新型 キャデラック ATS クーペ プレミアム【評価レビュー】軽快感溢れるスポーティなエンジンと、しなやかな乗り味 [ABA-A1SL]

今回の【評価レビュー】は「新型 キャデラック ATS クーペ プレミアム」。
GMが「キャデラック」ブレンドで販売する、2015年に登場したMクラス2ドアクーペ。この他に4ドアセダンの「ATSセダン」があります。

日本で発売されるキャデラックの中では最小のモデルで、ベースとなるプラットフォーム(基本骨格)にはATSセダンと同じ「アルファプラットフォーム」が使われます。

ライバル車種は、ドイツ高級車勢のBMW4シリーズやメルセデスベンツCクラスクーペ、アウディA5です。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4680mmX全幅1845mmX全高1400mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2775mmとなります。

フロントセクションはセダンとほぼ共通、Bピラー(2本目の柱)から後ろがクーペ専用デザイン

フロント

ロー&ワイドなフロントノーズに、がっしりとしたダブルフィングリル、縦型のシャープなヘッドライトが組み合わされた、メカニカルでスポーティなフロントフェイス。

サイド

ロングホイールベースにグラマラスサイドパネル、小さく見えるキャビン(ボディの高さがあるので実際の室内はそれほど小さくない)が組み合わされた、エレガントで伸びやかなサイドビュー。

リア

傾斜の強いリアウィンドウにハイデッキ化されたヒップライン、縦型リアコンビランプが組み合わされた重厚感あふれるリアエンド。大人っぽいアシッドジャズを聞きながら、西海岸あたりをドライブしたら最高でしょうね(行ったこと無いけど・・・)。

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内装

上質な樹脂に木目素材、メタリックパーツを組み合わせた高品質な室内。ちょっと大味なデザインがいかにもアメ車っぽいですね。小さいながらもしっかりとキャデラックしています。

クーペにしては拡がりのある室内で、前席はもちろん、後席にもしっかりと大人二人で座ることができます。

シート

前席は、上質な表皮にストロークのあるしっかりとしたクッションが組み合わされた、快適な座り心地。

後席は、頭上空間にやや窮屈感があるものの、足元には十分な余裕があり、大人二人で座っても快適に移動することができます。

荷室

リアサスの張り出しが大きいものの、荷室自体にはたっぷりとした容量があります。家族4人なら2泊3日旅行も十分可能です。

静粛性

ライバル車種と比較すると少々エンジン透過音が大きめです。ロードノイズ、風切音はしっかりと抑え込まれています。

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エンジンとミッション

1998cc・直列4気筒DOHCターボエンジンに、8速ATが組み合わされます。
エンジンは、276ps/5500rpmの最高出力と、40.8kgf・m/3000-4600rpmの最大トルクを発揮。

車両重量1600kg。

エンジン

2.OLのツインカムターボで後輪を駆動。低速からフラットなトルクを発生。軽快感あふれるスポーティな回転フィールで、1.6tのボディを軽々と押し出します。

装備されるアイドリングストップは、エンジンの始動、停止ともにスムーズで高級車にふさわしいセッティング。

トランスミッション

トルコン式の8速ATを装備。ステップの多いATと低速トルクのたっぷりとしたエンジンが組み合わされ、スムーズで上質な変速フィールを実現しています。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションを装備。

乗り心地

ボディ形式は変わっても、基本的な乗り心地はATSセダンと共通です。

適度なロールを許容しながらも、フラットな姿勢を維持するしっとりとした乗り味。ラグジュアリークーペにふさわしい絶妙な「緩さ」が気持ちいいです。まさに大人のクーペといったところですね。

ハンドリング

しなやかでスポーティなステアリグフィール。ドライバーの意思に素直に反応して、自然な動きでノーズの向きを変えます。

リアの接地性が高く、うねりのあるコーナリングでもねっとりと路面を捉え続けます。コーナーの連続するワインディングでも姿勢を乱すことはありません。

その他

「Apple CarPlay」が装備され、オーディオやネット周りの利便性は高まりましたが、純粋なナビとしては車載ナビの方が一枚上手です(Appleの地図は使えない)。

ただし、「Apple CarPlay」はいつでもオフラインに出来るので、大きな問題ではありませんが。

【評価レビュー】のまとめ

ロー&ワイドでカッコいいクーペスタイルに、スポーティなエンジンとしなやかな足回りを組み合わされた、Mクラスの高級ラグジュアリークーペ。

ドイツ高級車勢と違って、アメ車っぽい適度な「緩さ」がこの車最大の魅力です。

「カッコいいラグジュアリークーペを探しているが、ドイツ車では面白くない」とか、「適度に余裕を感じさせる、大人っぽいクーペを探している」といった人にピッタリな車です。

中古車市場では

2017年式「キャデラック ATS クーペ プレミアム」なら580万円前後となります(2018年1月現在)。

価格

価格 | 5,800,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)