新型 マツダ キャロル GS(7代目)【評価レビュー】軽快な走りと、コストパフォーマンスの高さ [DBA-HB36S]

マツダ キャロル GS(7代目)のフロント

今回の【評価レビュー】は「新型 マツダ キャロル GS(7代目)」を試乗レポート。
2015年にフルモデルチェンジした、軽自動車の5ドアハッチバックです。

バッジやエンブレム類をマツダ・キャロル専用デザインとするものの、基本的なボディ構造は「スズキ・アルト」とまったく同じです。いわゆる「OEM供給車」というやつですね。

このスズキからの「OEM供給」は4代目キャロルから続いており、今回で4世代目となります。

ボディ構造を一から見直すことで、大幅な軽量化を実施。650kgという驚異的な軽量ボディを実現しています。しかも、軽量化したにも関わらず、ボディ剛性自体は先代よりも向上しているのですから恐れ入ります。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「試乗評価のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長3395mmX全幅1475mmX全高1475mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2460mmとなります。

フロント

プレーンな面で構成されたフロントノーズに、ちょっと怒ったような目つきのヘッドライトを装備。スッキリとしたシンプル感が気持ちいいフロントフェイスです。

サイド

ノーズから連続的に繋がるAピラー(一番前の柱)。リアセクションで思い切って跳ね上げられるショルダーライン(サイドウィンドウ下端)。前後ギリギリに配置されたホイールによって、キビキビとした軽快感を表現しています。

リア

マツダ キャロル GS(7代目)のリア

シンプルな面で構成されたリアエンド。コストダウンのため面に抑揚はありませんが、計算された構成によってボクシーなカッコよさが与えられています。

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内装

マツダ キャロル GS(7代目)の内装

簡素な樹脂によって明快なデザインが与えられ、シンプルですが貧乏臭さはありません。

メーターナセルには、大きな一眼メーターとサブディスプレイが組み合わされ、使い勝手も良好です。見切りの良いボディによって、取り回しも問題ありません。

シート

コストダウンのために簡易な構造のシートが装備されます。といっても、設計がしっかりとしているため中距離程度であれば腰が痛くなることもありません。

ホイールベースを先代比で60mm延長。後席にはMクラスセダン並のスペースを確保しています。大人二人で座っても十分な余裕があります。

荷室

後席のシートバックがリアハッチギリギリまで接近しているため、荷室容量は最小限となります。買い物袋や手荷物程度なら十分収納することができます。シートバックを倒すことによって、さらに容量を拡大することも可能です。

静粛性

軽量化を優先するため、遮音材は最小限に抑えられています。エンジン透過音、ロードノイズともに大きめです。

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エンジンとミッション

658cc・直列3気筒DOHCエンジンに、CVT(無段変速機)が組み合わされます。
エンジンは、52ps/6500rpmの最高出力と、6.4kgf・m/4000rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量650kg。JC08モード燃費は、37.0km/lとなります。

エンジン

658ccのツインカムエンジンで前輪を駆動。エンジン自体は先代と変わらないものの、大幅な軽量化によってキビキビとした軽快感があります。急な坂道とか、荷物や人を満載しての加速は苦手で、ガーガーとエンジンが苦しそうな唸り声をあげます。

トランスミッション

ベルトとプーリーによって連続的に変速するCVT(副変速機付き)を装備。ギアレシオをワイド化、軽量化ボディと相まってキビキビとした走りをサポートします。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

乗り心地

少々硬めの安っぽい乗り味。超軽量ボディが災いして、乗り心地の重厚感やしなやかさは今ひとつです。目地段差でも路面の衝撃を結構拾います。

高速域での直進性も今ひとつで、まっすぐ走らそうとすると結構気を使います。

コストと快適性のバランスを取って、このあたりはあえてバッサリと切り捨てているのでしょう。

ハンドリング

ステアリングセンターの座りが今ひとつで、路面からのインフォメーションも足りません。自分のイメージしたラインで走るには視覚情報で補うしかありませんが、どうしてもワンテンポ遅れてしまいます。

最小回転半径が4.2mと非常に小さく、コンパクトなボディと相まって「切り返し」で苦労することはありません。

【評価レビュー】のまとめ

徹底的なコストダウンと軽量化によって、キビキビとした軽快感とハイブリッドカー並の燃費性能、お得感のある価格を実現しています。

延長されたホイールベースと優れたパッケージングにより、小さな軽自動車にしては室内スペースにも余裕があります。

反面、割り切ってコストを落としているため、昨今の高級化された軽自動車たちと比較するとどうしても安っぽい部分が目立ちます。ただし、これは短所ではなく「車作りの方向性が違う」と捉えた方が正解です。

軽自動車らしく、優れた燃費性能とそこそこの実用性、コストパフォーマンスの高さを求めるのならこのキャロル。

価格が高くなっても構わないという人で、広々とした室内や高級感、快適性能を求めるならハイト系ワゴン。といった具合です。

中古車市場では

2017年式「マツダ キャロル GS」なら80万円前後。2015年式なら60万円前後といったところです(2017年12月現在)。

価格

価格 | 1,013,040円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

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記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)

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