「4代目 トヨタ プリウス」がマイナーチェンジ!変更点を細かくチェック

4代目トヨタプリウスのマイナーチェンジ

2015年に登場した「4代目 トヨタ プリウス」は、今や当たり前となったハイブリッドシステムを市販車として最初に採用し、世界中に広めた立役者。

初代から2代目まではハイブリッドカー自体の数がまだ少なかったこともあって、特別な車とか、先進技術の塊なんて印象が強かったです。

ところが、その後、後継車となる3代目が発売されると、政府のエコカーを対象にした補助金や減税、環境意識の高まりなんかと相まって一気に販売台数を伸ばします。一時は日本市場で売れ筋といわれる、軽自動車やコンパクトカー、ミニバンを抑えて販売台数ナンバーワンの常連になっていたほどです。

トヨタ・プリウスのアイキャッチ

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2015年12月31日

そんなプリウスも、4代目にモデルチェンジされるとちょっとばかり勢いがなくなっちゃいます。ハイブリッドシステムが色々な車種に広まったことや、エコカー補助金の終了といった理由もありますが、一番の原因はその攻めすぎたスタイリングでしょうねえ。

2018年12月に行われたマイナーチェンジでは、そんな現状を踏まえて、不評の多かった外観デザインを大幅に変更。その他にも細かい変更がいくつか行われてます。

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[4代目プリウスの外観]マイナーチェンジによって穏やかに

外観は、今回のマイナーチェンジで、一番大きく変更されたポイントです。

前期型の攻めすぎたスタイリングを修正して、従来のプリウスを踏襲した穏やかなイメージに変えてます。

フロント

ヘッドライトは、涙目型のトゲトゲしたデザインから、オーソドックスなL字型に変更。フロントバンパー自体も、複雑な処理をやめてプレーンなデザインになってます。

リア

リアコンビランプ周りも大きく変更されていて、縦型にLEDライナーをあしらった先進的なデザインから、ワイド感を強調する普通のデザインになりました。僕は前期型のリアコンビランプが好きだったんで、ここだけはそのままにしておいて欲しかったです。残念。

外装カラー

外装カラーとして、新たに「ブルーメタリック」と「エモーショナルレッドⅡ」を追加。イメージカラーでもある「ブルーメタリック」は、後期型の穏やかなデザインとあいまって燃料電池車の「MIRAI」を連想させます。

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[内装]ピアノブラック調パネルを採用

前期型のインパネには、乳白色の加飾パネルが使われてました。デザイナーとしては日本的な上質感を表現したかったんでしょうが、質感が足りず水回りに使われる陶磁器のような感じです。今回のマイナーチェンジでは、これに変わってピアノブラック調の加飾パネルが使われ、個性は薄れましたがぐっと上質な雰囲気にはなりました。

大型ディスプレイが縦型に

インパネ中央にレイアウトされた「大型ディスプレイ」は、プリウスPHVと同じ「縦型の大型ディスプレイ」に変更。見やすさ、使い勝手共に、ぐっと良くなってます。

涼しい冷気を吸い込む「シートベンチレーション」を採用

運転席と助手席には、寒い時期にじわっとした暖かさを伝える「快適温熱シート」を装備。室内の冷気を吸い込むことでドライバーの身体を冷えやすくする「シートベンチレーション(Aプレミアム、Aプレミアムツーリングセレクションには標準)」も付いてます。

「おくだけ充電」が大型スマホに対応

センターコンソールにあった、スマホを置くだけで手軽に充電する「おくだけ充電(一部メーカーオプション)」は、トレーのサイズが拡大されて「大型スマホ」も充電できるようになりました。

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[コネクテッド]「専用通信機DCM」を標準装備

カローラスポーツやクラウンにも採用されてる「専用通信機DCM」を標準で装備。車とトヨタスマートセンターを常時接続します。加えて、情報サービス「T-Connect」も3年間無料で使えるようになりました(4年目以降は12,000円/年)。

「T-Connect」には、24時間365日、専任オペレーターが常駐しており、ステアリングの「音声認識スイッチ」を長押しして、「オペレーター」と呼びかけるといつでも対応してくれます。最近話題のスマートスピーカーみたいな呼び出し方ですが、「T-Connect」の場合は生身の人間が対応してくれるので安心です。

「T-Connect」のサービス内容

サービス内容としては、ドライバーの要望に応じて目的地を検索(リアルタイム交通情報を使って最適なルートを選択)、その内容をナビに直接送信とか、お店や施設の電話番号を検索することも可能で、「ナビに送信された電話番号にワンタッチで発信する」なんてことも可能です。

その他には、「グルメやレジャー、天気、渋滞、スポーツの結果を検索してナビに送信」というのもあります。もちろん、オペレータを呼び出さず、ナビゲーションだけを使って検索することも可能です。

