BMWジャパンは、2017年10月25日から11月5日にかけて行われていた「東京モーターショー2017」の会場において、「コンセプト8シリーズ」を日本初公開しました。
この「コンセプト8シリーズ」は、2018年に市販化が予定されている「BMW 8シリーズ クーペ」のコンセプトモデルです。
今回は、会場で秋ろーが撮影した写真とともにレポートします。
The 2017 Tokyo Motor Show opened its doors last week and BMW Group had an impressive presence on the Japanese land. To showcase its latest and greatest in terms of design and technology, BMW introduced the Concept Z4 and Concept 8 Series automobiles, which are now doing their worldwide tour.
引用:BMW公式ブログ
「コンセプト8シリーズ」の概要
「BMW 8シリーズ クーペ」は、1990年から1999年まで、BMWが製造販売していた、Lクラスの高級ラグジュアリー・クーペ。当時のBMWラインナップの中で、最上位となるフラッグシップの役割も担っていました。
1999年に製造販売が停止されてから現在まで、後継車種は存在しません。
つまり、2018年に市販化が予定されている「BMW 8シリーズ クーペ」は、この初代8シリーズを継ぐ正統な2代目となるわけです。
「コンセプト8シリーズ」の外観
フロント
ロー&ワイドなフロントノーズに大きなキドニーグリル、シャープな形状のLEDヘッドライトが装備され、スポーティでワイルド。超カッコいいフロントフェイスです。
このままのスタイリングで200万前後で販売されたら、すぐに買いたいです!といっても、BMWの最高級クーペですから、1000万円は軽く超えてくるでしょう。
サイド
ロングノーズ・ショートデッキの美しいスタイリング。なだらかなルーフラインが、リアエンドでファストバック形状を作り出しています。レクサスLCにちょっと似ています。
リア
ちょこっとつまみ上げられたようなヒップライン。i8を彷彿とさせるような複雑な形状のリアコンビランプが、この美しいヒップラインをキリッと引き締めています。
「コンセプト8シリーズ」の内装
東京モーターショーの会場では、近くによって内装を見ることはできませんでした。
パンプレットの写真を見ると、上質な質感の樹脂にメタリック素材が巧みに組み合わされ、フラッグシップクーペにふさわしい世界観を作り出しています。妖しい華やかさを持つレクサスLCと比較すると、かなりシンプルなデザインです。
カーボンファイバー製のインパネに、スワロフスキー製のガラスがはめ込まれたゴージャスなシフトノブが光ります。
シートは、薄型のスポーツシート。軽量・高剛性のがっしりとしたカーボンファイバー製シェルに、上質な本革表皮が張り付けられ、しっとりとした高級感とスポーティな雰囲気を両立しています。
発売の時期と価格
市販仕様「BMW 8シリーズ クーペ」の販売時期は2018年。価格は未定で、日本市場への導入時期も分かりません。
この「BMW 8シリーズ クーペ」の開発と平行して、ホットバージョンとなる「M8」の開発も行われています。
さらにこの「M8」を使ったレース仕様車の開発も進められており、こちらは2018年1月にデイトナで行われる24時間耐久レースでデビュー予定です。