新型 ルノー メガーヌ ZEN【試乗評価】フランス車らしいしなやかでコシのある乗り味 [ABA-ZH5F]

今回は「新型 ルノー メガーヌ ZEN」を試乗レポートいたします。
ルノー・メガーヌは、2008年のモデルチェンジで3代目となった5ドアハッチバックです。

2014年には、フェイスリフトを含むビッグマイナーチェンジが行われています。

2015年にベースグレードの「ZEN」が追加され、スポーティなイメージの強いメガーヌに新しい魅力が加わりました。

※アイキャッチ画像は3ドアクーペの「RS」です。

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外観

全長4325mmX全幅1810mmX全高1460mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2640mmとなります。

「ZEN」はメガーヌのベースグレードという位置づけですが、GT220と共通するスポーティなエクステリアが与えられています。
ただしホイールだけは、ゼン専用の小さな16インチホイールとなります。

フロント

大きなルーノーのエンブレムが印象的な、ユニークかつスポーティなフロントフェイスです。

上級グレードのGT220にも装備される、「LEDポジショニングライト」と「ボディ同色バンパー」が装備されています。

サイド

長いフロントオーバーハングに、切り詰められたリアオーバーハングが組み合わされ、軽快なスタイリングを作り上げています。

ルーフはリアに行くほど低く絞りこまれ、軽快な印象をさらに強めています。

GT220の18インチ大径ホイールと異なり、「ZEN」には小さな16インチホイールが装備されるため、足回りはちょっと大人しい印象です。

リア

小さく絞り込まれたキャビンと小さなリアウィンドウに、ふくよかなリアフェンダーが対比され力強さが強調されています。

GT200にも装備されるリアディフューザーが装備され、スポーティな演出に一役買っています。

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内装

インテリアには、クラス標準以上の上質な樹脂が使われています。本皮ステアリングに大きなセンターパッドが組み合わされ、モダンで個性的なルノーの世界を存分に表現しています。

このセンターパッドはただののっぺりした大きなパッドですが、その表面の形には独特のリズム感が与えられており、車内空間の上質な演出に大きな影響を与えています。

メータークラスターには、2眼メーターをベースにしたデジタルメーターが組み合わされ、使い勝手、視認性ともに良好です。

シート

上質でコシのあるスポンジに、やわらかな表皮が貼り付けられており、体圧をしっかりと分散しながらも当たりの柔かい快適な座り心地です。

リアシートには、広々とした足元空間が確保されており、大人の長距離移動にも十分対応することができます。

リアに行くほどグラスエリアが絞り込まれる形状ですが、窮屈で我慢出来なということはありません。

荷室

短く切り詰められたリアオーバーハングに対して、予想以上に広々とした荷室スペースが確保されています。4人家族で1泊旅行程度であれば、余裕でこなすことができます。さらにリアシートを、7:3で分割して折りたたむこともできますので、ワゴン並の広大な荷室を作り出すことができます。

静粛性

クラス標準レベル以上の静粛性が確保されています。

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エンジンとミッション

1197ccの直列4気筒DOHCターボエンジンに、6速AT(デュアルクラッチ)が組み合わされます。
エンジンは、132ps/5500rpmの最高出力と、20.9kgf・m/2000rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量は1310kgです。

エンジン

搭載される1.2Lエンジンは、ダウンサイジングターボによって2Lエンジン並の強烈なパワーを発揮します。最大トルクの発生回転が低く抑えられているため、街中でパワー不足を感じることもありません。

アクセルに対するレスポンスも抜群で、必要なトルクを瞬時に発生させてキビキビと加速してくれます。

トランスミッション

低速トルク型のダウンサイジングターボと、リニアなレスポンスを持つデュアルクラッチトランスミッションが組み合わされ、キビキビとした小気味いい加速感を楽しむことができます。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトレーリングアーム式サスペンションが装備されます。

足回り

メガーヌといえばスポーティなイメージが強いのですが、新たに投入されたこの「ゼン」グレードには、ソフトな乗り心地重視の足回りが与えられています。

フランス車らしいソフトでコシのある快適な乗り心地です。コーナリングでは適度なロールを発生させながらも、しっかりと路面を捉え続けてくれるため、安心してハンドルを握ることができます。

しっかりとしたボディにしなやかな足回り、小さな16インチタイヤが組み合わされ、荒れた路面であっても不快な衝撃を残すことはありません。

ハンドリング

スポーティグレードのようにガチガチに固められているわけではありませんが、ドライバーの意思に忠実に反応する素直なステアリングフィールです。自然な姿勢変化をともなって安定感のあるコーナリングを行います。

その他

ベースグレードながら、「バックソナー」「オートワイパー」「オートエアコン」などの充実した装備が標準で付いています。

評価のまとめ

3代目ルノー・メガーヌは、ルノーの日本市場向け戦略によって、意図的にスポーティなグレードが導入されていました。ところがモデル末期のこの時期になって、あらたにベースグレードが追加される事になります。

ベースグレードといっても安っぽいといったことはなく、スポーティなグレードとはまた一味違ったフランス車らしい味わいを持ちます。

逆に昔からのフランス車好きには、この「ZEN」のようなしなやかで懐の深い乗り味のほうが好まれるかもしれません。

対象となるユーザー

手頃な欧州車に乗ってみたいが、ゴルフのような質実剛健なキャラクターでは物足りないといった人にオススメの車です。

また、メガーヌは好きだが最近のスポーティ路線はどうも苦手と思っていた人にも、このベースグレード「ZEN」登場は待ちに待った朗報となるはずです。

価格

価格 | 2,490,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)