新型日産スカイライン(V37)【試乗評価】注目のベンツ製ターボ搭載車 [DBA-YV37]


日産スカイライン前面画像

今回は「新型日産スカイライン 200GT-t(V37)」を試乗レポートいたします。日産スカイラインは今回のモデルチェンジで13代目となりました。

ハイブリッド版のスカイラインに興味のある方は「新型日産スカイラインHYBRID」のページをご覧ください。

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外観

全長4790mmX全幅1820mmX全高1450mmのボディサイズを持ちます。またホイールベースは2850mmとなります。

エンブレムからも分かるように、日産というよりもインフィニティといったほうがふさわしい、有機的で堂々としたスタイリングです。

フロントは肉食系のするどいヘッドライトが装着され、ボディもワイド&ローで迫力があります。
ヘッドライト周りをよく見ると、3代目スカイラインの面影が見え隠れして面白いですね。

サイドビューは、面の張りを伴ったダイナミックなキャラクターラインが上下に2本に描かれています。これによりボディ全体がぐっと引き締まって見え、マークX等と比べるとスポーティな印象です。
しかし、実際はスカイラインの方がキャビンが大きく、全高も13cmマークXより高くなります。それでもスカイラインがスポーティに見えるのは、キャラクターラインの他にフロントオーバーハングの短さなども関係しています。

リア周りも、上質なアメリカ車といった風情の有機的なデザインです。
リアコンビランプのリングが廃止されたと怒っている人がいますが、実は今回のリアコンビランプの中にも、控えめにリングがレイアウトされています。

日産スカイライン後部画像
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内装

しっとりとした上質な樹脂をつかった落ち着きのある室内です。合皮とファブリックのコンビシートも上品で良い感じです。メーターは大きな2眼タイプで視認性も抜群です。

前席のシートはサイズも厚みもたっぷりとしていて、しっかりと身体を支えてくれます。これなら、長距離も問題ないでしょう。
後席も基本的に前席と近い構造です。頭上空間と足元ともにたっぷりとしていて快適です。後席の3人分の席にはそれぞれ、しっかりとしたヘッドレストが装備されています。

日産スカイライン内装画像 日産スカイラインAT画像
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エンジンとミッション

2.0L直列4気筒DOHCターボエンジンと、7速ATが組み合わされます。
エンジンは、211ps/5500rpmの最高出力と、35.7kgf・m/1250-3500rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、13.6km/lとなります。

車両重量1650kgとハイブリッド車より100kg以上軽いボディと、3.5L自然吸気エンジン並みのトルクにより余裕の動力性能です。

ただこのメルセデス製のエンジンは、フィールに少々がさつな所があります。
動力性能的には余裕がありますが、出足で若干もっさりとした印象を残します。

アイドリングストップからの再始動では、振動、音ともに大きく、プレミアムカーにふさわしくないフィールです。
ストップ&ゴーが続く街中では、少々うんざりしてしまいます。

アクセルを踏み込むと、気持ちの良いシフトフィールでリズミカルに変速していきます。
また軽めに踏んでも十分な加速力が得られます。しかしそこからさらに踏み込んでいくと、高回転ではエンジンのがさつなフィールが気になります。

ドライブモードセレクターは、ステアの重さ、ATとエンジンの制御、コーナリングスタビリティアシストを統合的に制御しています。「スポーツ」は少々演出が過剰なので、「スタンダード」が一番フィーリングが良く扱いやすいです。

足回りとハンドリング

前輪にダブルウィッシュボーン式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

適度にクイックで、ノーズの向きを変えやすい素直なステアリングフィールです。
ステアリングインフォメーションも豊富で、路面状況がステアリングを通じてしっかりと伝わってきます。ドイツ車というよりも、現代的なアメリカ車に近いフィールです。

良く曲がりながらも後輪がしっかりと踏ん張り、コーナリング中に後輪が滑り出すようなこともありません。
走行安定性と乗り心地のバランスが良く、国産車では最高クラスといえます。

引き締まった硬めの足回りでロールは少ないのですが、ランフラットタイヤとのマッチングに難があり、低速では路面の衝撃をコツコツと車内に伝えます。
ただある程度スピードに乗ればサスの動きが良くなり、ぐっと快適な乗り心地に変わります。

評価のまとめ

ランフラットタイヤとのマッチングやアイドリングストップの振動、少々がさつなエンジンフィールなど、メルセデスベンツのエンジンを移植した事による、煮詰めの甘さが各所に垣間見えます。

ただ、自動車の素性自体は素晴らしく、これに内製のターボエンジンが乗っていたらどんなに良いだろうと思わずにはいられません。
ただ、350GTハイブリッドのようなステアリングの違和感はみられませんので、今後の熟成が楽しみな一台です。

価格

価格 | 3,893,400円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

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