高齢者にオススメの車をご紹介!【コラム】


マツダ ロードスターのフロント

高齢者と一口に言っても、心や身体の状態はそれこそ十人十色。70、80を超えてもバリバリと仕事をこなしている元気な人もいれば、歩くのがやっとという人もいます。「高齢者にはこの車」と一概に決めつけることはできません。

そこで今回は、その人の心や身体の状態に合わせてどんな車がふさわしいのか、幾つかのパターンに分けて細かくご紹介したいと思います。

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まだまだ元気という人には

「心も身体も元気で、まだまだ衰えを感じない」とか、「反射神経や判断力、持久力も充分にある」という高齢者には、僕があえてオススメするような車はありません。自分の好みやライフスタイルにピッタリと合った車を自由に買ってください。

ただし、若い頃あまり似合うことの無かったちょっと派手めの車(具体的にはマツダ・ロードスターとかスバルBRZとといったスポーツカー。スバル・フォレスターやマツダ・CX-5などのクロスオーバーSUV。ちょっと維持費は掛かりますがクラシックカーなど)こういった車が何故か急に様になり始めるのもこの年代の特徴。できればこういったカッコいい車を、颯爽と乗りこなしていただけると個人的には嬉しいです。

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ちょっと疲れやすいという人は

マツダ・アテンザ ワゴン XD L Packageのフロント

「反射神経や空間認識(把握)能力、判断力に衰えは無いが、どうも最近は疲れを感じやすくなった」という高齢者には、乗り心地の良いセダンタイプの車がオススメです。

セダンは車の基本形ですから、物理的な運動性能や使い勝手の良さなど車のトータルバランスは一番です。

予算や駐車場のスペースに問題が無ければ、トヨタ・マークXやカムリ、ホンダ・アコード、マツダ・アテンザなど、中型以上のセダンがオススメです。中型以上なら、どの車にもある程度のコストが掛けられています。シートの質感も高く、乗り心地も快適。室内空間や荷室も広く使い勝手の問題もありません。

「中型セダンはちょっと高すぎる」という人には、小型セダンやコンパクト・ハッチバックでも充分です。多少乗り心地は悪くなりますが、中距離(30km)程度までならそれほど気にならないでしょう。ボディがコンパクトな分、取り回しが良くなるというメリットもあります。

ただし、最近は「同じ車種でもグレードによって乗り心地が違う」なんてことも。特に価格の高いグレードにはスポーツタイプのサスペンションが取り付けられていることが多く、運動性能は高まるものの乗り心地自体は悪化します。購入の前には、必ずディーラーの営業マンにお願いして一番乗り心地の良いグレードを教えてもらい、いくつかのグレードを自分で乗り比べて確認してください。乗り心地の良し悪しは個人の好みが大きく、「フカフカの乗り心地よりも適度に引き締まっているほうが疲れにくい」ということがあるからです。

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少し身体の衰えを感じるという人には

スバル XV 1.6i-L EyeSightのリア

「ボディの見切りが悪くなった」とか、「クルマの角をたまにぶつける」という人には、車高の高いコンパクトSUVや、見切りのいいコンパクトカーをオススメします。

「軽自動車の方がボディの見切りが良い」とか、「購入コストや維持費が安い」といった考えもありますが、軽自動車はボディのあらゆる部分が華奢に作られています。もしもの事を考えると、どうしてもある程度のリスクを伴うのです。もちろん、日本の法律に合致した安全基準は満たしていますが、ボディの小ささから来る物理的な限界はどうしようもありません。

このあたりはコストと安全をどの程度許容するかというその人の価値観にもよりますが、「高齢者にオススメの車」というテーマではあまりオススメできません。

コンパクトカーと軽自動車を比較すると軽自動車の方が圧倒的に安いイメージですが、実際はちょっと違います。例えばフィットの最廉価グレード「13G・F」とN-BOXカスタムの最廉価グレード「G・L」を比較すると、フィット1,428,840円に対してN-BOXカスタム1,596,240円とN-BOXカスタムの方が高価。これは最廉価グレード同士を単純に較べたもので装備内容など細かい点は考慮していませんが、それでも軽自動車が圧倒的に安いということは無いのです。

装備面では最近急速に普及している「先進安全技術」も重要。特に「反射神経や判断力に自信が無い」という場合は、最低限、自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)だけは装備しておきましょう。もしもの時にあなたと同乗者、歩行者を守る心強い味方となります。

最近はその他にも、車線からの逸脱を警告および車線を維持する「レーンキーピングシステム」や、間違ったアクセル操作による急な飛び出しを抑制する「誤発進抑制機能」といった先進安全技術も普及しています。予算に余裕があればこのあたりの装備も欲しいところです。

ヒヤッとする回数が多くなったという人は

「ヒヤッとする回数が多くなった」とか「クルマをしょっちゅうぶつける」、「周りの人から運転を控えるように言われる」といった高齢者の場合は、無理をせず運転免許証を返納した方が無難です。

車を運転するという行為は、高齢者の自信や生きがいになっている事も多く、簡単に返納を決断することは難しいかもしれません。

しかし、車は動く凶器とも言われるようにもしもの事があってからでは取り返しがつかないのです。元気なうちから「周りの人に運転を止められたら素直に返納しよう」とか、「車をしょっちゅうぶつけるようになったら諦めよう」と決めておくことで、スムーズに返納できるように心の準備しておきましょう。

「免許証を返納すると身分を証明しにくくなる」という人には、「運転経歴証明書(ゼロ免許)」が便利です。これは免許を返納する時に限って、希望者に発行される身分証明機能だけの免許証。住所や氏名の変更は出来ませんし、更新制度もありません。

自治体によっては、免許の返納と同時にタクシーやバスの割引券や無料券、商店街の買い物クーポンなどをもらえる事もあります。一度自分の住んでいる地域の自治体に問い合わせてみてください。

行動範囲を拡げるシニアカー

近所を歩くのも困難という人には、電動車椅子と呼ばれる「シニアカー」が便利です。厳密には車ではありませんから(道路交通法では歩行者にあたる)、免許証はいりません。速度も歩く程度しか出ませんが、脚が不自由な人にとっては行動範囲を大きく拡げる便利な乗り物です。

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

寒い部屋で冷たい椅子に座って一年中キーボードを叩いているのが原因で「切れ痔」に!辛いです。(2018年6月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)