アウディ・ジャパンは、「東京モーターショー2017」の会場で「アウディ Q8 sport concept」をワールドプレミア(世界初公開)していました。
※「東京モーターショー2017」の会期は、2017年10月25日から11月5日まで。そのうち一般公開は、10月28日から11月5日。会場は東京都江東区有明の「東京ビッグサイト」。
展示車両はコンセプトカーのAudi Elaine concept、Audi Q8 sport conceptのほか、来年以降日本で販売を予定しているNew Audi A8、New Audi A8L、Audi RS 4 Avant、Audi Q7 e-tron quattro、今年日本で発売したばかりのAudi SQ5、Audi RS 5 Coupéなどのモデルを出展します。
「アウディ Q8 sport concept」の概要
「アウディ Q8 sport concept」は、2017年1月の北米自動車モーターショーでワールドプレミア(世界初公開)された「アウディ Q8 concept」のスポーツバージョン。3.0L・V型6気筒TFSIエンジンに、電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドカーです。
エンジン
このV6エンジンにはツインターボと電動コンプレッサーによる過給器が搭載され、低速からキビキビとした力強いトルクを発揮。さらに48ボルト電源を持つ電動モーターと組み合わされ、システム全体での最高出力は476馬力、最大トルクは700Nmにまで達します。
ハイブリッドシステム
0.9kWhのリチウムイオンバッテリーによって、渋滞中や低速走行時などエンジン効率の落ちる時には電気モーターだけで走り、アクセルを踏み込むとシームレスにエンジンが始動してパワフルなハイブリッドモードとなります。
バッテリー内の電気が不足してくれば、20kWの電気モーターが逆方向に作用してジェネレーターとして働き、強力な回生能力でバッテリー内に電気を蓄えます。
クワトロシステム(フルタイム4WD)
駆動系にはアウディ自慢の「クワトロシステム(4WD)」を搭載。路面状況に合わせて適切な駆動力を4つのタイヤに伝えます。
さらに足回りには電子制御ダンパーを備える「アダプティブサスペンション」を装備。快適な乗り味からスポーティな走りまで任意に選択して楽しむことができます。
「アウディ Q8 sport concept」のスタイリング
フロント
塊感のあるぶ厚いノーズにがっしりとしたシングルフレームグリル。シャープな形状のLEDヘッドライトを合わせた重厚感あふれるフロントフェイス。
直線基調となる新世代アウディ・デザイン・フィロソフィーと、SUVのダイナミックさが見事に調和しています。
サイド
緊張感のあるサイドパネルに20インチ大径ホイール。短く切り詰められたフロントオーバーハングと薄いキャビンが対比され、軽快感あふれるスポーティなサイドビューを構成。
リア
強く傾斜したリアウィンドウに薄型リアコンビランプ。極太のエキゾーストパイプフィニッシャーとスポーツカーのようなリアディフューザーが組み合わされ、ダイナミックなかっこよさを表現しています。
「アウディ Q8 sport concept」の先進的な操作体系
運転席まわりには、バーチャルコックピットとヘッドアップディスプレイ、インフォテイメントディスプレイをタッチディスプレイで操作する先進的な操作体系を導入。バーチャルコックピット以外は、すべてタッチディスプレイとなります。
ダッシュボード中央に備わるインフォテイメントディスプレイには、車両情報や口調情報を状況に合わせて表示。タッチディスプレイを介して自在に調整、制御することが可能です。
主要スペック
項目 | スペック |
---|---|
パワーユニット | 3.0L・V型6気筒TFSIエンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドシステム |
システム最高出力 | 476ps |
システム最大トルク | 700Nm |
0-100mタイム | 4.7秒 |
最高速度 | 275km/h |
連続航続距離 | 1200km |
回生ブレーキ | 25kW |
バッテリー | 0,9kWh・リチウムイオンバッテリー |
電源 | 48V |
今後の販売予定
2019年までには、日本市場でも販売される予定です。