新型 スバル レヴォーグ 2.0 STI Sport EyeSight【試乗評価】ドイツ高級車に匹敵する動的質感 [DBA-VMG]

今回は「新型 スバル レヴォーグ 2.0 STI Sport EyeSight」を試乗レポートいたします。
このレヴォーグは、2014年に登場したまったく新しいブランニューモデルです。

また、2016年にはマイナーチェンジが行われ、「STI Sport」というトップグレードが追加されています。

今までも、「STI」の名を冠したグレードは存在していましたが、それはあくまでも「STI」というスバルの子会社で専用にチューニングが施された「コンプリートカー」という位置付けでした。

今までの「STI製コンプリートカー」と今回の「STI Sport」との違いは、開発段階からスバルとSTIが協力して行い、生産はスバルの工場のラインを使って行われる「量産車である」という点です。

マイナーチェンジ前の1.6Lモデルについては「新型スバル レヴォーグ【試乗評価】」のページを御覧ください。

スバルレヴォーグ2.0STIの前面画像
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外観

全長4690mmX全幅1780mmX全高1490mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2650mmとなります。

「STI Sport」には、ノーマルグレードに比べて精悍な印象のフロントフェイスが与えられています。具体的には、専用グリルと専用フロントバンパーにより、ちょっとWRX STI風のパーツが装備されています。

サイドビューには、ノーマルグレードとの大きな差異は見当たりません。後ろに行くほどルーフが絞り込まれており、Dピラー(4番目の柱)の傾斜と相まってスポーティな印象です。
もう少しフロントオーバーハングが短いとさらにスポーティになるのですが、水平対向エンジンが搭載されているので仕方ありません。

スバルレヴォーグ2.0STIの後部画像

リア周りのノーマルグレードとの差異は、赤いSTIバッジくらいです。ぐっと絞り込まれたリア周りに、小さな台形のリアウィンドウがレイアウトされ、引き締まった印象を与えています。

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内装

内装はインプレッサ系に共通の見慣れたレイアウトです。ボルドー色のレザーや合皮が車内のあちこちに装飾されており、質感がぐっと向上しています。

スバルレヴォーグ2.0STIのステアリング画像

メーターには、専用の赤いリングがレイアウトされており、STIロゴと相まってスポーティなデザインに仕上がっています。

スバルレヴォーグ2.0STIのナビ画像

ナビ画面の横に送風用のルーバーがレイアウトされてると、車内が冷えすぎている時にもどうしても手に冷風が当たり、ルーバーを完全に閉じてしまうしかありません。そうなると後席への風量が不足してしまうので、後ろの乗員から抗議を受けることがあります。レヴォーグのようにナビ画面の上にルーバーが装備されていれば、そのような心配はありません。

ハザード用のスイッチも手を伸ばせばすぐに押せる位置にあり、ここという場面で素早く押すことができます。

スバルレヴォーグ2.0STIのシフト画像

フロントシートには、ボルドー色のレザーシートにSTIのマークが型押しされています。
シートの質感はノーマルのレヴォーグと同じはずですが、表皮がレザーになることで、しっとりとした硬さとコシが加わり快適性も向上しています。

スバルレヴォーグ2.0STI前席の画像

リアシートにもボルドー色のレザーが張られ、車内全体が上質で華やいだ雰囲気です。

スバルレヴォーグ2.0STIの後席の画像

STIのイメージカラーということなので仕方ありませんが、このボルドー色よりは、エクシーガに装備されているキャメル色のレザーシートの方が、上質感もあり長く飽きずに付き合えそうです。

この「STI Sport」に限らず、レヴォーグの全グレードで車内の静粛性が向上しています。

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エンジンとミッション

2000cc水平対向4気筒DOHCターボエンジンに、CVTが組み合わされます。
エンジンは、300ps/5600rpmの最高出力と、40.8kgf・m/2000-4800rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、13.2km/lとなります。車両重量は1560kgです。

300psに、40,8kgf・mという大トルクを2000回転という低回転域から発生しているため、暴力的と言ってもいい位の力強さを感じます。
ただパワーの出方が鋭すぎるので、市街地などの日常域では1.6Lの方が扱いやすいです。そのため普通の人なら1.6で十分だと思います。

組み合わされるCVTは、2.0Lターボエンジンと相性が悪く、アクセル操作に対して反応がずれているような感じがあります。
ガッとアクセルを踏み込めば、鋭いトルクが少し遅れて立ち上がり、アクセルを緩めても、減速感が感じられるまで少しタイムラグが空いてしまいます。
ただ、普通にじわっと運転しているだけなら、それほど気になるモノではありません。

足回りとハンドリング

前輪にストラット式サスペンション、後輪にはダブルウィッシュボーン式サスペンションが装備されます。

ハンドリングはしっとりとした感触でジワリと路面を捉え続け、ドライバーの意思を忠実に再現する素直なフィールです。2.0は4WDのトルク配分が、前45:後55と後よりのため、FRに近いスポーティなステアリングフィールを持ちます。コーナリングでの姿勢変化も少なく、うねりのあるワイディングをヒタヒタと走りぬけます。

前輪に装備された「ダンプマティック2」という新しいビルシュタインダンパーは、圧力に対して二つの経路を設けることで、小さな入力から大きな入力まで柔軟に対応することができる優れたサスペンションです。合わせて、前後ともに「STI Sport」専用サスチューニングが施されています。

今までのスタンダードなサスだと、一つのセッティングで全ての状況に対応しなければならず、スポーティな車なら硬めの足回りにならざるおえませんでした。
ところが、この「STI Sport」は「ダンプマティック2」のおかげで、スポーティな走りと上質でしっとりした乗り心地を高次元で両立しています。

低速域では荒れた路面の衝撃をしなやかに吸収しつつ、高速域ではビシッとしたフラットライド感で矢のように直進します。

評価のまとめ

STIという名前からイメージするカリカリのスポーティなイメージとは異なり、レヴォーグのトップグレードにふさわしいより上質で大人っぽい質感の車です。

上質な車に乗りたいけれど、アウトバックでは大きすぎるし、ドイツの高級車では価格やランニングコストが心配と思っていた人には、この「STI Sport」がオススメです。

ランニングコストは日本車ですから低く抑えられますし、サイズもコンパクトで扱いやすいです。何より今回追加された「STI Sport」グレードは、ドイツ高級車に匹敵する動的質感を持っています。内装の仕立てなどにもう一歩のところはありますが、価格を考えれば十分な内容と言えます。

価格

価格 | 3,942,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)

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