BMW Japanの公式サイトによると、BMW3シリーズに1.5L直列3気筒ターボエンジンを搭載した「BMW318i」が登場しました。
BMW3シリーズはDセグメントに属するプレミアムセダンですが、従来の318Iには1.8Lの直列4気筒エンジンや2.0L直列4気筒エンジンが搭載されていました。
今回は、最近のダウンサイジングターボの潮流に合わせて、3シリーズにもコンパクトな1.5L直列3気筒ターボエンジンが搭載されることになります。
軽量コンパクトなエンジン!
この318iグレードは、BMW伝家の宝刀「シルキーシックス」と呼ばれる直列6気筒エンジンこそ搭載されませんが、小さなエンジンをフロントミッドシップに搭載することでノーズが軽く、前後重量配分の優れる3シリーズの中でも、特にそのバランスの良さからマニアックな固定ファンのいるグレードです。
そのため、エンジンフィールやパワーでは直列6気筒を搭載するモデルが一番だが、身のこなしやハンドリングでは最廉価版の318iが一番だといわれます。
そのエンジンが今回はさらにコンパクトで軽量な1.5Lの3気筒エンジンになる訳ですから、ハンドリングのキレは今まで以上の軽やかなフィールが期待できます。
マニュアルトランスミッションは搭載されない
加えてこの318iは、スポーツグレード以外で唯一マニュアルトランスミッションが選択できることでも、自動車の運転が好きな人たちから高い評価を得ていました。ただ、今回の318iにはマニュアルトランスミッションの設定はなく8速ATのみとなります。
マニュアルトランスミッションは今まで最廉価グレードたっだ320iに設定されているので、あえて新しい318iグレードには設定しなかったのでしょう。
このマニュアルトランスミッションは運転の好きな人たちから熱狂的な支持を受ける代わりに、あまり台数が出ることはなくビジネスが成り立ちにくいという側面があります。そのため一つのグレードだけでも細々と売り続けてくれるだけで十分ありがたいと思います。
マニュアルトランスミッションは1シリーズに
ただ我儘を言わせてもらえるなら、どうせ搭載グレードを一つに絞るなら3シリーズ最軽量の318iか、クラス下のコンパクトな1シリーズにしてほしかったです。俊敏な身のこなしにマニュアルトランスミッションの組み合わせこそ、BMWのフィールを味わうのにふさわしい組わせだと思います。
上級車と変わらないスタイリング
さらにBMW3シリーズの大きな美点、外観の美しさも他の上級グレードと大きな差はありません。「SE(ベースグレード)」「Sport」「Luxury」「M Sport」と好みに合わせて4つのスタイルが選べるのも他のグレードと同じです。逆にもうちょっと見た目の差を付けないと、他のグレードのオーナーから怒られないかなと心配になるほどです。
ダウンサイジングターボで必要十分なパワー!
1.5Lエンジンと言っても最新のダウンサイジングターボで過給されているため、カタログスペック上は1250-4300rpmで22,4kgmの低速トルクを発生しています。街中でゆったりと運転するには十分なパワーが確保されています。
最廉価ならではのお値打ち価格!
もちろん今回の318iは、3シリーズで一番下のグレードとなりますので、価格もお安くお値打ち設定となっています。その価格はなんと「SE(ベースグレード)」で4,090,00円です。
その他の詳しいドライブフィールや使用感については、後日あらためて試乗レポートでお伝えします。
(2016/12/31追記)BMW318iSEの試乗レポートをアップしました、気になる方はこちら「新型 BMW 3シリーズ 318i SE セダン(F30)【試乗評価】」を御覧ください。
(参考:BMW Japan 公式サイト)