリアとコンパクトでオーソドックスなボディ形状によって、広々とした見晴らしの良さを持ちます。

5ドアと3ドアがラインナップされていますが、普段あまり人を乗せない人は軽量で安価な3ドアがオススメです。

シート

適度なサイズ感を持った立体的なシートが装備されます。ある程度のコシが与えられているため、中距離程度(30km)であれば快適に運転することができます。

リアシートは、クッションが薄くシートバックの高さも低いため、長い距離の移動には向きません。

荷室

5ドアハッチバックとしては十分広い荷室容量を持ちます。2人で2泊3日旅行くらいなら十分こなす事ができます。

静粛性

可もなく不可もなく、コンパクトカーとして標準的な静粛性です。

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エンジンとミッション

1274ccの直列4気筒DOHCエンジンに、CVT(無段変速機)が組み合わされます。
エンジンは、79ps/6000rpmの最高出力と、10.8kgf・m/4000rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量は830kgで、10モード/10・15モード燃費は、16.2km/lとなります。

エンジン

初代マーチのエンジンをツインカム化した、改良型エンジンが搭載されます。

1.3Lの小さな自然吸気エンジンですが、超軽量ボディと相まってまあまあ力強く走る事ができます。街中など日常走行域でモタモタする事はありません。

急な坂道では流石にガーガーと苦しそうな唸り声を上げることがあります。

トランスミッション

富士重工業から提供を受けるCVTが搭載されます。ダイレクトでレスポンスの良いトランスミッションです。こういったエンジンの小さなコンパクトカーは、本来マニュアル・トランスミッションで乗るのが一番ですが、どうしてもATの方が良いという人にはこのCVTをオススメします。ただこのCVTは設計が古いため、人工的なクリープ現象が備わっていません。そのため、低速で駐車場で切り替えしたり、車庫入れをする時にやや不便を感じます。

足回りとハンドリング

前輪にストラット式サスペンション、後輪には5リンクコイル式サスペンションが装備されます。

足回り

しなやかさと適度な硬さがバランスした快適な乗り心地です。段差では路面の衝撃をドライバーに伝えますが、不快な印象はありません。うねりの大きな路面では足回りがショックを吸収しきれず、大きな揺り戻しを受けることがあります。

ハンドリング

適度な重さのステアリングフィールと、つかみやすい形状のステアリングリムによって、若者から老人までどんな人でも操作のしやすい自然な運転特性を実現しています。

評価のまとめ

初代マーチは、その優れたスタイリングと、しっかりとした基本設計が評価され、9年以上の長きに渡って販売されることになりました。その初代の後を継いで誕生したこの2代目には、始めから長いモデルイヤーを乗り越えるだけの堅実な設計が施されています。

絶妙なハンドリングと適度なしなやかさを持つ乗り心地は、欧州コンパクトハッチバック勢と較べても遅れを取ることはありません。

価格

新車当時の価格 | 1,178,000円

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)

パリモーターショー行きたい(2018年10月)