4代目 VW ゴルフ 4(1J)【旧型試乗】ピエヒ会長肝いりのプレミアム化路線 [GH-1JBFQ]


今回は旧型の「4代目 VW ゴルフ 4 L(1J)」を試乗レポートいたします。
この4代目VWゴルフは、1997年に6年ぶりのモデルチェンジが行われています。アウディA3とはプラットフォームを共有する姉妹車の関係になります。

初代が登場して以来、長年に渡ってフォルクスワーゲンの屋台骨を支えているベストセラーカーです。また、世界中のメーカーに与える影響も大きく、常に大衆車のベンチマークとして研究の対象となっています。

ただ、モデルチェンジごとに大きく立派になり続けた結果、初代ゴルフとは全くキャラクターの異なる車となっています。

当時のヨーロッパではライバルのフォード・エスコートあたりと比べて、ゴルフはワンランク上級の車という位置付けが固まりつつあり、そのことを意識していたVWも、このゴルフ4の企画にあたっては、より上質でクオリティの高いクルマ作りが行われています。

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外観

全長4155mmX全幅1735mmX全高1455mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2515mmとなります。

旧型から塗装の質感(純亜鉛メッキ)と、ボディパネルの組み付け精度が見直され、格段のクオリティアップが図られています。

ゴルフ1から比べると、随分とボディが太くなりキャビンも大型化していますが、基本的なスタイリングには初代の面影が感じられます。

フロントビューは、角の丸い穏やかな印象のヘッドライトが装備され、重厚感とともに優しさが感じられます。

サイドは、典型的な2ボックスフォルムですが、初代から比べると角が丸められ、モダンで上質な印象を受けます。

リア周りは、角形のなんの変哲も無いリアコンビランプがレイアウトされ、全体の箱型フォルムと相まって、真面目で実直な印象です。ただ、もうちょっと色気があってもいいかなとは思います。

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内装

内装の組み付け精度と質感も向上しており、上質な雰囲気の内装デザインです。ただ、経年劣化で内装表面の塗装が剥げてべたつきます。

シフト周りに、シルバーの金属パーツが使われており、ワンポイント効果でおしゃれな印象です。

前席シートには多少のへたりがありますが、未だに適度なコシと硬さで体をしっかりと支えてくれます。ファブリックシートの表面は劣化が進み、見た目も悪いのですが、座り心地に問題はありません。気になる人は、レカロ製ラグジュアリー系シートへの換装をオススメします。

後席シートも、しっかりとしたドイツ車らしい作りのシートです。前席ほどのへたりや劣化も見られません。

荷室スペースは、セダンほどの広大なスペースはないものの、スクウェアで必要十分なスペースが確保されています。

ロードノイズや、エンジン音の侵入が多く、静粛性が高いとは言えません。車の好きな人なら不快に感じることはないでしょう。

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エンジンとミッション

1595cc直列4気筒SOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、102ps/5600rpmの最高出力と、15.1kgf・m/3800rpmの最大トルクを発揮します。

10モード/10・15モード燃費は、12.0km/lとなります。車両重量は1250kgとなります。

エンジンのラインナップを見直し、従来の2.0Lと1.8Lを中心とした構成から、1.8Lと1.6Lを中心とした構成へとダウンサイジングが図られていました。しかし、その後のマイナーチェンジで、日本仕様のATとのマッチングを考慮した低速トルク型の2.0LSOHCエンジンが復活しています。

パワーに余裕は全くありませんが、街中で日常的に使うだけなら、そう力不足を感じることはありません。適度な低速トルクも確保されており、もっさり感も最小限です。
ただ、坂道や合流で加速を得ようとアクセルを踏み込むと、ガーガーと品のないエンジン音に変わります。また、大した加速も得られません。

オートマチックトランスミッションや電装周りは、故障の可能性が高いので中古で乗る場合には注意が必要です。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソンストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム付きトレーニングアーム式サスペンションが装備されます。前後ともにスタビライザーで強化されています。

高張力鋼板をレーザー溶接で接合しているため、ボディ剛性や安全性が飛躍的に向上しています。

当時としては高剛性なボディに、ダンピング性能の高い引き締まったサスペンションが装備されており、ヨーロッパ車らしい骨のある走りが可能です。素直で味のあるステアリングフィールです。

ゴツゴツと路面の段差を拾いますが、振動はしっかりといなされ不快な印象はありません。

評価のまとめ

ゴルフ4は2世代前の車で、20年以上の時間が経過しています。そのため、まともなコンディションの車が少ないのですが、あったとしても電装系が弱く、維持するにはそれなりのコストと覚悟が必要になります。

ただ、車としては完成度が高く、この時代のゴルフに強い思い入れがある人なら、ぜひ乗って欲しい車です。

価格

新車当時の価格 | 2,299,500円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

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