鍵の閉じ込み時の対処法
車の鍵を車内に置いたまま、ロックを掛けてしまうと外からはどうしようもありません。
この場合の対処法は次の4つです。
(1)窓の隙間が空いていれば、ワイヤーや針金などで車内のロックを引っ掛けて開ける。
(2)JAFに救援を要請する。
(3)家族に電話してスペアキーを持って来てもらう。
(4)鍵屋さんにスペアキーを作ってもらう。
(5)窓を壊す。
一番お金が掛からないのは(1)ですが、最近の車はロックの形が小さく丸いので、なかなか素人がやるにはハードルが高いです。窓が空いている可能性も少ないです。
一番のオススメは(2)です。多少お金は掛かりますが、車が傷つく事もありませんし確実です。料金は昼間であれば12880円ほどです。高速道路の場合はこれに高速料金が別途かかります。
(3)については、言われるまでもありませんね。これが出来れば苦労はありません。
(4)は近くにお店があって、車検証などの車の所有を証明できる書類が手元にあれば、スペアキーを作ってもらえます。ただ、普通は車の中に車検証があるので現実的ではありません。
携帯などの連絡手段が無くて、回りに誰も人がいない時は、(5)の強硬手段を取るしかありません。硬くて先の尖った金属を強く打ち付ける事で、窓ガラスは簡単に割る事ができます。費用は工賃込みで3万円ほどです。
冬の山中で一晩過ごすような状況になると、命の危険がありますから思い切ってガラスを割るしかありません。
鍵の閉じ込めを防ぐ
最近普及しているスマートキーは、車内にキーがある場合はロックすることができません。しかし後部ドアを開けたままロックをした後、車内の荷物を持ち出す際に車内にキーを忘れてしまい、ドアロックで手動ロックしてしまう事も考えられます。
そんな時に備えて、あらかじめ鍵の閉じ込みを防ぐ方法を二つご紹介します。
まず一つ目の方法は、車から降りる時は常に鍵を身につけておくということです。これをクセに出来れば、鍵の閉じ込みをしてしまう可能性はぐっと少なくなります。
もう一つは、同乗者にスペアキーを持っておいてもらうという方法です。この方法はひとりの時は使えませんが、ふたりでドライブしている時に、ふたり揃って鍵を閉じ込めることはほとんどないでしょう。ここまでやっても鍵を閉じ込めてしまう場合は、逆に「しょうがないや」と笑ってしまうくらいの可能性の低さです。
またホームセンターなどでは、スペアキーを車の下側に隠すための専用ケースが売られていますが、これはかえって車泥棒に狙われる危険があるので、やめた方が懸命です。
また急なトラブルに見舞われた時に備えて、すぐ電話できるように、携帯電話にJAFやディーラー、保険会社などの電話番号を予め登録しておきましょう。