新型BMW X1【試乗評価】ハンサムなライトSUV [DBA-HS20]

今回は「新型BMW X1 xDrive20i xLine」を試乗レポートいたします。

FRベースの先代X1から、ミニや2シリーズと共通のプラットフォームを使った、FFベースの車に生まれ変わっています。
BMWグループの中で、一番小さいSUVという位置づけです。このX1は今回のモデルチェンジで2代目となります。

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外観

先代からキープコンセプトの外観デザインです。車に詳しくない人が見ると、見分けがつかないのではないでしょうか。

しかし、実際には大きく基本骨格からデザインが変更されています。先代から比べると全長が短くなり、全幅はワイドに、全高が少し高くなっています。
先代の優雅なステーションワゴンの様なデザインから、SUVらしいどっしりとしつつもスポーティなスタイルに変貌しています。

フロントマスクは、3シリーズに通じるような、バランスのいいハンサム顔です。
先代のような、ちぐはぐな感じがありません。

リア周りのデザインも、引き締まっていてスポーティな雰囲気があります。

全体を離れて見ると、モダンなFFベースのSUVスタイルと、引き締まったディティールにより、上質で若々しい印象のデザインです。

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内装

内装のデザインも先代に非常に良く似ています。
プラットフォームの変更に伴い、内装のデザインも大きく刷新して欲しかったです。

しかしプラスチックの成形精度など、逆に質感は向上しています。
基本的に黒一色の内装色ですが、オプションの本革でオフホワイトを選ぶと、車内の印象がぐっと明るく上質なものになります。

先代より全長、ホイールベースは短くなっていますが、全高が高められポジションがアップライトになった事で、室内は広々しています。
また、FRベースから、FFベースになったことで車内への張り出しが減少し、実質的な室内容積も広くなっています。

シートはドイツ車らしく、硬さとコシが適正で、疲れにくい印象です。これなら長距離も大丈夫そうです。
センタートンネルが無くなり足下空間が広がったので、後席の空間は先代より余裕があります。

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エンジンとミッション

2L直列4気筒ダーボエンジンと、8速ATが組み合わされます。
最高出力192ps/5000rpmと、最大トルク28.6kgm/1250rpm-4600rpmを発生します。

3L自然吸気エンジン並みの低速トルクで、良く出来た8速ATと組み合わされスムーズに加速します。
また、高回転まで回すと、BMWらしい気持ちの良いフィールのエンジン音を奏でます。

足回りとハンドリング

前輪ストラット式サスペンションと、後輪マルチリンク式サスペンションが装備されています。

適度な重さのあるしっとりとしたステアリングフィールです。
素直なステアリング特性で、若干ですがBMWらしいFRテイストが残る不思議なフィールです。
緩やかなロール感を生かして、じわっとグリップしながらコーナーをクリアします。

FFベースの4WDらしい、前輪をしっかり接地させながら走る、安定感のある乗り心地です。
大きなランフラットタイヤのせいか、若干ごつごつする乗り心地ですが、角は丸くしなやかで不快なレベルではありません。

評価のまとめ

手頃な価格で3シリーズの乗り味が味わえるというのが、先代X1の圧倒的なアドバンテージでしたが、今回のモデルチェンジでプラットフォームが、FF車ベースに変更されてしまいました。

しかし、デザインや上質感など目に見える範囲での質感は、先代よりかなり向上しています。
FF車ベースでありながら、伝統的なBMWテイストも若干味わえるという不思議な乗り味もあります。
手頃な価格で、かっこいいBMWのSUVに乗りたいという人にはオススメできる車です。

BMWの乗り味が好きというマニアックな人は、素直にFRのBMWを買った方がいいと思います。

主要諸元と価格

全長X全幅X全高 | 4455mmX1820mmX1610mm
JC08モード燃費 | 14.6km/l
価格 | 4,920,000円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)