4代目 ホンダ インテグラ タイプR【試乗評価】 キビキビとしたハンドリングと、ホンダらしいスポーティなエンジンが楽しい[ABA-DC5]

今回の試乗レポートは「4代目 ホンダ インテグラ タイプR」。
2001年から2006年に渡って製造販売されていた、2ドア・スペシャリティクーペです。先代モデルでは、4ドアセダンも同時にラインナップされていましたが、今回のモデルはこの2ドアクーペのみです。

プレリュードと統合される事によって、ボディを拡大。3ナンバーボディとなりました。スポーティな「タイプS」とレーシーな「タイプR」に絞って販売する戦略が取られていましたが、時代がこういった車を求めなくなった事もあり、2006年の販売終了とともにモデルも廃止されています。

アメリカ市場では、プレミアム・ブランド「アキュラ」から「RSX」の名称で販売されています。

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外観

全長4385mmX全幅1725mmX全高1385mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2570mmとなります。

上級のプレリュードと統合される事で、旧来のインテグラとは異なる上質なイメージが与えられています。

フロント

車幅が3ナンバーサイズ(1725mm)に拡大され、ロー&ワイドでスポーティな印象です。先代後期モデルの角型ヘッドライトから、大きなおにぎり型のヘッドライトへと変更、TYPE-Rにふさわしいアグレッシブな印象を際立たせています。

サイド

フロントノーズ先端から、リアエンドにかけて駆け上がるように力強く描かれたキャラクターライン。ウェッジシェイプされたボディに、コンパクトなキャビン(居住スペース)がビルトオンされ、軽快でスポーティな印象のサイドビュー。

最近の子供に「車の絵を描きなさい」という課題を与えると、ミニバンを描く子供が多いそうですが、秋ろーが子どものころは、こういったウェッジシェイプの効いた2ドアクーペを描く子供が多かったです。それだけ世の中にこの手の車が少なくなったという事でもありますが・・・。

リア

ハイデッキ化されたリアエンドに大型リアスポイラーを装備。傾斜のキツイリアウィンドウと相まってレーシーな雰囲気は満点です。リアコンビランプの間にレイアウトされる、ホンダの赤バッジがちょっと誇らしげです。

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内装

プラスチッキーな質感を持つインパネに、TYPE-Rを象徴する赤いレカロシートが組み合わされます。上質感とか高級感といったものはありませんが、やる気にさせるスポーティなコックピットです。

後方の視界が狭く、バックする時には細心の注意が必要です。

シート

赤いレカロシートが標準で装備されます。スポーティな形状のバケットシートで、身体をがっちりとホールドしてくれます。これならスポーツドライビングを楽しんでも、身体が滑って不安定になることはありません。シートの形状とクッションの硬さが適切に調整されているため、体圧が集中して疲れることも少ないです。

後席には小さなリアシートが装備されます。座面が低く、シートバックの高さも足りないため、緊急用シートとして割り切った使い方が必要です。

荷室

荷室には意外と奥行きがあるため、2ドアクーペとしてはそこそこの容量を確保しています。2人で2泊3日旅行も可能です。さらにシートバックを5:5で倒すこともできますので、2人乗車であれば、荷室が不足する心配はありません。

ハッチゲートの開口部は大きいものの、高さが高いため、大きくかさばる荷物の出し入れには苦労しそうです。

静粛性

スポーティなVTECサウンドが気持ちよく車内に響きます。ロードノイズも大きめ。

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エンジンとミッション

1998ccの直列4気筒DOHCエンジンに、6速MTが組み合わされます。
エンジンは、220ps/8000rpmの最高出力と、21.0kgf・m/7000rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1190kg。10モード/10・15モード燃費は、12.4km/lとなります。

エンジン

2.0Lのツインカムエンジンで前輪を駆動。高回転型のスポーティなパワーユニット。マニュアル・トランスミッションを駆使してエンジンをガンガン回してやれば、キビキビとスポーティに走ることができます。回した時のフィールも最高で、甲高いサウンドを伴って、どこまでも天井知らずに回り続けていきます。

ただし、街中など日常領域では、低速トルクの不足を感じることがあります。

トランスミッション

高回転型エンジンの潜在能力を存分に活かすため、クロスレシオ化されたマニュアル・トランスミッションが搭載されます。適度な剛性感を伴った、気持ちの良い変速フィールです。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはダブルウィッシュボーン式サスペンションが装備されます。

足回り

スポーティな硬い足回り。低速ではコツコツと不快な振動を拾いますが、速度を上げることによってフラットライドな乗り味に変化します。

意外と高速域での安定性も高く、安定した姿勢を維持してまっすぐに直進していきます。

ハンドリング

キビキビとしたスポーティなハンドリング。ドライバーの操舵にリニアに反応して、瞬時にノーズの向きを変えます。ワインディングに持ち込めば、軽量ボディとクロスレシオ化されたミッション、スポーティな高回転型エンジンが相まって、ライトウェイトスポーツならではの軽快感あふれる走りを楽しむことができます。

評価のまとめ

最近の若い人から見ると、こういった類のスポーツクーペは野暮ったく見えるのかもしれませんが、中年オヤジにとっては最高にカッコいいボディスタイルです。

軽量ボディに高回転型のスポーティなエンジン。クロスレシオ化されたミッションにキビキビとした軽快感あふれるハンドリングが組み合わされ、最高に楽しい車に仕上がっています。最新型のシビックTYPE-Rと比較すると、エンジンパワーは大きく劣りますが、手のひらに収まるライトウィトスポーツならではの楽しさはこちの方が上です。

「カッコよくて走りの楽しめるライトウェイトスポーツカーが欲しい」という人には、最高の一台となるはずです。同じライトウェイトスポーツに名車「マツダ・ロードスター」がありますが、あちらはFRならではの自然なハンドリングとオープントップの気持ちよさが最大の魅力です。それに対してこのインテグラTYPE-Rは、ホンダらしい高回転型エンジンの気持ちの良いフィールと、2ドアクーペならではの実用性の高さが魅力です。

インテグラは2006年に廃止されたため、最終モデルであっても10年以上前の年式となります。ただしTYPE-Rは人気が高いため、程度の良い最終モデルが150万円前後からと比較的高値を維持しています。ただし、ちょっとスポーティな「TYPE-S」であれば、人気があまり無い事も手伝って、程度の良い最終モデルであっても100万円以内で見つけることができます(2017年10月現在)。

価格

新車当時の価格 | 2,730,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)