新型トヨタ オーリス ハイブリッド(E186H)【試乗評価】プリウスの走りに飽き足らない人に [DAA-ZWE186H-BHXNB-V]

今回は「新型トヨタ オーリス ハイブリッド G Package」を試乗レポートいたします。
このオーリスハイブリッドは、2代目オーリスに2016年に追加された新しいグレードです。

ガソリンエンジンのオーリスについては「新型トヨタ オーリス(E18#H)」をご覧ください。

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外観

全長4330mmX全幅1760mmX全高1480mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2600mmとなります。

ガソリン仕様の120Tとの外観上の違いはありません。

フロント回りには、メッキモールが控えめに飾られ上品な印象です。最近の車にしてはフロントノーズが薄く、精悍でスポーティです。

サイドは、今にも走り出しそうな躍動感のあるスタイリングで、プリウスと比べるとラゲッジの全高が高く使い勝手も良さそうです。

弧の形を複雑に組み合わせたリアコンビランプが印象的で、個性溢れるデザインのリア回りです。

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内装

内装色は、清潔でクリーンな印象の白と黒のコンビカラーです。また質感はガソリン車より上質に感じられますが、実際は色が違うだけで大きな差はありません。

前席のシートはサイズも大きく厚みもたっぷりとしています。サイドサポートも適度にあり、体圧がきれいに分散する快適なシートです。

後席のシートも、シートバックと座面ともに十分なサイズがあり、長距離の移動も快適です。

ハイブリッドカーという事もあり、車内は静かでロードノイズや風切り音の侵入も最小限です。

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エンジンとミッション

1.8L直列4気筒DOHCエンジン+電気モーターと、CVTが組み合わされます。
エンジンは、99ps/5200rpmの最高出力と、14.5kgf・m/4000rpmの最大トルクを発揮します。
また電気モーターは、82psの最高出力と、21.1kgf・mの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、30.4km/lとなります。

先代プリウスのパワートレーンを元に設計されている為、ハイブリッドの制御は絶妙で、エンジンと電気モーターの切り替わりに違和感はありません。

低速からたっぷりとしたトルクが立ち上がり、街中では必要十分以上の動力性能です。1400kgのボディを過不足なく走らせてくれます。120Tと比べるとアクセルのレスポンスが劣りますが、静かにゆったりと乗りたい人には逆にこのハイブリッドの方がオススメです。

ブレーキは1世代前のハイブリッドカー独特のフィールがあり、リニアな操作が難しいです。

足回りとハンドリング

前輪にストラット式サスペンション、後輪にはダブルウィッシュボーン式サスペンションが装備されます。

素直なステアリングフィールで、ドライバーの意図を汲み取って気持ち良く曲がります。ロールも少なめでコーナーでの安定感も高いです。これは、重量物のバッテリーがリアシートの下に収められ低重心化されている為です。ただ、ステアリングセンターが曖昧で、微小蛇による反応が少し鈍い感じがあります。

引き締まった足回りで、低速では路面の段差を拾いますが、角の丸いしなやかさがあり不快なレベルではありません。

評価のまとめ

自然な乗り味やスポーティなレスポンスを求めるなら、ガソリン車のオーリスがオススメですが、ゆったりとした乗り味と余裕のあるパワーで燃費良く走りたい人には、このオーリスハイブリッドをオススメします。

ハイブリッドカーに興味はあるが、プリウスの足回りではちょっと物足りないと感じている人にもピッタリの一台です。

価格

価格 | 2,832,545円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)