2代目 日産 キューブ EX(Z11)【旧型レポート】合理的なパッケージングとユニークでおしゃれな外観の両立 [UA-BZ11]

今回の旧型レポートは「2代目 日産 キューブ EX(Z11)」。
2002年から2008年に渡って製造販売されていた、5ドアのマイクロミニバンです。

ベースとなるプラットフォームには、コンパクトカーのマーチと同じものが使われています。

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外観

全長3730mmX全幅1670mmX全高1640mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2430mmとなります。

ボディパネルが真っ直ぐに切り立った、箱型の個性的なボディスタイル。このおかげで、小さなボディからは想像もつかないほどの広々とした室内空間を持ちます。

フロント

簡素な箱型フォルムを持ちながらも、ボディの角にはコロンとした曲線が施され、モダンでユニークな印象です。日本障子をイメージした格子グリルは、このキューブに楽しい表情を与えています。

サイド

角の丸いウィンドウ・グラフィックス(窓の形)と、ボディ角の緩やかな丸みが相まって、簡素に成りがちな四角いボディに楽しい雰囲気を添えています。

リア

このキューブの一番ユニークなポイントは、なんといってもこのリアエンドです。左Dピラー(一番後ろの柱)だけがブラックアウトされ、左右非対称のテールゲートを持ちます。

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内装

真っ直ぐに切り立ったボディパネルによって、室内には広々とした空間が拡がります。

小物入れがたくさんあるので、生活の足として子供の送り迎えや買い物に使うにはピッタリです。

グラスエリアが広くアイポイントが高いため、ボディの見切り、前方の見晴らしともに良好。運転もしやすいです。

シート

フロントシートは、柔らかなタッチのもっちりとした表皮に、コシのある上質なクッションが組み合わされ抜群の座り心地です。

リアシートには、足元、頭上空間ともにたっぷりとしたスペースを確保。大人二人が十二分に座ることができます。

荷室

コンパクトなボディの割に、荷室にはたっぷりとしたスペースがあります。家族4人で2泊3日旅行くらいであれば充分に可能です。

静粛性

ロードノイズ、エンジン透過音などが少々大きめです。

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エンジンとミッション

1386ccの直列4気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、98ps/5600rpmの最高出力と、14.0kgf・m/3200rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1070kg。10モード/10・15モード燃費は、16.4km/lとなります。

エンジン

1.4Lのツインカムエンジンで前輪を駆動。街中をゆるゆると流すだけなら充分な動力性能です。坂道や合流では若干パワー不足を感じてしまいます。高速域からの加速も今ひとつです。

トランスミッション

トルクコンバータ式のATを搭載。この他にCVTを選択することもできます。CVTにはスムーズさと燃費性能で若干のアドバンテージがありますが、価格差を覆すほどではありません。

足回りとハンドリング

前輪にストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

足回り

マイクロミニバンにしては重心が低く、安定感のある自然なドライブフィール。ただし、高速域では風に煽られやすく不安定な傾向が強まります。

ハンドリング

コンパクトカーにふさわしい素直なハンドリングと抜群の小回り性能。小さな路地でも簡単に切り返すことができます。

評価のまとめ

先代のそっけないスタイリングから一転。楽しさとユニークさ、使い勝手の良さを両立する優れたスタイリングです。

ドライブフィールも自然で、街中でゆるゆると流すだけなら充分です。若干高速域では不安定になりますが、この車の使われ方を考えれば大きな問題ではありません。

「子どもの送り迎えや買い物など、日常の足車を探している」という目的で、「個性的でユニーク、おしゃれな車が好き」という嗜好の人ならこのキューブがピッタリです。

価格

新車当時の価格 | 1,514,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)