自動車好きなら、休みの度に洗車場で掃除をしているという人は多いでしょう。
そういう洗車大好きな人でも、車内の臭いは大きな悩みです。なぜこんなにいつも洗っているのに俺の車は臭いのだろう、ひょっとして自分の体臭が原因かな等と考えることもあります。
実はそのしつこい臭いは、車内に溜まったホコリが湿気を含んで、雑菌やカビなどが繁殖しているのが原因です。
こうなると、エアコンに消臭スプレーをしたぐらいでは、この臭いは消えません。
今回はこの車内の強烈な臭いを、完全に消してしまう大掃除のやり方を解説します。
手順1「準備」
ますカーペットやフロアマットを洗うための、シートクリーナーやカーシャンプーを用意してください。
つぎに、水の入ったバケツにきれいな雑巾を数枚と、車内のホコリを吸い取るための家庭用掃除機か、自動車用掃除機を用意してください。
最後にシートを外すための工具一式も必要になります。
手順2「シートを外す」
車内に溜まったホコリは、シートやカーペットの隙間など、普段は簡単に手の届かない所に入り込んでいます。
今回は大掃除ですので、車内の外せるものは全部外してしまいます。
シートは普段外せるなんて思いもよりませんが、実は4つ位のボルトで留められているだけで、意外と簡単に外せます。
また、シートベルト警報機などの電装品が設置されている場合もありますので、その場合は配線のカプラを始めに外す必要があります。
うっかり引っ張るとちぎれてしまいますので、気をつけてください。外れにくい構造の場合は無理に外さないでください。
効率は落ちますが、シートが付いたままでも大掃除は可能です。
手順3「カーペットを外す」
次にフロアマットを外したら、その下にあるカーペットも外します、これは車種により外せない場合もありますので、その場合は無理に剥がさないようにしてください。
フロアマットとカーペットを外したら、除菌効果のあるシートクリーナーで洗い、天日でしっかり乾燥させます。
外せてない場合は、硬くしぼった雑巾にクリーナーを付け、カーペットを拭いて行きます。これも終わったら、ドアを全開にして車内を乾燥させます。
この時、乾燥が不十分ですと、余計に臭いが増してしまいますので注意してください。
手順4「車内に掃除機を掛ける」
カーペットが上手く外せた場合は、家庭用の掃除機や自動車用の掃除機で、車内に溜まった臭いホコリを吸っていきます。
この後、車内のフロアにゴムキャップの水抜き栓があれば、これを外して車内を水洗いします。
くれぐれも、車内の電装品や配線を濡らさないように注意してください。水洗いが終わったら、車内をきれいな雑巾で乾拭きして、しっかり乾燥させます。水抜き栓が無い場合は、硬くしぼった雑巾でフロアを水拭きしてください。
手順5「外したカーペットやシートを取り付ける」
車内が完全に乾燥したら、カーペットやシートを、外した順番の逆から取り付けていきます。
この時、電装品の接続などを忘れないように注意してください。
この作業はちょっと大掛かりで、難しい部分もあります。作業に自信の無い方は、パーツが外れなかった場合の説明を参考に挑戦してみてください。