2016年5月、ドイツのBMW社が往年の名車「2002ターボ」を、イタリアのクラシックカーイベント「コンコルソ・デレガンザ・ヴィラデステ」でワンオフカーとして復活させました。この車には「BMW2002オマージュ」という名前が与えられています。
「BMW2002オマージュ」のモチーフとなった「2002ターボ」は、BMWがかつて1966年から発売していた「02」シリーズのターボバージョンです。
この「2002ターボ」は1973年に量産車として初めてターボが搭載されたモデルです。またツーリングカー選手権においては、それまでライバルであったポルシェを圧倒的なスピードとパワーで打ち負かした記念すべきモデルでもあります。
ベース車両は最新型M2クーペ
「BMW2002オマージュ」のベース車両には、最新型「M2クーペ」が使われています。
ベース車両のM2クーペはちょっとづんぐりとした印象のスタイリングですが、「BMW2002オマージュ」ではそのずんぐり感が、大げさなワイドフェンダーによって迫力あるスタイリングに昇華されています。
ツーリングカーをイメージした新カラー登場!
BMWではさらに、この「BMW2002オマージュ」をベースとした新しいカラーリングのマシンを2016年8月に発表しました。
当時ポルシェを打ち負かした伝説のカラーリングをベースにペイントされており、鮮やかなオレンジとブラックのコントラストがスポーティで魅力的です。
ツートンカラーとなったことで、ベースの「BMW2002オマージュ」よりもぐっと引きしまった印象です。「BMW2002オマージュ」はワンオフカーのため、ディティールに手作りならではの荒さが感じられたのですが、この新カラーでは複雑なペイントによりうまくその荒さが隠れています。また「BMW2002オマージュ」の厳ついフロントフェイスと相性も抜群です。
この3車を、あえて欲しい順に並べると、独断と偏見で「M2クーペ」→「BMW2002オマージュ(ツーリングカーVer)」→「BMW2002オマージュ」という順になります。皆さんはいかがですか?
その他のオマージュシリーズ
このオマージュシリーズには、この他に「3.0 CSLオマージュ」と、オートバイの「スーパーチャージャーR5オマージュ」が存在しています。
3.0CSLの独特のスタイリングとカラー、懐かしいですねー。秋ろーはオマージュよりもオリジナルの方が断然好きです。
オートバイのR5オマージュは、車のオマージュシリーズと違って、クラッシックな趣がたっぷりと感じられます。