コーティング剤(ポリマー系&フッ素系)の施工には、洗車と下地処理が超重要!【DIY】

レガシィのボディとウェス

車のボディを洗わずにしばらく放っておくと、土埃や油、泥が一体となって、どんどん表面の輝きが失われていきます。

このままにしておくとさらに頑固な汚れとなって、普通の洗車では落とすことのできない「水垢」が発生します。そうなる前に小まめに洗車をすれば済むことですが、仕事や用事で時間が無い時や、疲れて動きたくない時はそうもいきませんね。

そこで今回は、一度施工をするだけで数ヶ月の間ボディの輝きを持続する、「コーティング剤」について紹介します。

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コーティング剤は大きく分けて3種類

車のボディを保護して輝きを増すコーティング剤には、「ポリマー系コーティング剤」と「フッ素系コーティング剤」、「ガラスコーティング剤」があります。

この中でガラスコーティング剤は、高い耐久性(3年以上)を持つ優れたコーティング剤ですが、施工が難しく素人が施工するには向きません。そのため、今回は、その他のコーティング方法について説明していきます。

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ポリマー系コーティング剤とは

ポリマー系コーティング剤とは、シリコンなどの樹脂を含んだコーティング剤のことです。この中で「ガラス系コーティング剤」とは、「ガラスコーティング剤」と異なり、ポリマー系コーティング剤の中にガラス繊維を含んだコーティング剤の事です。

施工が比較的簡単で素人でも手軽にコーティングする事ができますが、反面、耐久性が低く、1ヶ月から3ヶ月程度でコーティング効果が失われます。また、洗車時に強く擦ると簡単にコーティング層が剥がれ落ちてしまいます。

価格はポリマー系コーティング剤が、1,000円前後。ガラス系コーティング剤が、5,000円前後となります。

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フッ素系コーティング剤とは

フッ素系コーティング剤には、ポリマー樹脂よりも耐久性の高い「フッ素」が使われています。耐久期間もポリマー系より長く、3ヶ月から6ヶ月程度はコーティング効果が持続します。

ポリマー系同様に施工が簡単なため、素人でも手軽にコーティングすることができます。価格も安価で、1,000円から3,000円程度で購入することができます。

コーティング剤の嬉しい効果

コーティング剤を施工しておくと、ボディの輝きが持続するだけでなく、汚れが落ちやすくなったり、ボディ表面の小傷が見えにくくなったり、洗車機を使った時に洗車キズが付きにくくなるといったメリットがあります。その他には、汚れ自体を付きにくくする効果もあります。

仕事が忙しくて洗車が面倒という人は、時間のある時にしっかりと洗車をしてコーティングを塗り込んでおけば、その後、数ヶ月に渡って簡単な手抜き洗車だけで済ませることができます。

コーティング剤の施工前には、必ず下地作り(下地処理)を

コーティング剤を施工する前には、下地作りが大切です。この作業をおろそかにしていると、汚れや古くなったコーティング剤をそのまま閉じ込めてしまうことになり、かえって塗装面の輝きが失われます。

下地作りには、まず鉄粉の除去を行います。

鉄粉除去には粘土のような「鉄粉除去クリーナー」を使います。まずは普通に洗車をしてボディを濡れた状態にします。次に「鉄粉除去クリーナー」取り出して、水を掛けながらボディ表面を滑らすように軽い力でこすります。これだけで簡単に鉄粉は除去されていきます。鉄粉除去クリーナーが汚れてきたら、その都度、内側に折り込むようにして、常にキレイな面で磨くようにしてください。

超微粒子コンパウンドで頑固な水垢を落とす

鉄粉除去が終わったら、次は超微粒子コンパウンドでボディ表面の頑固な汚れ(水垢)を落とします。

超微粒子コンパウンドを専用のスポンジに取り、ボディ表面を磨き込んでいきます。この時、一気に全体に掛けるのではなく、パネルごとに小分けにして磨いてください。ただし、コンパウンドはボディ表面を少しずつ削っています。力を入れすぎないように、ボディ表面の様子をみながら徐々に磨き込んでください。

小傷や汚れが一通り落ちたら、ボディに残ったコンパウンドをキレイなウエスで拭き取ります。ボディにコンパウンドを残さないように、ここでもう一度洗車をしておきます。

ボディコーティング剤の施工

ボディが乾いたら、いよいよコーティング剤を施工していきます。コーティング剤は液体なので、力を入れず薄く伸ばすように施工すれば十分です。

ボディ表面のコーティング剤が乾いたら(30分程度)、さらにコーティング剤を重ねて施工していきます。この作業を3回程度繰り返せば、しっとりとした濡れたような輝きがボディ表面にもたらされます。ただし、コーティング剤の中には重ね塗りを推奨していないものもありますので、買う時にはしっかりと説明書を確認してください。また、コーティング剤がしっかりと乾くまでは、24時間以上かかります。その間、洗車などは行わないようにしてください。

この作業をコーティング剤の寿命に合わせて数ヶ月ごとに繰り返せば、あなたの車は常に新車のような輝きを保ち続けることになります。洗車の手間も省けて、一石二鳥というわけです。

※コーティング剤やコンパウンドを使う時は、しっかりと説明書を読み込んでから行ってください。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)