新型 日産 スカイライン 200GT-t ターボ(V37)【試乗評価】話題のベンツ製エンジンを搭載! [DBA-YV37]


日産スカイライン前面画像

今回の【試乗評価】は、「新型 日産 スカイライン 200GT-t ターボ(V37・13代目)」。
2014年にフルモデルチェンジした、Lクラスの4ドア・セダンです。2ドアクーペやステーションワゴンなどの、ボディバリエーションはありません。

13代目スカイラインは、海外でプレミアムセダン「インフィニティQ50」として販売されるため、これまでとは異なる上質なクルマづくりが行われています。価格も先代より100万円近く高価で、ボディの前後に堂々と輝くのは「インフィニティ」のシンボルのみです。

プラットフォーム(基本骨格)は、日産フーガにも採用されるLクラス後輪駆動用「FR-L」プラットフォーム。ただし、エンジンとトランスミッションは、ダイムラーとルノー・日産アライアンスによる業務提携プランによって、メルセデスベンツ製2.0Lツインカムターボ+7速ATを搭載。このパワーユニットは基本的に「メルセデスベンツ・E250」と同じ形式ですが、E250用が成層燃焼リーンバーン方式なのに対してスカイライン用は均質燃焼ストイキ方式となります。

ライバル車種は、「メルセデスベンツ・Cクラス」や「BMW・3シリーズセダン」、「アウディ・A4」などドイツ製プレミアム・4ドアセダンです。

2017年にマイナーチェンジを実施。内外装のアップデートと共に、ドアを開けた時、光でドライバーをお出迎えする「アンビエントLEDライトシステム」をオプションで用意。ボディカラーには「インペリアルアンバー」など、9色を設定しています。

ハイブリッド版のスカイラインについては、下記のページをごらんください↓

新型日産スカイラインHYBRID

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【試乗評価】のまとめ」をどうぞ。

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「新型 日産 スカイライン 200GT-t ターボ(V37・13代目)」の外観

ボディサイズ、全長4815mmX全幅1820mmX全高1450mm。ホイールベース、2850mm。

フロント

低く身構えたフロントノーズに、「インフィニティ」のシンボルがあしらわれた大型メッシュグリル。シャープなLEDヘッドライト。スポーティなスカラインと、上質なフィンフィニティのキャラクターを併せ持つフロントフェイス。

サイド

ロングノーズ&ビッグキャビンの美しいFRルック。なだらかなルーフラインに、ロングホイールベース(前後タイヤの感覚が長い)。筋肉質な抑揚をみせるサイドパネル。伸びやかで力強いサイドビューを構成しています。

リア

日産スカイライン後部画像

傾斜の強いリアウィンドウに、ふくよかなヒップライン。ハイデッキ化されたリアエンド。プレミアムセダンにふさわしい、上質感あふれる後ろ姿。

ワイドに拡がるリアコンビランプが、安定感を強調しています。

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内装

日産スカイライン内装画像

上質な樹脂パネルに、シルバーに輝くガーニッシュ。有機的な曲線で構成されたスポーティな室内。フィニッシャーには本アルミがさり気なくあしらわれ、上質感を強調しています。

センタークラスター上段には、大型ツインディスプレイ(8インチワイド&7インチワイド)を装備。上下どちらのディスプレイにもタッチパネルが採用され、「上段にはナビゲーションなど優先度の高い情報を表示しておき、下段にはタッチアイコンなどの操作メニューを表示する」なんて使い方ができます。

シート

フロントシートは適度な包まれ感のある快適なシート。肩周りから腰、太ももの裏に掛けて、均一な力で体をシットリと支えます。

リアシートには、体のラインに合わせて自然な窪みをデザイン。背もたれの長さ、座面の前後長ともに適切で、体を支える機能が高い。なだらかなルーフ形状にも関わらず、ヘッドクリアランスは適切で、足元にも十分な余裕があります。大人が二人で座っても窮屈感はありません。

荷室

駆動用バッテリーが搭載されないため、ハイブリッド仕様よりもさらに広い荷室(500L)を確保しています。家族4人なら荷物のかさばるキャンプもなんとか行けそうです。

静粛性

室内にはしっかりと遮音材が施され、日常領域での静粛性は十分です。ただし、アクセルを強く踏み込むと、エンジンノイズを高めやすい傾向にあります。

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エンジンとミッション

1991cc・直列4気筒DOHCターボエンジンに、7速ATが組み合わされます。
エンジン:最高出力211ps/5500rpm、最大トルク35.7kgf・m/1250-3500rpm。

