新型 スバル レヴォーグ 1.6 STI Sport EyeSight【評価レビュー】マイナーチェンジによって安全性能と質感が向上 [DBA-VM4]

今回の【評価レビュー】は「新型 スバル レヴォーグ 1.6 STI Sport EyeSight」。
2013年にフルモデルチェンジした、小型5ドア・ステーションワゴンです。この他に4ドアセダンの「WRX S4」があります。

レヴォーグはモデルチェンジの度に肥大化するレガシィに代わり、国内線用モデルとして開発されたツーリングワゴンです。

基本となるプラットフォーム(基本骨格)はレガシィよりも一回り小さい4代目インプレッサ。全幅は3ナンバーサイズをわずかに超えるものの、全長と全高は5代目レガシィよりもコンパクトにデザインされ、日本の道路事情にマッチしたサイズとなっています。

「STI Sport」は2016年に追加された上級グレードで、専用チューンが施されたビルシュタインダンパーやSTI専用のスポーティな内外装がおごられます。

2017年にはマイナーチェンジが行われ、全車速域でアクセルやブレーキ、ステアリングをアシストする「アイサイト・ツーリングアシスト」を追加。加えて、内外装の小変更と共に足回りやエンジンにも手が加えられています。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4690mmX全幅1780mmX全高1490mm。ホイールベース2650mm。

フロント

ヘキサゴングリルに彫りの深いシャープなヘッドライト。「STI Sport」専用フロントバンパーが装備され、スポーティで精悍な表情に仕上げられています。

フロントグリルには小さな「STI」バッジを装着。控えめにこの車の特別感を主張しています。

サイド

短いノーズに大きなキャビン。ふくよかなサイドパネルが組み合わされた力強く上質なサイドビュー。Aピラー(一番前の柱)とDピラー(一番後の柱)が強く傾斜され、スポーティな印象を強めています。

リア

スポーティに傾斜したリアウィンドウ。角型リアコンビランプがシルバーモールドで左右に連結され、軽快感あふれるリアエンドを構成。

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内装

シンプルに整理されたインパネ周りに、ボルドーレッドのSTI Sport専用シートが装備されたスポーティで華やかな室内。

センターコンソール中段に大きな8インチ液晶ディスプレイ。その上には小型のマルチファンクションディスプレイ(5.9インチ)がレイアウトされます。

メーター内に装備される小さなサブディスプレイには、EyeSightの差動状況やトリップメーターなどを表示。速度メーター自体の表示もクッキリとした太字で見やすいです。

シート

装着されるシートは、本革製「STI Sport」専用シート。ボルドーとブラックのツートンカラーで、大人っぽいスポーツ感が表現されています。シート表皮には適度なたわみがあり、組み合わされるクッションもストローク感のある上質なものです。

後席は、足元、頭上空間ともに十分なスペースを確保。大人が二人で座っても適度な余裕があります。

荷室

荷室は522L(内サブトランク20L)の大容量。家族4人なら荷物の嵩張るキャンプも可能です。シートを分割(4:2:4)して倒すことにより、さらに広い荷室として使えます。

静粛性

静粛性はクラス標準レベル。アクセルを踏み込めばスポーティなサウンドも楽しめます。

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エンジンとミッション

1599cc・水平対向DOHCターボエンジンに、CVT(無段変速機)が組み合わされます。
170ps/4800-5600rpmの最高出力と、25.5kgf・m/1800-4800rpmの最大トルクを発揮。

車両重量1560kg。JC08モード燃費は、16.0km/l。

エンジン

1.6・フラット4ツインカムターボで4輪を駆動(4WD)。低速からフラットなトルクを発生する扱いやすいエンジン。2.0Lターボには及びませんが、日常領域なら十分な力強さがあります。よりパワフルな「Sモード」を使うまでもありません。

トランスミッション

ベルトとプーリーによって連続的に変速するCVTを装備。今回から2.0Lターボ車と同様のステップ式変速制御を導入。CVT独特のパワーバンドフィール(エンジン回転と速度の不快なズレ)も最小限に抑えられています。日常領域ならほとんど気づかないレベルです。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはダブルウィッシュボーン式サスペンションが装備されます。

乗り心地

装着タイヤは前後ともに225/45R18。

高剛性ボディにビルシュタイン製の専用サスが組み合わされ、しなやかでスポーティな乗り味を実現。目地段差を通過しても不快な衝撃を車内に伝えることはありません。

高速域では、4つのサスがしなやかにストロークしてボディをフラットに維持。安定した姿勢を保ち続けます。

ハンドリング

適度な重さを伴った自然なステアリングフィール。

電動パワステにも手が加えられ、ステアリングフィールの精度と質感が向上。微小舵角から正確に反応して、鼻先の向きをリニアに変化させます。

最小回転半径は5.5mとごく普通。

その他

ステレオカメラによる「EyeSightver.3(ツーリングアシスト付き)」を装備。「プリクラッシュブレーキ(衝突時被害低減ブレーキ)」や「後退時自動ブレーキ」、「AT誤発進抑制制御」、「全車速追従機能付きクルーズコントロール」などの機能があります。

さらにオプション機能として「アイサイトセイフティプラス」も用意されます。このパッケージには「フロント&サイドビューモニター」や「後方側方警戒支援システム」、「スマートリアビューモニター」などが含まれます。

【評価レビュー】のまとめ

レヴォーグはモデルチェンジの度に大きくなるレガシィに変わって、スバルが開発した国内専用ステーションワゴンです。

レガシィ譲りのスポーティな走りと実用性の高さ、シンメトリカルAWDやEyeSightによる高い安全性も魅力です。

「実用性の高いステーションワゴンが欲しいが、レガシィではちょっとばかり大きすぎる」とか、「家族のために積載能力の高い車を探しているが、走りの楽しさも捨てられない」といった人にピッタリな車です。

中古車市場では

2017年式「スバル レヴォーグ 1.6 STI Sport EyeSight」で300万円前後。2016年式でも人気が高く同じくらいの値付けとなります(2018年1月現在)。

価格

価格 | 3,564,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)