エアコンクリーナーとは、スプレー式のエアコン洗浄剤のことです。エアコンダクト内に直接噴射することで、手軽にダクト内のよごれと臭い、カビや雑菌などを除去することができます。
タクティーからは、「DRIVE JOY クイック エボパレーター クリーナーS」の名称で販売されています。
より手軽な消臭スプレーとしては、「カーメイト 車用 消臭剤 いますぐエアコン消臭」といったものもあります。
エアコンクリーナーの概要
夏、気温が徐々に上がってくると、「久しぶりにエアコンをつけてみようかなあ」という人も多いでしょう。
こんな時に気になるのがエアコンからの不快な臭いです。これは、エアコン内部やダクト内に溜まった汚れやカビ、雑菌などが原因となって発生しています。
こういった臭いを防ぐには、冬の間もなるべくエアコンをつけっぱなしにしておく事が大切です。しかし、一度臭いが付いてしまうと簡単に落とすことはできません。
こんな時に便利なのが「エアコンクリーナー」です。複雑な構造のエアコンダクト内の奥深くまで浸透し、エアコンの汚れやカビ、雑菌などを洗い流します。
エアコンクリーナーの使い方
エアコンクリーナーを使う前には、グローブボックスを外して、その奥にあるフィルターケースも同時に取り外しておきます。後ほど、ここからエアコンクリーナーを噴射することになります。
次に車のドアと窓を全開にします。あわせて、エアコンクリーナーがこぼれても良いように、フロアマットやグローブボックス周辺を新聞紙やビニール、マスキングテープなどを使ってカバーしておきます。
付属ノズルをスプレー缶の噴射口に確実に差し込みます。ノズルをノズルホルダーに通し、ブロアーファン中心部にノズルが向くように固定します。
作業中にエアコンが停止しないように、エアコンの設定を変更しておきます。
具体的には、「AUTO」モードと「A/C」をスイッチをオフ、「内規循環」モード選択、エアコン吹き出し口を「胸から上に」、風量と冷房を「最大」に設定します(詳しくは商品の取扱説明書をごらんください)。
ノズルの先端がしっかりとブロアーファン中心部に向いていることを確認したら、エアコンクリーナー缶の噴射スイッチを「カチッ」という音がするまで押し込み連続噴射状態にします。
エアコンクリーナーの噴射が終了したら、エアコンの設定はそのままに、「A/C」スイッチのみをオンにして5分間放置します。この間にフィルターカバーやグローブボックスなどをはめ込み、元の状態へと戻しておきます。
エアコンクリーナーの使用と同時に、汚れた古いエアコンフィルターを交換しておくとさらに効果的です。
使用上の注意点
洗浄剤は一度に全部使い切ってください。
全てのエアコン吹き出し口を全開ににして作業を行ってください。一部の吹き出し口が閉まっていると、内部に洗浄剤が滞留して故障の原因となります。
エアコンの「AUTO」モードは使わず、商品の説明書にある設定を守ってください。
※使い方は商品によって微妙に異なります。使用の前には、必ず取扱説明書を読んでから作業を進めてください。