車両重量1670kg。JC08モード燃費、13.0km/l。

エンジン

メルセデスベンツから供給される2.0Lツインカムターボで後輪を駆動(FR)。極低速域で若干トルクが不足するものの、実用域を中心にフラットなトルクを発生するパワフルなエンジンです。自然な吹け上がりで、1.7t弱の重量級ボディを軽やかに加速させます。

若干エンジンノイズは大きめですが、アクセルに対する反応はダイレクトで不快なターボラグもありません。スカイラインにふさわしいスポーティなパワーユニットです。

エネルギー効率と静粛性を高める、アイドリングストップ機能が搭載されます。ただし、再始動時の振動が大きめでプレミアムセダン用としては物足りません。

トランスミッション

日産スカイラインAT画像

トルコン式の7速ATを装備。ギアのつながりがスムーズで、変速ショックをほとんど感じさせません。トルクフルなエンジンの美味しいところを活かして、1.7t弱のボディを効率よく走らせます。

乗り心地とハンドリング

前輪にダブルウィッシュボーン式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションを装備。

乗り心地

装着タイヤは、前後ともに225/55RF17。

適度な硬さを伴った、しなやかな乗り味。路面の段差を拾いやすいものの、サスペンションの取り付け剛性が高いため、衝撃の角は「まろやか」にいなされます。

高速域での安定性も高く、横風やわだちに進路を乱されにくいです。あらゆる状況下で、ゆったりとしたクルージングが楽しめます。

ハンドリング

パワーステアリングは重めのセッティングで、重厚感を伴った素直なステアリングフィールを実現しています。ドライバーの操舵に応じて、正確なラインを描きます。

リアの接地性が高く、コーナリング中も安定した姿勢を維持。うねりのある路面でも姿勢を乱されにくいです。

ハイブリッド仕様に搭載される「ステアリング・バイ・ワイア」ではなく、一般的な電動油圧パワーステアリングを搭載。機械としての熟成が進んでいるため、「ステアリング・バイ・ワイア」のような違和感はありません。路面の状況を正確に伝えて、気持ちの良いドライビングをアシストします。

最小回転半径は、5.7mと少々大きめ。狭い路地では切り返しに苦労しそうです。

その他

先進安全技術は、「全方位安全支援システム」を全グレードに標準装備。

このシステムには、予防安全技術として「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」や、衝突を予測して回避、被害軽減をはかる「インテリジェント・エマージェンシーブレーキ」といった機能を装備。

運転支援技術として、前車との適切な車間を維持して設定した速度で追従する「インテリジェント・クルーズコントロール」や「ハイビームアシスト」、「アクティブAFS」、「インテリジェントペダル」といった機能を搭載しています。

【試乗評価】のまとめ

「日産 スカイライン 200GT-t ターボ(V37・13代目)」は、海外でプレミアムセダン「インフィニティQ50」として販売されるため、これまでとは一味異なる上質なクルマづくりが行われています。

さらにエンジンとトランスミッションには、メルセデスベンツ製2.0Lツインカムターボ+7速ATが搭載され、スムーズでトルクフルな走りを実現。ややエンジンノイズを高めるシーンがあるものの、日産製エンジンとは異なるフィールが味わい深いです。

ハンドリングは重厚感あふれる素直なフィールで、1.7t弱のボディをスポーティに走らせます。乗り味には多少の硬さがあるものの、衝撃の角がまろやかなため不快な印象はありません。

「上質なプレミアムセダンに乗りたいが、スポーティな走りも捨てられない」とか、「メルセデスベンツやBMWもいいけど、ちょっとご近所の目が気になる」なんて人に最適なクルマです。

中古車市場では

2017年式「日産 スカイライン 200GT-t タイプP ターボ(V37・13代目)」で300万円前後。2014年式「日産 スカイライン 200GT-t ターボ(V37・13代目)」で230万円前後(2018年6月現在)。

新車価格

4,164,480円(消費税込み)

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akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

寒い部屋で冷たい椅子に座って一年中キーボードを叩いているのが原因で「切れ痔」に!辛いです。(2018年6月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)