ドイツの自動車会社「BMW」は、新しいコンセプトのコンパクト・クロスオーバーSUV「BMW X2」を2018年の早い時期に発売すると発表しました。
BMW calls it ‘the cool X’ in a bid to attract well-off young’uns, and will go on sale in March 2018.
X2の概要
この新しいクロスオーバーSUVは、パリモーターショーで発表された「X2 Concept」の市販バージョンです。その名が示すとおり、X3とX1の間を埋めるモデルとなります。
ベースとなるプラットフォーム(基本骨格)には、ミニ・カントリーマンと同じ「UKL2」が使われ、今後発売される「新しい1シリーズ」も同じプラットフォームを共有します。
つまりこれらの新しいコンパクトカー群は、すべてFFレイアウトに一本化されるという訳です。FRならではの素直な乗り味を好むユーザーは、現行型1シリーズの最終モデルを抑えておいた方が良いかもしれません。
X2の内装デザイン
X2の内装デザインは、基本イメージを現行の2シリーズと共有するものの、トリムの微妙な形や材質が異なり、よく見ると全く違うデザインが与えられています。「ぱっと見のイメージは同じなのに、実際のデザインは違う」なんて、こんな贅沢なコストの使い方があるでしょうか?普通なら逆に「ほとんど同じパーツを使っているのに、パット見の印象は全く違う」といったデザインを与えたくなるはずなんですが、このあたりは流石BMWといったところですね。
※実際の内装写真は引用元の「CAR Magazine website」を御覧ください。
X2の外観
全体のプロポーションは、本格的なSUVというよりも、5ドアハッチバックの最低地上高を上げてSUV風のフェンダーを装備した「スバルXV」のような成り立ちの車です。
新しく登場する1シリーズは、この車のプラットフォームを使って設計されるそうですが、ひょっとしたらプラットフォームどころかボディ全体をそのまま1シリーズに流用する可能もあります。そう考える方が、この5ドアハッチバック風のスタイリングである理由にも納得がいきます。
フロント
ボリューム感のあるフロントノーズに、がっしりとしたキドニーグリルと細目のヘッドライトが組み合わされます。SUVらしい力強さとキビキビとしたスポーティ感を併せ持つ、カッコいいフロントフェイスです。
サイド
短く切り詰められた前後オーバーハング(車軸からボディ端までの長さ)に、傾斜の強いAピラー(一番前の柱)とDピラー(一番後ろの柱)が組み合わされ、ダイナミックで伸びやかなサイドビューを構成しています。
リア
キックアップされたヒップラインに傾斜の強いリアウィンドウ、ヘッドライトのモチーフを引用する細目のリアコンビランプが組み合わされ、若々しくスポーティなリアエンドを形づくっています。
※実際の外観写真は引用元の「CAR Magazine website」を御覧ください。