※写真は岡山県運転免許センター。
多くの人は「免許更新」と同時に「交通安全協会費」も払っていると思いますが、実はこれ、法律上において支払う義務はまったくありません。それにも関わらず毎回支払ってしまうのは、「支払う義務が無い」というのを知らないってのもあるでしょうが、それ以上に「そうは言っても断りづらいんだよなあ」という心理的なハードルもあります。
もちろん、「交通安全協会費を支払うことによって世の中の役に立ちたい」とか、「交通安全協会費ならではの優待特典が目的」って人もいます。
ということで今回は、そんな「交通安全協会費」の支払いをスムーズに断るテクニックとともに、交通安全協会に入会することで得られるメリット(特典)についても紹介していきます。
交通安全協会費の支払いをスムーズに断るテクニック
たとえ支払う義務が無いと分かっていても、前に並んでいる人が次々に支払いを済ましていく中、「私は払いません」と言って断るのは結構難しいもんです。特に周りとの和を尊重するような温厚な人ほど、こういった傾向は強いと思います。
今回紹介する「交通安全協会費の支払いをスムーズに断る方法」なら、こういった断った後の嫌な罪悪感がありません。
「交通安全協会費」の支払いは断りづらい
免許更新の手続きを進めていくと、最後に「隣の窓口で交通安全協会費の支払いをお願いします」とか、「こちらで交通安全協会費の支払いをお願いします」などと促されます。
ここで相手のペースに飲まれると、なんとなく支払いたくなります(というより断るのが気まずいといった方が近いかも)。特に周りの人が次々と支払っている場合は、なおさらです。
魔法の言葉「余分なお金が無いんです」
このタイミングで「あっ、今日は余分なお金持ってきてないんです」とか、「更新費用ピッタリしかありません」と間髪入れずに言い放ってください。ここがこのテクニック最大の肝ですから、予め頭の中で何度シミュレーションしておくといいでしょう。押されて「あっ、はい」なんて財布に手を伸ばしちゃうと、もう終わり。取り返しようがありません。
しつこく勧誘されることは無い
支払いを断ると受付の人は「交通安全協会費は交通安全運動に使われるものですから、次は是非ご加入くださいね」とかなんとか決まり文句を言うだけ。それ以上強引に勧誘されることは無いです。
自分の中にも相手に対して悪いことをしたような嫌な罪悪感が残りません(温厚な人にとってはこれが一番重要なポイントです)。もちろん、「相手が嫌な気分になろうが知ったこっちゃない」なんて豪胆な人にはなんの意味も無いテクニックですけど・・・。
財布の中には余分なお金を入れない
この時差し出すお金は「交通安全協会費ピッタリの額」か、「お釣りがあっても小銭程度」でなくちゃあいけません。「あれ、このお釣りがあれば支払えますよ」なんて受付の人に言われてしまうと、それ以上どうしようもないからです。
財布の中には「更新費用ピッタリだけ入れておく」か、もしくは「お釣りがあっても小銭程度にしておく」ってのもこのテクニックの隠れた重要ポイントなんです。
交通安全協会に加入する事で得られるメリット
交通安全協会費の額は、その地方によってバラツキがありますが、大体年間で500円前後となることが多いです。岡山県の場合は300円ですから、ゴールド免許更新の場合は1500円(5年分)となります。
また、その地方によって得られるメリットにも違いがあります。交通安全協会費といえばビニール製の免許ケースを思い出しますが、それ以外にも様々なメリットがあるのです。
お金が無い時は、交通安全協会費を節約するのは仕方ありませんが、断る時には、この協会費の額とメリットを天秤にかけ、得になるようだったらあえて協会費を払うという選択も間違いではありません。
秋ろーが住んでいる場所にある「岡山県交通安全協会」の場合は、
- 交通安全協賛店での商品の割引サービス
- 交通傷害見舞金の受給
- 優良運転者等表彰での副賞贈呈
- チャイルドシートの無償貸与
- 系列自動車学校での入学金割引
などの特典があります。
また、自分に直接的なメリットはありませんが、各種交通安全運動や子供向けの交通安全教室など、社会貢献活動も積極的に行っています。このような活動に共感を覚える場合も、間接的にですが協会費を支払うメリットがあります。
詳しくはあなたが住んでいる地方の、交通安全協会ホームページを御覧ください。