万が一の時は「ヘルプネットセンター」へ通報

万が一の時、エアバッグが作動すると「ヘルプネットセンター」へ位置情報とともに自動で通報されます。その後、オペレーターの呼びかけにドライバーが応えない場合は、緊急事態と判断して警察や消防に連絡の取次もおこないます。

車内には「ヘルプネットスイッチ」が設置してありますので、スイッチを押すだけでドライバー自身の判断で通報することもできます。

ちょっと前までは高級車にしか無かった機能が、3年間とはいえ、無料で使えるんだからびっくりしてしまいますねえ。「一度この利便性を味わえば、有料となる4年後も使ってもらえる」という確実な自信もあるんでしょうけど。

防犯性を高める「マイカーSecurity」

手持ちのスマホと連携して動作する「マイカーSecurity」には、エンジン始動通知や、車輌追跡、警備員派遣といったセキュリティサービスの他に、ハザード消し忘れ通知や、大きな駐車場で愛車の位置を忘れた時に便利な「愛車の位置を調べる」機能もあります。

僕は病気の後遺症でちょっとだけ記憶力が落ちてるんで、こういう機能は助かります。まあ、元気な人でも、ぼーっとして駐車していると分からなくなることがありますしね。

[先進安全技術]「Toyota Safety Sense」を全車標準装備

今回のマイナーチェンジで個人的に一番良かったと思うのは、先進安全技術「Toyota Safety Sense」の全車標準装備です。安全機能は命に関わることなんで、グレードに関わらず、全部乗せにするべきだと思うからです。

衝突の被害を軽減する「プリクラッシュブレーキ」

「Toyota Safety Sense」は、単眼カメラとミリ波レーダーを中心にした安全機能パッケージになってます。

前方の車輌や歩行者(昼間)を検知して、ブレーキアシスト、およびブレーキが踏み込まれない場合は、自動ブレーキを作動させる「プリクラッシュブレーキ」を装備。

前車との間に適切な車間をたもちながら設定した速度以下で追従する「レーダークルーズコントロール(全車速追従)」もあります。これには、前車に合わせて停止、ドライバーの操作で発進する機能が付きます。

車線逸脱を未然に防ぐ「レーンディパーチャーアラート」

その他には、白線や黄線をウィンカー無しで越えようとすると警報ブザーで注意喚起を促す「レーンディパーチャーアラート」。車線逸脱を回避しやすいように「ステアリング制御」のアシストが入りますが、車線を維持する機能は付きません。

さらに、対向車を検知して自動的にハイビームを切り替える「オートマチックハイビーム」もあります。

後退しながらの出庫も安心「リアトラフィックアラート」

従来の「ブラインドスポットモニター」に加えて、「リアトラフィックアラート」がオプションで追加できるようになりました。これは、駐車場で後退しながら出庫するとき、後方の左右から接近する車輌を検知してブザーで知らせる機能です。

[パワートレーン]大きな変更は無し

パワートレーンは、前期型と同じ「1.8リッターのガソリンエンジン+電気モーター」のままです。カタログスペックも変わりません。

電気モーター特有のトルクフルな走り

動力性能としては、2.0リッターのガソリエンジン並みですが、電気モーター特有の低速トルクがあるんで、結構力強く走ります。アクセルに対する反応も機敏で、軽く踏み込むだけで即座に必要なトルクが立ち上がります。

パワーの出方もスムーズで制御しやすく、街中なら「NORMAL」モードに入れっぱなしでも十分です。もちろん、「POWER」モードを使えばスポーティに走らせることもできますが、プリウスを選ぶような落ち着いた人たちには必要ないでしょう。

[乗り心地]ちょっとだけ快適に

足まわりに関しても、マイナーチェンジによる変更箇所は公表されてません。ただし、見えない部分にもそれとなく手が入っているようで、ちょっとだけ柔軟性が増した感じです。

17インチ装着モデルは、スポーティで硬めの乗り味

前期型のツーリングセレクション(17インチ)は、リアサスがちょっとだけ硬く、良くいえばスポーティな印象でした。これに対して後期型は、足まわりの動きがしなやかになっていて、よく動くリアサスが柔軟に衝撃を抑えてくれます。

とはいえ、「15インチ装着モデル」と「17インチ装着モデル」との差はあります。見た目を重視するなら17インチ、乗り心地を重視するなら15インチ装着モデルがオススメです。

[ハンドリング]直進安定性が向上

ハンドリング周りでも、マイナーチェンジによる変更箇所はアナウンスされてませんが、前期型のキビキビ感が多少抑えられ、その分、直進安定性が増した感じです。

路面から伝わる確かな手応えと、素直なハンドリング。重いバッテリーをボディの低い位置に搭載した低重心パッケージと組み合わされて、プリウス独特のスポーティなハンドリングになってます。

15インチ装着モデルは、17インチより小回りが効く

最小回転半径も前期型と同じ。15インチ装着モデルで5.1m。17インチ装着モデルでは5.4mになります。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)