ホンダ ロゴ G(2000年)【旧型レポート】地味ながら使い勝手の良い車 [GF-GA3]

今回の旧型レポートは「ホンダ ロゴ G(2000年)」。
1996年から2001年に渡って製造販売されていた、コンパクトな3ドア・ハッチバックです。この他に5ドア・ハッチバックもラインナップされていました。

それまでのホンダ車は背の低いスタイリッシュなボディが大きな特徴でしたが、このロゴでは一転して背の高い実用的なボディが与えられています。その後、このプラットフォームを使って、「HR-V」や「キャパ」も製造されます。

ただ、ロゴはあまりにも実用性を重視しすぎたため、その地味過ぎるスタイリングが仇となって売上はパッとしませんでした。

この反省点は実質的な後継車となるフィットに活かされ、大ヒット作を生み出す原動力となります。

スポンサーリンク

外観

全長3785mmX全幅1645mmX全高1490mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2360mmとなります。

当時のホンダとしては珍しく、これといった特徴の無い平凡なスタイリングです。

フロント

短いフロントノーズに、柔らかいラインで構成された角型ヘッドライトが装備されます。これといった強い個性はありませんが、やさしく穏やかな印象のフロントフェイスです。

サイド

シンプルなラインで構成された軽自動車のようなサイドビューです。前後に切り詰められたオーバーハング、短いノーズに大きなキャビンは、1990年代のミラやアルトを彷彿とさせます。

リア

シンプルな四角いリアエンドに、緩やかなラインで構成されたリアコンビランプがレイアウトされます。もう少しデザイン上の工夫が欲しいところですが、バブル崩壊後のご時世を考えると致し方ありません。

スポンサーリンク

内装

緩やかにラウンドしたインパネに、機能的なレイアウトが施され、シンプルで清潔感のあるインテリアです。

コンパクトなボディサイズながら、立ち気味にレイアウトされたシート、しっかりと切り立ったAピラーが組み合わされ、アイポイントが高く運転し易い車です。

シート

結構幅の広いフロントシートが装備されます。クッションが今ひとつで長時間座っているとコシが痛くなります。ただ、ロゴは短距離用途の車ですので、それほど問題にはなりませんが。

リアシートは、座面が短く、足元、頭上空間ともに少ないので、成人男性が座ると少し窮屈な感じがします。クッションが弱いため短距離(10km程度)に限った使用がオススメです。

荷室

コンパクトなハッチバックとしては標準的な荷室容量です。家族4人で1泊2日旅行くらいであれば、充分にこなす事ができます。

静粛性

エンジン回転が高まりやすいため、ガーガーと騒々しいエンジンノイズが車内に響きます。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

1343ccの直列3気筒SOHCエンジンに、3速ATが組み合わされます。
エンジンは、66ps/5000rpmの最高出力と、11.3kgf・m/2500rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量900kg。10モード/10・15モード燃費は、16.6km/lとなります。

エンジン

1.3Lエンジンで前輪を駆動します。日本車としては異例に低速回転型のエンジンで、最大トルクを2500回転という極低速域で発生します。超軽量ボディと相まって、街中ではキビキビとした力強い走りを見せつけます。

トランスミッション

燃費を稼ぐために3速のギア比が相当高く設定されています。ちょっと踏み込むとすぐに2速にシフトダウンされ、エンジン回転が急激に上がってガーガーと騒々しい音を奏でます。このロゴにはMTも設定されますので、気持ちよく走るにはそちらを選んだ方がいいでしょう。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

足回り

ストロークのたっぷりとした、しなやかな乗り心地。ただし、高速域では安定感が低く、長距離ドライブには向きません。

逆に低速域ではゴツゴツした突き上げ感があります。

ハンドリング

足回りが柔らかく重心が高いため、コーナリングでは「グラッ」と唐突にロールが始まります。外側にゴロンと転がってしまいそうで怖いです。

最小回転半径が小さく、狭い路地裏でも簡単に切り返すことができます。小さなボディと相まって取り回しの良さは抜群です。

評価のまとめ

ロゴが登場したのはバブル崩壊後の1996年。当時は景気が悪く、車も中々売れませんでした。そんな中で、コストを極限まで引き下げたこのロゴが登場したのは、経営的にはある意味正しい判断です。

しかし、あまりに簡素にしすぎたため、ユーザーに魅力を訴求する事ができず、ビジネスとしては大失敗となりました。車は安いだけではだめで、かっこいいスタイリングや、ユーザーがどうしても欲しくなる魅力が大切なんですね。

合理的な設計による広々とした室内、トルクフルなエンジンに取り回しの良いコンパクトなボディと、実際に使ってみるとこのロゴにも見た目だけでは分からない大きな魅力があります。

このロゴの長所をそのまま活かし、短所を大幅にリファインして登場したのが、名車フィットです。同じコンパクトカーを買うならフィットの方があらゆる面で魅力的です。

といっても、このロゴの失敗があってこそ、あの名車フィットが生まれたのですから、このロゴの存在価値は充分にあったといえます。

価格

新車当時の価格 | 1,018,000円

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)