スバルは2016年10月に発売した4代目インプレッサの改良モデルを、2017年の10月に販売すると発表しました。
SUBARUは、「インプレッサ」改良モデルを本日 2017 年 9 月 11 日に発表し、10 月 5 日に発売します。
引用:スバル公式サイト
この新型インプレッサ(4代目)は、新世代のプラットフォーム(車の基本骨格)「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を搭載した世界戦略車で、登場した当初から先進的なアイサイトシステムや、歩行者保護エアバッグの搭載など高い安全性への取り組みが話題になっていました。
加えて、クラス標準レベルを超える乗り心地や上質な走りなど「動的質感」の向上と、内外装のクオリティ「静的質感」の向上にも力が入れられ、欧州ライバル車種に匹敵する高い質感を与えられています。
B型の改良ポイント
今回の改良では、「アイサイト・セイフティ・プラス(サイドビューモニター)」や「後退時自動ブレーキ」の追加、夜間走行における「アイサイトの歩行者認識機能」の強化などが行われています。
また、見えない部分への微調整も当然のように行われているはずですから、実際に運転したフィールにも大きな違いがあるでしょう(このあたりは秋ろーの想像にしぎませんが・・・)。
スバルは毎年の様に改良を加えるのがいわば定例行事のようになっています。そのため、スバル好きのなかには「スバルを買うなら性能の安定してくるC型以降が良い」という人もいます。
秋ろーのレガシィもB型ですが、その後、C型、D型へと改良が加えられていき、「D型モデルの方がええなぁ」と羨ましく思ったものです。
「アイサイト・セイフティ・プラス(サイドビューモニター)」とは
まずはじめの「アイサイト・セイフティ・プラス(サイドビューモニター)」はオプションで装着される機能です。
元々の機能としては、「スバルリアビークルディクション(後側方警戒支援)」と「ハイビームアシスト」があり、今回の改良で「サイドビューモニター」が新たに加わります。
「スバルリアビークルディテクション(後側方警戒支援)」とは、後側方から接近してくる車を後方のセンサーで検知、ドアミラーの警告灯と警告音でドライバーに注意喚起を促す機能です。これに対向車を検知してハイビームからロービームへと自動的に切り替える機能「ハイビームアシスト」が付きます。
「サイドビューモニター」の詳細
今回追加される「サイドビューモニター」は、助手席側ドラミラーの下に設置されたカメラで捉えた映像を、マルチファンクションディスプレイに映し出す機能です。
このカメラは自動車の側面下側の映像を捉えており、狭い路地で幅寄せしたり、縦列駐車で道路ギリギリまで車を寄せる時に便利です。
路上ですれ違う時に側溝ギリギリまで車を寄せると、側溝の出っ張りでタイヤのサイドウォールをこすってしまうことがあります。タイヤのサイドウォールはゴムが薄いため、強くこすりすぎるとタイヤを破損するのですが、こんな時は本当に悲しい気持ちになります。
「サイドビューモニター」のような機能があると、そんな時にも安心して側溝ギリギリまで寄せることができますね。
「後退時自動ブレーキ」
「後退時自動ブレーキ」は、まず後退時に障害物を検知すると、段階的に警告音と警告表示で注意を促します。それでもドライバーが後退を続けた場合は、危険があると判断して自動でブレーキを作動させます。
警告されながらもさらに後退を続けるような「うっかりさん」は、そうそういないと思いますが、念には念を入れた2重3重の安全対策を施すことで、万全の態勢をとっているという訳です。
人間はパニックになると、いつもと違う行動をとる傾向があります。また、急な病気で意識を失う可能性もありますので、万が一の時の機能としては信頼できるシステムです。
「夜間走行におけるアイサイトの歩行者認識機能強化」
カメラの望遠および広角化、高解像度化によって、夜間走行における歩行者の認識機能が強化されています。
元々、アイサイトver.3は歩行者の認識機能に定評があったのですが、さらに夜間の認識機能が強化され安心感が増しています。
夜間は、ヘッドライトだけの明かりだけでは十分ではなく、路上を歩いている歩行者が見えにくい時があります。特に歩行者が黒っぽい服を着ているときは最悪です。こんな時にアイサイトのアシストがあれば本当に助かります。
欲を言えば、雨天や夜間など周りの気象条件にあまり左右されない「ミリ波レーダー」が装備されれば言うことありません。といっても、こういった高級車に装備される高価な機能が搭載されれば、当然ながら価格も跳ね上がりますからこのへんは難しいところです。