新型 BMW 6シリーズ 640i xDrive Gran Turismo M Sport【評価レビュー】美しいスタイリングと高い実用性を両立 [DBA-JV30A-JV61]

今回の【評価レビュー】は「新型 BMW 6シリーズ 640i xDrive Gran Turismo M Sport」。
2017年に登場した、Lクラスの5ドア・ハッチバックです。

今回、5シリーズ・グランツーリスモはモデルチェンジにあたってシリーズ名を変更。新たに「6シリーズ・グランツーリスモ」として生まれ変わりました。

6シリーズは元々5シリーズのクーペボディに与えられる名称ですが、5ドアハッチバックが加わった事によって以降そのエクスキューズは使えなくなります。

ベースとなるプラットフォームは先代同様、現行型5シリーズのものを使用。なだらかなルーフと繋がるリアエンドによって、クーペライクな美しさとステーションワゴンの実用性を両立しています。

ボディにはアルミや軽量合金がふんだんに使われ150kg以上の軽量化を実現。ドア、ボンネット、テールゲートもアルミ製となります。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長5105mmX全幅1900mmX全高1540mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは3070mmとなります。

5シリーズのスタイリングをベースにしながらも、ファストバックスタイルによってクーペライクなカッコいいシルエットを成立させています。

フロント

なめらかな曲線で構成されたフロントノーズに存在感のある大型グリル。ワイドに広がるLEDヘッドライトが装備され、上質でスポーティなフロントフェイスを形づくっています。

サイド

先代5シリーズGT比で51mm下げられた全高。なだらかなルーフによって描かれたファストバックスタイルが一体となって、クーペのように美しいスタイルを構成。

エアブリーザー(空気孔)と組み合わされたサイドスカートが、このGTに程よい個性を与えています。

リア

傾斜の強いリアウィンドウにワイドなリアエンド。複雑なリフレクター形状を持つリアコンビランプと、デュアルパイプフィニッシャーが装備された重厚感あふれる後ろ姿。

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内装

内装デザインは5シリーズに通ずる上質なデザイン。しっとりとした質感の樹脂に木目パネル、メタリックパーツが組み合わされます。

ダッシュボード中央にレイアウトされた10.25インチ液晶ディスプレイ、タッチコントローラおよびジャスチャーコントロール(手をかざして操作する)によって操作体系も充実しています。

モデルチェンジによってホイールベースが拡大され、室内のゆとりも向上しています。高い目線のドライビングポジションと見切りの良いボディとが相まって操作性も良好。運転のしやすい車です。

シート

前席は、上質なダコタレザーとコシのあるクッションが組み合わされた快適なシート。適度なサイドサポートも装備され、長距離ドライブでも疲れが少ないです。

拡大されたホイールベースによって、後席の足元には広々とした余裕が生まれています。なだらかに下降するルーフが若干広々感を阻害していますが、窮屈なほどではありません。

荷室

荷室は610Lの大容量。4:2:4でシートバックを分割して倒せば、ステーションワゴンに匹敵する容量を確保することができます。

静粛性

車内にはしっかりと遮音材がほどこされ、ラグジュアリーカーにふさわしい高い静粛性能を持ちます。

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エンジンとミッション

2998cc・直列6気筒DOHCターボエンジンに、8速ATが組み合わされます。
エンジンは、340ps/5500-6500rpmの最高出力と、35.7kgf・m/1380-5200rpmの最大トルクを発揮。

車両重量2010kg。JC08モード燃費は、10.9km/l。

エンジン

3.0Lターボエンジンで4輪を駆動(4WD)。低速から図太いトルクを発生する力強いエンジン。2t以上もある重量級ボディを軽快かつスムースに走らせます。

坂道や高速の合流ポイントでも流れをリードしてグイグイと加速。もっさり感にイライラさせられる事はありません。

トランスミッション

トルコン式の8速ATを装備。ぶ厚い低速トルクを活かして上質な変速フィールを生み出します。

乗り心地とハンドリング

前輪にウィッシュボーン式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

乗り心地

装着されるタイヤは、前・245/40R20、後・275/35R20。

重厚感をともなった硬めの乗り味。初期モデルでアタリが付いていない事を考えれば、もう少ししなやかになる可能性もあります。

ハンドリング

操舵フィールは基本的にベース車輌の5シリーズセダンと同じ。自然な操舵フィールで素直に鼻先をコーナー出口へと向けます。

その他

先進安全技術は現行型5シリーズにも装備される最新のもの。アクティブクルーズコントロールや、歩行者にも対応する衝突被害低減ブレーキ、ステアリングアシスト、リモートパーキングコントロールなどを装備。

【評価レビュー】のまとめ

6シリーズ・グランツーリスモは、5シリーズをベースに開発された5ドアハッチバック。クーペライクな美しいボディと高い実用性を両立した欲張りなラグジュアリーカーです。

やや硬めの足回りが装備されるものの、パワフルなストレート6とスムーズな8段AT。重厚感を伴った素直なステアリングフィールは最高です。

高級ラグジュアリーカーを買う余裕があって、「一台の車で美しいスタイリングと高い実用性、走りの楽しさを一度に実現したい」と考える欲張りな人にピッタリな一台です。

中古車市場では

「BMW 6シリーズ 640i xDrive Gran Turismo」は、登場したばかりなので中古車市場にほとんど出回っていません。実質的な旧モデル「2011年式 BMW 5シリーズ 535i Gran Turismo」なら、200万円台後半となります(2018年1月現在)。

価格

価格 | 10,810,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)