5代目 日産 フェアレディZ バージョン ST【旧型レポート】アメリカンスポーツクーペに近い成り立ちを持つGTカー [UA-Z33]

6代目日産フェアレディZのフロント

今回の旧型レポートは「5代目 日産 フェアレディZ バージョン ST」。
2002年から2008年に渡って製造販売されていた、Mクラスの2ドア・スポーツクーペです。この他に、2シータ・オープン・ロードスターも用意されます。

北米のスポーツカーを愛好する層に向けて開発されているため、大きなトルクと重量級のボディが与えられ、スポーツカーというよりはGTカーに近い特性を持ちます。

ベースとなるプラットフォーム(基本骨格)には、スカイランクーペと共通のものが使われています。

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外観

全長4310mmX全幅1815mmX全高1315mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2650mmとなります。

初代フェアレディZから伝わるクーペスタイルを踏襲しつつも、新しい要素がふんだんに取り入れられ、モダンで力強いスタイリングを見事に表現しています。

フロント

ワイド&ローのスムーズなフロントノーズに、扇型のヘッドライトが組み合わされ、知的でクリーンなフロントフェイスを構成しています。今でも十分通用するカッコいいデザインです。

サイド

分厚いボディ中央に小さなキャビンがちょこんと載せられ、スポーティで力強いサイドビューです。Zらしい個性と、現代的な表現が見事に両立しています。サイドウィンドウ下端のラインがリアエンドまで延長され、リアコンビランプのアッパーラインを構成。Zのスポーティなラインを強調するアクセントとなっています。

リア

6代目日産フェアレディZのリア

小さなキャビンと大地を踏みしめるような力強いリアフェンダー対比され、パワフルなZの動力性能を余すこと無く表現しています。サイドビューでアクセントとなっていた、サイドウィンドウ下端のラインですが、リアエンドではZの伸びやかさを表しています。

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内装

プラスチッキーなインパネにメタリック調の素材が組み合わされ、シンプルでスポーティな室内空間を構成しています。上質感はありませんが、逆に貧乏臭さやおもちゃっぽさも感じられません。やる気にさせられるカッコいいデザインです。

メタリック調のメーターナセルに3眼メーターが組み合わされ、視認性も申し分ありません。

アイポイントが低く囲まれ感が強いため、視界に広々感はありません。ノーズ先端が分かりづらく慣れるまでは苦労するかもしれません。後方の死角も多いです。

シート

上質な本革レザーが標準で装備されます。スポーティなセミバケットシートに、肉厚のクッションが組み合わされた快適性の高いシートです。適度なコシと硬さがあるため、長時間座っていても疲れにくい構造です。

荷室

スポーティな形状の2ドアクーペですから、荷室容量はミニマムです。それでも2人で1泊2日旅行くらいなら十分可能です。

静粛性

しっかりと遮音対策が施されており、スポーツクーペとしては静粛性が高いです。ただし、アクセルを踏み込むと重低音溢れるV6サウンドが程よく車内に響きます。

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エンジンとミッション

3498ccのV型6気筒DOHCエンジンに、5速ATが組み合わされます。
エンジンは、280ps/6200rpmの最高出力と、37.0kgf・m/4800rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1460kg。10モード/10・15モード燃費は、9.0km/lとなります。

エンジン

3.5Lのツインカムエンジンで後輪を駆動。低速からタップリとしたトルクを発生するパワフルなエンジンです。急な坂道や合流ポイントなど、加速を必要とするシーンでも力不足を感じることはありません。アメリカンマッスルカーを彷彿とさせる様な、重厚感あふれるサウンドも魅力です。

トランスミッション

トルコン式の5速ATを装備。エンジンの図太いトルクを存分に活かして、低い回転を保ちながらスムーズに加速します。ダイレクト感あふれるトランスミッションです。

足回りとハンドリング

前後ともにマルチリンク式サスペンションが装備されます。

足回り

重厚感と快適性を高次元で両立したGTカーに近い乗り味です。もうちょっとしっとりとした質感が欲しいところですが、そうなるとスカイラインクーペとの違いが無くなるので難しいところです。

どっしりとした安定感があるため、高速域ではフラットな姿勢を維持して真っ直ぐに直進していきます。

ハンドリング

車重が重くヒラヒラとした軽快感はありません。大きなタイヤのグリップを活かしてギュギュッと強引に曲がります。

欧州車的スポーツカーの世界観とは一線を画す、アメリカン・スポーツクーペとかGTカーに近い特性の車です。

評価のまとめ

コンパクトで軽快感溢れる欧州車的スポーツカーとは違った価値観で作られた、アメリカンスポーツカーに近い成り立ちのスポーツクーペです。

そのため、一部のスポーツカー愛好家からは嫌われることもありますが、力強いトルクを活かして高速道路を真っ直ぐに突き進むような感覚を好む人には最高のスポーツクーペとなります。

クルマ好きの若者が通勤用の足として購入したり、「家庭にミニバンやコンパクトカーがあるので、自分用にもう一台スポーツカーが欲しい」といった人にピッタリな一台です。

このフェアレディZが登場した当初は、価格が高く中々手が出なかったのですが、モデルチェンジからすでに10年が経過しているため値段も比較的こなれています。程度の良い最終モデルであっても、100万円台後半から購入することができます(2017年10月現在)。当時高級スポーツクーペに憧れていた我々中年世代にとっては嬉しい時代となりました。

価格

新車当時の価格 | 3,885,000円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)

切れ痔がぶり返してきたー!(2018年10月)

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