アウディ・ジャパンは、「東京モーターショー2017(東京都江東区有明)」の会場で「NEW アウディ A8」をジャパンプレミア(日本初公開)していました。今回も会場で撮影した写真とともに紹介します。
※「東京モーターショー2017」の会期は、2017年10月25日から11月5日まで。プレスデイは2017年10月25日、26日。プレビューデイは27日。一般公開は10月28日から11月5日まで。
展示車両はコンセプトカーのAudi Elaine concept、Audi Q8 sport conceptのほか、来年以降日本で販売を予定しているNew Audi A8、New Audi A8L、Audi RS 4 Avant、Audi Q7 e-tron quattro、今年日本で発売したばかりのAudi SQ5、Audi RS 5 Coupéなどのモデルを出展します。
「NEW アウディ A8」の概要
「NEW アウディ A8」は、2018年に日本市場への導入が予定されているLクラスの高級4ドアセダン。
48ボルト電源にオルタネーター(12kw)による回生ブレーキ、外部からの充電を可能にする機能を組み合わされたプラグインハイブリッドカー(マイルドハイブリッドカー)です。
アイドリングストップ機能や、動力系と駆動系の接続を切って滑走する「コースティング機能」も装備され、エネルギー効率の高い走りを実現しています。
足回りには、4つの制御モーターがそれぞれのサスを独立制御する「AIアクティブサスペンション機構」を装備。生物のように柔軟でしなやかな走りをもたらします。
数々の先進機構を装備する「NEW アウディ A8」ですが、その中でも一番のエポックは市販車で初の採用となる「レベル3の自動運転」です。
この自動運転システムには3つの主要な機能「Audi AI・トラフィックジャムパイロット(高速道路・渋滞時自動運転制御)」に「Audi AI・リモートパークパイロット(車外からのコントロールによる駐車)」、「Audi AI・リモートガレージパイロット(車外からのコントロールによる車庫入れ)」があり、その他にも40種類のドライバー・アシスタントシステムが機能しています。
システム制御による自動運転には、各国の事情に合わせて個別に法整備を進める必要があります。2018年以降、法整備の整った国からアウディはこのレベル3の自動運転を順次導入していく意向です。
「NEW アウディ A8」のスタイリング
フロント
張りのある面で構成された伸びやかなノーズに、シャープなLEDヘッドライト。大型シングルフレームグリルが組み合わされた、重厚感あふれるエレガントなフロントフェイス。
サイド
長い全長にロングホイールベース。短く切り詰められたフロントオーバーハング(ホイールからボディ先端までの長さ)が相まって、上質で美しいサイドビューを表現しています。
なだらかなルーフ形状が優美さをさらに強調しています。
リア
やや尻下がりのヒップラインに薄いリアコンビランプが横一文字にレイアウトされ、フラッグシップにふさわしい威風堂々とした後ろ姿を形づくっています。
「NEW アウディ A8」のインテイリア
カクカクとした超未来的デザインに、バーチャルコックピット用ディスプレイ。センターコンソールの上下にも二枚重ねで高精度ディスプレイが装備されます。
タッチスクリーンを多用した先進的な操作体系です。
シートは市販を前提として現実的なデザインですが、インパネ周りは未来的すぎるので市販化の段階で一般的なデザインへと変更される可能性が高いです。もし、このデザインのまま市販化されたら、かなりアグレッシブな高級セダンとなります。
今後の発売予定
2018年、日本市場で販売予定。