新型 トヨタ プリウス E(4代目・50系)【評価レビュー】プリウス最良の燃費性能を持つ廉価グレード [DAA-ZVW51]


トヨタ プリウス Eのフロント

今回の【評価レビュー】は「新型 トヨタ プリウス E(4代目)」。
2015年にフルモデルチェンジした、小型5ドア・ハッチバックのハイブリッドカー。この他にプラグイン機能を持たせた「プリウス PHV」。3代目プリウスをベースにしたステーションワゴン「プリウスα」があります。

基本となるプラットフォームには、新世代アーキテクチャー「TNGA」を採用。低重心&軽量高剛性ボディによる優れた乗り心地と高い運動性能を実現しています。

これまでのプリウスの印象は、正直「燃費は良いけどその分走りがつまらない」といったものです。そのため、走りの質を求められる欧州でも人気は今ひとつ。「TNGA」はそういったプリウスのネガを払拭するための秘密兵器でもあります。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4540mmX全幅1760mmX全高1470mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2700mmとなります。

フロント

短くスラントしたノーズにジグザグ型の複雑なヘッドライト。空力特性を重視したフロントバンパーが装備され、スポーティで個性的なフロントフェイスを構成。

サイド

プリウス伝統のワンモーションフォルムに、ブラックアウトされたDピラー(前から4番目の柱)が組み合わされた、近未来感あふれるシルエット。

リア

トヨタ プリウス Eのリア

強く傾斜したリアウィンドウにハイデッキ化されたヒップライン。V字型リアコンビランプが巧みに組み合わされ、スポーティで先進的なリアエンドを形づくっています。

リアウィンドウの下にもう一枚小さなガラスを設置することで、後方の死角が小さくなるように工夫されています。

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内装

プラスチッキーなインパネにテカテカしたピアノプラック樹脂。簡素なホワイト樹脂などが組み合わされ質感は今ひとつ。おそらく軽量化やリサイクル性を重視した結果だと思われますが、もうちょっとなんとかして欲しいところです。

その分、センターメーターにはモードによって色が変化するイルミやカラフルな表示が盛り込まれ、ワクワクとした近未来感があります。

低重心ボディによって目線も低くなっていますが、同時にフロントノーズやサイドウィンドウ下端も下がっているのでボディの見切りに支障はありません。

シート

フロントシートには軽量フレームにそこそこコシのあるクッションが組み合わされます。中距離(30km〜50km)程度の移動であれば身体が痛くなることもありません。

リアシートはやや頭上空間に窮屈な感じがあるものの足元は広々としており、大人二人が座っても十分実用に足ります。

荷室

荷室容量は高さがあるため、同クラスのセダン並(502L)。家族4人であれば2泊3日旅行も可能です。

Eグレードには、軽量化とコスト削減のためトノカバーが装備されません。

静粛性

静かなパワーユニットによって室内の静粛性は上々。エンジンが静かな分、かえってロードノイズが気になります。

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エンジンとミッション

1797cc・直列4気筒DOHCエンジン+電気モーターに、電気式CVT(無段変速機)が組み合わされます。
エンジン・最高出力98ps/5200rpm、最大トルク14.5kgf・m/3600rpmを発揮。
電気モーター・最高出力72ps、最大トルク16.6kgf・mを発揮。
車両重量1310kg。JC08モード燃費は、40.8km/l。

パワーユニット

1.8Lツインカムエンジンと電気モーターによるハイブリッドシステムで前輪を駆動(FF)。出足からフラットなトルクを発生する電気モーターが作動してスムーズで力強い走りを生みます。先代より電気モーターの作動時間が拡大され、その分静粛性能とスムーズさも向上。エンジンの立ち上がりも自然で、不快なバイブレーションは最小限に抑えられています。

トランスミッション

電気式CVTを搭載。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはダブルウィッシュボーン式サスペンションを装備。

乗り心地

上級グレードが215/45R17タイヤを履くのに対して、この「E」グレードは195/65R15。

タイヤのたわみとストロークのたっぷりとしたサスが組み合わされ、ソフトでしっとりとした乗り味。

目地段差や橋脚ジョイントではやや上下動の収まりが遅いものの、不快な衝撃はまろやかに遮断されます。

低重心化されたボディと後輪に装備された高性能なサスによって直進安定性も上々。高速域でも比較的まっすぐに直進します。

ハンドリング

切れ味の良い素直なステアリングフィール。ステアリングセンターの微小舵角から瞬時に反応して、ドライバーの意図したラインを正確にトレースします。ソフトな足回りでこれだけステアリングの切れが良いのは、TNGAボディによる低重心化の恩恵です。

最小回転半径は5.1mと小さく、狭い場所でも簡単に切り返すことができます。

その他

先進安全技術は最新の「」を搭載。このパッケージには「」や「」、「」といった機能が含まれます。

【評価レビュー】のまとめ

プリウスはトヨタが誇る最新ハイブリッドカー。低重心化されたTNGAボディにしなやかな足回り、スムーズでパワフルなハイブリッドシステムが組み合わされます。

これまでプリウスの弱点であった鈍重な身のこなしや安っぽい乗り味はなりをひそめ、トヨタを代表する質感の高い車へと成長しています。

「ハイブリッドカーならトヨタ」といった固定客の他に、今まで「プリウスの燃費やクリーンなイメージは魅力だが、走りの質感が低くてつまらない」なんて感じていた人にもオススメしたい車です。

その中でもこの「E」グレードは、プリウスで最廉価となるアンダーグレード。といってもただ単に価格が安いだけではありません。徹底的に軽量化されたボディに高価なリチウムイオン電池が組み合わされ、プリウスの中でも最良の燃費性能(JC08モード:40.8km/l)を叩き出します。

中古車市場では

2016年式「トヨタ プリウス E」で220万円前後。2015年式で200万円前後(2018年2月現在)。

価格

価格 | 2,429,018円(消費税込み)

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akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

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記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

寒い部屋で冷たい椅子に座って一年中キーボードを叩いているのが原因で「切れ痔」に!辛いです。(2018年6月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)