イギリスの自動車情報サイト「CAR Mgazine website」によると、「フィアット500L」に新しい3つのヴァージョンが追加されます。
ヴァージョン名は、「アーバン」、「クロス」、「ワゴン」の3種。
フィアット500Lとは?
全体のイメージは「フィアット500」を踏襲しているものの、実際の内容は全く異なります。「フィアット・プント」のプラットフォームを流用して作られた、コンパクトな5ドア・ミニバンです。
そのため、ボディサイズもフィアット500より大きく、ゆったりとした室内と、余裕のある荷室を実現しています。背が高いトールボーイスタイルなので、実際のサイズよりも広々とした印象を与えます。
現在、ボディバリエーションとして、「ベーシック」と「トレッキング」、「リビング」3つのヴァージョンが用意されています。
魅力的なボディを持つフィアット500Lですが、残念ながら日本市場で販売はされていません。
現在販売されているヴァージョン
現在発売されているヴァージョンを簡単に紹介。
ベーシック
なにも加飾の施されていないシンプルなミニバンスタイルです。500Lの魅力が簡潔に表現されています。
トレッキング
今流行のクロスオーバーSUVルックです。地上高が上げられ、大きな17インチホイールによってアクティブなイメージが演出されています。フロントとリアにも僅かに手が加えられ、アウトドア感を存分に感じさせます。
リビング
ベースグレードから全長を210mm延長、さらに全高を10mm高め、元々広々とした500Lの室内と荷室空間をさらに拡大しています。この「リビング」の最大と特徴は、3列目シートを加えることで7人乗りとしている点です。3列目シートは緊急用の小さいシートですが、「たまに沢山の人を運ぶ事がある」という人には嬉しい機能です。
新しく追加されるヴァージョン
今回フィアット500Lに新しく追加されるヴァージョンは、「アーバン」、「クロス」、「ワゴン」の3種です。
アーバン
「ベーシック」モデルに、僅かな変更が加えられています。クロームメッキパーツの追加や、ルーフのブラックアウト化が施され、さらに上質なスタイリングとなっています。
クロス
前期モデルの「トレッキング」に相当するヴァージョンです。最低地上高が拡大され、17インチホイールと逞しい外観により、アクティブなアウトドア感を演出しています。フロントグリルには4つの四角い枠が連続的に施され、「トレッキング」よりもさらにゴテゴテとしたラギッド感を感じさせます。
ワゴン
「ワゴン」は前期モデルにあった「リビング」と同様に全長と全高の拡大、3列シートによる7人乗りが実現されています。クロムメッキパーツが施されますが、ルーフはツートンカラーとなります。
このように、新しい3つのヴァージョンは、それぞれ前期型にあった既存のヴァージョンの焼き直しにすぎません。ただし、新しいサブネームを新設することによって、新鮮なイメージを500Lにもたらしています。