人の車に乗せてもらうと、エアコンから嫌な臭いがしてくる事があります。特に夏の暑い日の一番に、エアコンを付けると強烈な臭いがします。
ただ、よくこんな車に乗っていられるなあと、うんざり思いつつもなにも言えません。
しかし、実際は気がついていないだけで、自分の車も大なり小なり嫌な臭いがしているものです。
特に排気ガスの侵入を嫌がって、年中「内気循環モード」にしている人や、タバコを車内で吸っている人の車は最悪です。
この嫌な臭いの原因は、エアコン内のエバポレーターに貯まったホコリや湿気により繁殖したカビ、またタバコの煙によるものです。
これを防ぐには、エアコンの内気循環は空気が汚いところだけに限定して使い、郊外や山道など空気のきれいな場所に差しかかったら、積極的に外気モードにすると良いです。
冬はエアコンを使わない人もいるかと思いますが、これではエアコンの中に湿気がたまり、カビが繁殖する原因となります。
冬であっても除湿の為に、エアコンのスイッチをオンにしておいてください。
また、たまには天気の良い日に駐車場でドアを全開にして、エアコンを掛けながら内部の空気を入れ替ておきましょう。
ただ、すでに臭いがしっかり付いてしまった場合はこれでは消臭できません。
そこで今回は、嫌な臭いがついてしまった車でも、簡単に消臭ができる方法をご紹介します。
手順1「準備」
まずエアコン吹き出し口の周辺をきれいにする、綿棒とウェスを用意してください。
次に、エアコン内を消臭・除菌する「カーエアコン消臭スプレー」も用意します。
手順2「エアコン周りのホコリを取る」
駐車場などで作業を行う場合は、大きくドアを開け中の空気を入れ替えます。
次にエアコン吹き出し口に溜まったホコリを、ウェスや綿棒で丁寧に掃除しておきます。
その後はエアコンを全開にして、内部のホコリと汚れた空気を外に吹き出します。
手順3「エアコン消臭スプレーを使う」
それが済んだら、除菌、消臭、防カビ効果のある「カーエアコン消臭スプレー」を取り出し、付属の長いノズルをセットして、エアコン吹き出し口から奥へ差し込みます。
これは商品によって使い方が違いますが、自動噴射モードのある製品はスイッチを入れ、自動的にエアコン内に消臭スプレーが行き渡るのを待ちます。
自動噴射モードの無い製品は、自分で適正な時間スプレーを噴射し続けてください。
これで、エアコン内の嫌な臭いやカビは完全に除去され、きれいな空気が車内を循環するようになります。
後は、最初に説明した臭いの予防方法を頭に入れ、常にエアコン内がきれいに保たれるように気をつけてください。
ここで紹介した商品は、メーカーにより使用方法が異なります。作業の前には必ず説明書を確認してください。