新型 フィアット パンダ Easy【試乗評価】名車の名を受け継ぐにふさわしい傑作車 [ABA-13909]


今回は「新型 フィアット パンダ Easy」を試乗レポートいたします。
このフィアットパンダは、2011年のモデルチェンジで3代目となりました。日本市場では2013年より発売
されています。

プラットフォームを「2代目パンダ」や「現行フィアット500」と共有しており、この「Easy」ではエンジンも「フィアット500」と同じ「0.9Lツインエアー」が使われています。

ジウジアーロがデザインした初代パンダについては、「【名車紹介】フィアット パンダ」のページを御覧ください。

フィアットパンダEasy前面画像

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外観

全長3655mmX全幅1645mmX全高1550mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2300mmとなります。

ボディは先代に比べてわずかにサイズアップされており、室内空間もその分広くなっています。ただ、逆に全高は1550mmに抑えられており、機械式立体駐車場にも入庫できるサイズになりました。

フロントデザインは、先代パンダより丸っこさとどっしり感が増しています。初代パンダのような、シンプルな直線と面だけで構成されたデザインとはまた違った趣ですが、簡潔で楽しいデザインという意味では共通感があります。

クリーンでユーモラスな楽しいサイドビューで、いつまでも眺めていたくなります。特に、サイドウィンドウがCピラー(前から3番目の柱)で一旦狭くなり、Dピラー(一番後ろの柱)で収束するデザインは、全体のボディスタイルと相まって、力強さと楽しさを感じさせる秀逸なデザインです。

リア周りでは、下側のボディに対して上部キャビンが少し絞りこまれており、大地をつかむような力強いデザインです。

フィアットパンダEasy後部画像
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内装

先代のパンダより室内の質感が向上しています。小物入れが豊富で使い勝手もいいです。

角の丸い四角形が何度も繰り返し使われており、外観と共通する独特な世界観を作り出しています。

フィアットパンダEasy内装画像

メーターも角の丸い四角形をモチーフにした、明るさを取り入れつつも反射を抑える合理的なデザインです。

フィアットパンダEasyシート画像

前席の着座位置は高めで見晴らしは良好です。Aピラー(1番前の柱)が太く傾斜しているため、初代パンダに比べると死角は大き目ですが、現代的な車と比べると平均的なレベルで問題はありません。

前席シートは、シートバックが少し小ぶりですが、厚みとコシがしっかりと与えられているため長時間乗っていても疲れません。

後席は成人男性がなんとか座れるだけの十分なスペースが確保されています。シートの構造もしっかりとしており長時間の移動も快適です。

後部ラゲッジルームは、外観の印象よりも前後長があり、また高さ方向のスペースもしっかりと確保されているため、積み方を工夫することでかなりの荷物を積むことができます。
さらに、後席を折りたたむことで、広大なラゲッジスペースとして利用することもできます。

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エンジンとミッション

875cc直列2気筒DOHCターボエンジンに、5速AT(デュアロジック)が組み合わされます。
エンジンは、85ps/5500rpmの最高出力と、14.8kgf・m/1900rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、18.4km/lとなります。車両重量は1070kgです。

フィアット500よりわずかに重いボディながら、日常域では特にパワー不足を感じることはありません。
低速域から十分なトルクを発生するため、坂道や合流でもスムーズで力強い加速を得ることができます。「パタパタ」とした素朴なエンジンサウンドを奏でる、快活で気持ちのいいエンジンフィールです。

この2気筒エンジンは停車時に騒音と振動が大きくなる傾向がありますが、最新の「アイドリングストップ機能」が装備されるため大きな問題ではありません。
ただ、このアイドリングストップは反応が緩慢で、ストップ&ゴーが続くようなシーンですと、若干動きがギクシャクしてしまいます。この場合、慌てず穏やかに操作するのがスムーズに運転するコツです。

組み合わされる「5速AT(デュアロジック)」は、マニュアルミッションの仕組みをベースにした「ロボタイズドミッション」と言われる変速機です。
このミッションは、シフトとクラッチを車が自動的に制御してくれるため、AT限定免許で乗ることができます。また、変速制御が素早くスムーズなので、ギクシャクするような事もありません。

オートマチックモードで違和感がある人は、マニュアルモードがオススメです。このマニュアルモードでは、マニュアルミッションのように自分のタイミングで変速を行うことができます。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソンストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

全高が高い割にロールは程よく抑えられており、ハンドリングに違和感はありません。じわっとしたロール変化とともに、いつまでも路面を捉え続ける安定感のあるフィールです。

引き締まったしなやかさを持つ足回りで、乗り心地も快適です。
路面の継ぎ目では、衝撃をドタドタと車内に伝えますが、ボディとサスにしっかりとした剛性感があるため、不快な印象は少ないです。

評価のまとめ

名車「フィアットパンダ」の名を受け継ぐにふさわしい、使い勝手のいい楽しい車です。

「車で見栄をはる必要はないが、おしゃれで使い勝手のいい楽しい車が欲しい」という人にピッタリな一台です。老若男女どんな人が乗ってもしっくりとはまる、柔軟性の高い不思議な魅力があります。

価格

価格 | 2,138,400円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

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