2代目 トヨタ アルファード【試乗評価】押し出し感のある外観が魅力 [DBA-ANH20W-PFXSK(G)]

今回は2008年に登場し、2011年にマイナーチェンジを受けた、2013年式「2代目 トヨタ アルファード 240S type GOLD」を試乗レポートいたします。
このアルファードは2代目となるモデルで、この代から兄弟車に「ベルファイア」が設定されています。

新型をご覧になりたい方は、こちらの「新型トヨタ アルファード ハイブリッド」をどうぞ。

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外観

高級感と押し出し感がうまくバランスした、かっこいいスタイリングです。

大きなフロントグリルと、逆スラントしたBピラーが、アルファードの大きな特徴となっています。

大きなサイドボディが間延びする事のないように、面の張りやキャラクターラインをたくみに組み合わせ、上質な表情を作り上げています。

リア周りもフロント同様に、押し出し感のあるどっしりしたデザインです。

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内装

アルカンターラと合皮のコンビシートは、おしゃれで上質感あふれるデザインです。

フロントシートの造りは、サイズもストロークも十分で、中距離移動なら問題ありません。
セカンドシートの質感もフロントシートに準ずるものです。
このセカンドシートは大きな独立型のシートで、ビジネスクラスのようなデザインです。
サードシートはサイズが小さく、造りも平板で短距離移動でも腰が痛くなります。
あくまでも、緊急用の補助椅子としての使用に限定されます。

遮音材がしっかり施されており、車内は静かです。
またボディが大きく、車内の居住性はとても高いです。

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エンジンとミッション

2.4L直列4気筒DOHCエンジンと、CVTが組み合わされます。
170ps/6000rpmの最高出力と、22.8kgm/6000rpmの最大トルクを発揮します。

エンジンの常用域は3000回転以下ですから、このエンジンは非常に高回転型のエンジンといえます。
実際の使用でも低速でのトルクが不足しており、出足でもたつく感じがあります。
しかし一度走り出してしまえば、賢いCVTがこのエンジンのトルクを補い、アルファードの重量級ボディをまあまあ普通に走しらせてくれます。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソンストラット式サスペンションと、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

ハンドリングはスローな特性で、緩慢なフィールに終止します。
ただなんとなくステアリングを切っていると、なんとなく曲がってくれます。
運転の楽しさを求めるような車ではありませんので、これは仕方ありません。

重量が重くホイールベースも長いため、良路での直進安定性は高く、どっしりと安定しています。
ただ足回りの出来が悪く、荒れた路面や段差では、衝撃をダイレクトに車内へ伝えます。

評価のまとめ

初代エスティマで、「いくら車にコストを掛けてもユーザーには理解されない」と判断したトヨタは、このアルファードで足回りのコストをぐっと抑える戦略に転換してきました。
これが功を奏し、大きく押し出し感のあるかっこいいボディと、お手軽な値段のアルファードは大ヒットとなりました。

つまり広い室内と、迫力のある外観を求めている方に、オススメできる車という事です。
車に走りや味わいを求めている人には、新型アルファードの方がオススメです。

主要諸元と価格

全長X全幅X全高 | 4885mmX1840mmX1900mm
JC08モード燃費 | 10.8km/l
価格 | 3,670,000円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)