新型 日産 フェアレディZ バージョン ST(6代目・Z34)【評価レビュー】熟成の域に達した上質な大人のクーペ [CBA-Z34]

今回の【評価レビュー】は「新型 日産 フェアレディZ バージョン ST(6代目・Z34)」。
2008年にフルモデルチェンジした、2ドア・スペシャリティクーペ。

初代フェアレディZは、北米向け「ダットサン Z」の日本版。欧州スポーツカーに対向するために開発された2ドアクーペで、その性能の高さと手頃な価格から北米で大人気となったモデルです。それから40年近くを経て、そのフェアレディZも6代目へと進化しています。

6代目フェアレディZは登場から10年が経過した超ロングランモデルですが、細かな改良をコツコツと繰り返し、機械としては熟成の域に達しています。基本的なアーキテクチャーは先代から受け継ぐものの、足回りやトランスミッションの改良、スカイライン用3.7Lエンジンの搭載などによって大きくドライバビリティを向上させています。

2017年にはマイナーチェンジが行われ、19インチの切削光輝加工アルミホイールの装備および、ヘッドライト周りのデザイン変更を実施。

スープラやS2000などのスペシャリティクーペが廃止され、このクラスの国産車では孤高の存在となっています。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4260mmX全幅1845mmX全高1315mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2550mmとなります。

先代フェアレディZのデザインを受け継ぐキープコンセプトモデル。

フロント

なめらかな曲線を描くフロントノーズに小さなキャビン(居住スペース)、くさび型のヘッドライトが組み合わされたスポーティなフロントフェイス。

サイド

ロングノーズ&ショートデッキの美しいサイドビュー。短いオーバーハング(ホイールからボディ端までの長さ)とボディ中央にレイアウトされたキャビンによって、キビキビとした軽快感があります。

リア

なだらかに下降するルーフが、そのままヒップラインと一体化したファストバックスタイル。力強く張り出したリアフェンダーと、二本出しの大径パイプフィニッシャーによって、パワフルで安定感のある後ろ姿を形づくっています。

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内装

きめの細かい樹脂とメタル素材が組み合わされた、スポーティでモダンな室内。三連メーターはシルバーのベゼルで縁取られ、ドライバーのやる気をそそります。

リアウィンドウが小さいため、後方の死角は大きめ。ボディの見切りも今ひとつです。

シート

厚みのある立体的なシートが装備され、座り心地は上々です。これなら、ロングドライブでも疲れが少ないでしょう。

荷室

大きなハッチゲートが装備され、意外と荷室容量があります。深さが足りないため少々積み方に工夫がいりますが、これなら二人で2泊3日旅行も可能です。

静粛性

スポーツカーというよりはGTに近い車ですから、エンジンサウンドは適度に抑えられています。ターボエンジンのような過剰な演出はありません。

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エンジンとミッション

3696cc・V型6気筒DOHCエンジンに、7速ATが組み合わされます。
エンジンは、336ps/7000rpmの最高出力と、37.2kgf・m/5200rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1550kg。JC08モード燃費は、9.1km/lとなります。

エンジン

3.7L・V6ツインカムエンジンで後輪を駆動。低速からぶ厚いトルクを発生するスポーティなエンジン。アクセル操作に対するレスポンスも良く、1.5tあまりのボディを豪快に加速させます。大排気量自然吸気エンジンならではの、回せば回すほど鋭さを増すエンジンフィールが気持ちいいです。

トランスミッション

トルコン式の7速ATを装備。スムーズかつダイレクトな変速フィールで、減速時には自動的にブリッピング制御も行われます。

乗り心地とハンドリング

前輪にダブルウィッシュボーン式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

乗り心地

前245/40R19・後275/35R19の大径タイヤを装備。

低速域では、ジョイントや目地段差で鋭い衝撃をそのまま車内に伝えがちですが、ある程度速度が乗ってくると上質で引き締まった乗り味へと変化します。

高速域での安定性は格別で、しっとりと路面に張り付くような印象です。

ハンドリング

ホイールベースの短縮とボディの軽量化、足回りの熟成によってシャシーの応答性が向上。素直で正確なステアリングフィールを実現しています。濁りの無い爽やかなステアリングフィールは、前輪に駆動力の掛からない後輪駆動ならではの美点です。

最小回転半径は5.2mと、このサイズの車にしては小回りが効きます。

その他

設計年次が古いため、全車速追従クルーズコントロールや衝突被害軽減ブレーキといった先進安全技術は装備されません。

【評価レビュー】のまとめ

グラマラスでカッコいいボディに、トルクフルな大排気量自然吸気エンジンとスポーティで上質な足回りが組み合わされた、スペシャリティクーペ。登場から10年を経ていますが、小まめな改良によってその内容は熟成の域に達しています。

「上質な大人のクーペが欲しい」とか、「走りの楽しい車を探しているが、カリカリのスポーツカーは疲れる」といった人にオススメの一台です。

中古車市場では

2017年式「日産 フェアレディZ バージョン ST」で400万円台前半。2008年式なら100万円台後半となります(2018年1月現在)。

価格

価格 | 5,212,080円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)