みなさんは普段車を運転していて信号待ちをする際、ATのポジションは「D」のままですか?それとも「N」に入れて待ちますか?
秋ろーがオススメしたいのは「Dポジションのままで信号を待つ」ですが、今回はこの点について詳しく解説してみたいと思います。
目次
- 峠道では積極的にシフトする
- 「N」ポジションで信号待ちは迷惑
- 安全上も「D」ポジションがオススメ
- 疲れた時は小まめに休憩を取る
- 左足ブレーキで小休止
峠道では積極的にシフトする
5速ATの場合、峠道のようなカーブやアップダウンの続く道では、「D」ポジションに入れたままにしていると瞬発力が不足してキビキビ走れません。そのため、より低いギアの2速や3速、4速などを状況に合わせて選択する事で力強い走りが可能になります。
ただこれは峠道のような特殊な状況でこそ真価を発揮する走り方ですから、街中のような平坦な道では「D」ポジションに入れておくだけで十分です。
「N」ポジションで信号待ちは迷惑
これは信号待ちでも同様です。わざわざ信号待ちで「N」ポジションに入れていると、信号が青に変わった時に慌てて「D」ポジションにれてもそのまますぐにアクセルは踏む事はできません。ギアが噛み合うまでワンテンポ待ってやる必要があるのです。
これではその後ろで待っている人たちに大きな迷惑を掛けることになりますし、また、ギアが噛み合わない内にアクセルを踏んでしまうとトランスミッションに無用なダメージを与える事にもなります。
機械というモノは操作をする度にその内部に少しずつダメージを蓄積していきますから、トランスミッションに限らずどんな機械においても無駄な操作は最小限に抑えるべきです。
安全上も「D」ポジションがオススメ
また、トランスミッションの寿命を延ばすだけではなく、あなたの安全を確保するという意味においてもATはなるべく「D」ポジションにしておく方が無難です。
たとえば、信号待ちで列の最後尾にあなたが停車している場合を想像してみてください。後続車が赤信号に気づかず最後尾のあなたに突っ込んできた時、ATが「D」ポジションに入っていたらもうあなたに為す術は残されていません。考えただけでゾッとしますね。
これが「D」ポジションであれば、あなたは右に左に鼻先を向けて事故を回避する道が残されています。万が一追突された場合でも、鼻先が列の外に向いて入れば追突のエネルギーを外に逃がす事ができます。
同様の理由から、マニュアル車で信号待ちをする場合はギアを1速に入れ左足でクラッチをオフにしておいてください。
疲れた時は小まめに休憩を取る
長距離運転が続いて疲れが蓄積している場合、少しでも右足を休めたくなる気持ちはよく分かります。そういう場合は無理をせず、道の駅やスーパーの駐車場、コンビニなどを見つけて小休止を取りましょう。
左足ブレーキで小休止
また、右足を休める小技としては、停車した後、ブレーキを左足に踏み換えるというモノがあります。ただし、左足は使い慣れた右足よりも鈍感で細やかな作業には向きません。繊細なコントロールが要求される走行中は「右アクセル」「右ブレーキ」の基本を忘れないようにしてください。