新型 スズキ バレーノ XT(ターボ)【試乗評価】タウンサイジングターボと超軽量ボディが楽しい [CBA-WB42S-BBTK]

今回は「新型 スズキ バレーノ XT(ターボ)」を試乗レポートいたします。
このバレーノは、2016年に登場した全く新しいブランニューモデルです。

開発は日本で行われ、生産はインドのスズキ子会社「マルチ・スズキ・インディア」が行います。つまり、インドから輸入される逆輸入車という事になります。

バレーノは、先行して「スズキ バレーノ XG」という1.2L自然吸気エンジン搭載車が発売されていましたが、今回発売された「XT」は1Lターボエンジン搭載のパワフルな上級グレードです。

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外観

全長3995mmX全幅1745mmX全高1470mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2520mmとなります。

「XG」と違い、「ディスチャージヘッドランプ」と、大きな「16インチアルミホイール」が装備されています。

どの車とも似ていない個性的なグリルが特徴的なフロントフェイスがです。

サイドは、ボディの厚みに対してキャビンが小さく、スポーティな印象ですが、Dピラー(一番後ろの柱)が大きく前傾していることもあり、後席では閉塞感があります。

リア周りは、後ろに行くに従いキックアップされたショルダーラインと、小さなリアウィンドウが繋がり、高い位置のリアコンビランプと相まって、「ホンダ・アヴァンシア」のようなちょっと懐かしい印象です。

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内装

全長の割に全幅が広めに取られており、座ってみると広々とした印象を受けます。
メーターは視認性の高い2眼メーターが装備され、使い勝手は良好です。見た目もブルー基調で美しいデザインです。

「XG」の内装に加えて、「革巻きステアリング」と「オートエアコン」が装備されます。センターコンソールにオートエアコンが装備され、少し「XG」より上質になりましたが、シボの入れ方などに硬質でチープな印象が残ります。

前席シートは、コシと硬さが適正に保たれており、少し厚みは薄いのですが、疲れの少ない快適な座り心地です。これなら長距離(50km以上)の移動も安心です。

後席シートは、成人男性が座るには少し頭上空間がミニマムですが、中距離(50km程度)までの移動なら大丈夫です。

トランクスペースは十分な広さがあり、2人で2泊3日程度の旅行であれば十分にこなせます。また、後席のシートバックを倒せば、広い荷室として使うこともできます。

車内の騒音レベルは、欧州車同クラスの平均的なレベルです。エンジン音が気持ち良くチューニングされている事もあって、嫌な感じはありません。

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エンジンとミッション

996cc直列3気筒DOHCターボエンジンに、6速ATが組み合わされます。
エンジンは、111ps/5500rpmの最高出力と、16.3kgf・m/1500-4000rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、20.0km/lとなります。車両重量は950kgです。

996ccという小排気量エンジンながら、しっかりとターボで過給されているため、低速から力強いトルクが得られます。街中などでの日常域では必要十分以上の動力性能です。
また、坂道や合流など普段以上に力の必要なシーンにおいても、スムーズで力強い加速をすることが可能です。ターボらしいスポーティで快活なサウンドも大きな魅力です。

組み合わされる変速機は、多少燃費が悪くなるのを承知の上で、レスポンスに優れるステップ式の6速ATが採用されています。
950kgの超軽量ボディと相まって、軽快でスポーティな走りを楽しめます。またパドルによるマニュアルシフトも可能です。

アイドリング時の振動が気になりますが、スズキの伝家の宝刀「Sエネチャージ(アイドリングストップ機能)」は装備されていません。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソンストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

このターボ車に限って、ステアリングに嫌な微振動が伝わり商用車のようなフィールです。

ハンドリングは中立付近の反応が曖昧で、微少舵領域ではぼんやりした印象です。このため、鼻先をわずかに左右に揺らすような特性があり、まっすぐ走らせるのが難しいです。
ただ、この微少舵領域を外れれば、ナチュラルで切れ味のいいハンドリングでキビキビと楽しく走ることができます。

路面の段差では衝撃をコツコツと拾いますが、サスの動きが滑らかで落ち着いているため、嫌な衝撃が車内に侵入してくることはありません。
またコーナリングでは、ロールスピードの遅いじわっとした身のこなしで、路面をいつまでも捉え続ける粘り腰のセッティングです。

その他

ミリ波レーダー式の衝突軽減ブレーキ(レーダーブレーキサポート)が標準装備されています。

評価のまとめ

XTはプレミアムガソリン仕様となり、またエコカー減税も適応されないので、国産ライバルと比べると少しコスト面で不利です。

ただ、切れ味のいいダウンサイジングターボとリニアな6速AT、よく動くサスによる滑らかな乗り味など、走りの動的質感はクラス標準以上です。このバレーノは「走りの楽しめるちょっと変わった車が欲しい」という人にオススメしたい面白い車です。

価格

価格 | 1,617,840円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)