2017年10月25日から11月5日にかけて、東京ビックサイト(東京都江東区有明)で開催されていた「東京モーターショー2017」(27日はプレビューデイ、28日からは一般公開)。
ヤマハ発動機はこの会場の東7ホールで、コンセプトカー「CROSS HUB CONCEPT」を世界で初めて公開しました。
さまざまな商材を持つヤマハだからこそ、モビリティが持つ遊びの可能性を知り、すべてのフィールドを駆け抜ける楽しみを提供できる――。アクティブ&アーバンなライフスタイルをつなぐ、ヤマハファンのための提案です。ユニークなダイヤモンドレイアウトのシート配置によって、コンパクトなパッケージでも2台のモーターサイクルを搭載できる、「ヤマハの遊びをリードする」デザインコンセプトモデルです。
引用:ヤマハ公式サイト
「CROSS HUB CONCEPT」の概要
「CROSS HUB CONCEPT」は、二輪大手であるヤマハが提案するピックアップタイプの本格的SUVです。
ピックアップとしては比較的コンパクトなボディに、4人乗りの居住空間とバイク2台が積める荷台スペースを確保。バイクを趣味として楽しむ人のためのコミューターとして開発されています。
「CROSS HUB CONCEPT」で一番特徴的なのは、シートレイアウトです。上部から俯瞰で見ると、4つのシートがひし形にレイアウトされ、ドライバーがフロント中央に座り、左右の席はそこからシート半分だけ後退した位置にレイアウト。4つ目のシートはさらにシート半分後退して運転席の真後ろに位置しています。
この不思議なシート・レイアウトにより、居住空間を最小限に抑えながらバイク2台分の荷台スペースを確保しています。
以前、ホンダのミニバンに「エディックス」という、2列シート6人乗りという不思議なシートレイアウトの車がありました。エディックスは3人乗りシートの中央席をずらして左右の圧迫感を減らすというレイアウトですが、シートの幅が狭く、中央席に座ると身動きが取れなくなるという欠点があります。
これに対して「CROSS HUB CONCEPT」のシートも幅が狭くて窮屈そうですが、中央席が前にせり出しているので身動きが取れないという事はなさそうです。
「CROSS HUB CONCEPT」の外観
フロント
複雑な造形が巧みに織り込まれた有機的なデザイン。突出したフロントノーズにウィングのようなヘッドライトが組み合わされ、F1マシンのような造形です。二輪メーカー「ヤマハ」ならではの軽快感あふれる個性的な形が新鮮です。
サイズ
重厚感あふれる分厚いボディに、大径タイヤホイール。キャビン(居住空間)を包み込むがっしりとしたフレームが組み合わされ、近未来的なSUVルックを構成しています。
リア
ルーフから伸びる分厚いフレームが荷台をがっしりと支えるようにレイアウト。荷台下に周り込むフレームに薄いリアコンビランプが装備され、無骨なリアエンドをシャープに引き締めています。
スペック
項目 | スペック |
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全長x全幅x全高 | 4490mmx1960mmx1750mm |
乗車定員 | 4名 |
発売日
モーターショーの度に4輪のコンセプトカーを発表するヤマハですが、実際の発売時期について公式な発表はありません。