ガラスコーティング剤とは
前回の【DIY】のコーナーでは、窓ガラスの油膜を落とす方法をご紹介しました。
今回はその内容に続けて、きれいになった窓ガラスに「ガラスコーティング剤」を塗布して、窓ガラス表面にコート層を生成し、水弾きをを良くする方法をご紹介します。
この「ガラスコーティング剤」というのは、本来なら窓ガラスのギラギラの元となっている「油膜層」をコーティングに利用して、水や汚れを積極的に弾かせようという逆転の発想から生まれた商品です。
僕もこの商品を初めて使った時は、ちょっとスピードを出して走るだけで、水滴がドンドン後ろへ飛んで行くので感動しました。
ボディと窓ガラスを奇麗に洗ってからの作業となり、ちょっと面倒な気もしますが、このひと手間で今後1ヶ月はクリアな視界を確保できますので、是非チャレンジしてみてください。
手順1「準備」
まず作業の前に準備するものです。
「ガラスコーティング剤」と、コーティングを塗布する為の「ティッシュ」、それから新しい「ワイパーブレード」を用意しておきます。
このワイパーブレードは、ガラスコーティング剤が染みこましてあり、ワイパーを使用するだけでガラスコーティングができるというものです。
手順2「ガラスコーティング剤を塗布する」
始めに洗車を行い、窓ガラスの油膜をきれいに除去しておきます。詳しいやり方については前回の「【DIY】窓ガラスの油膜を奇麗に取る方法」をご覧ください。
水が拭き上がって乾燥している窓ガラス面に、ガラスコーティング剤をティッシュに適量取り、塗り込んでいきます。
塗り残しが無いよう、端から丁寧にムラなく塗り込んでいきます。
手順3「コーティンングが効いているか確認する」
全体のコーティングが完了したら、きれいなペットボトルに少量の水を入れ、少しづつ水を窓ガラスに掛けて、水を弾くかどうか確認します。
この時水がボディに掛かると、せっかく奇麗に洗ったボディにシミが残りますので、水が掛からないように注意してください。
コーティングが効いていない箇所が見つかったら、もう一度窓ガラスを乾拭きして、ガラスコーティングをやり直します。
手順4「ワイパーブレードを交換する」
きれいにコーティング出来たところで、ワイパーブレードを「コーティング剤入りワイパーブレード」に交換しておきます。
この「コーティング剤入りワイパーブレード」に交換しておけば、ワイパーの当たる部分だけですが、コーティングの効果が長持ちするようになります。
仮に、コーティングを行わずに奇麗な窓ガラスに装着しても、ある程度の効果は得られます。
しかし、油汚れの残った窓ガラスに何もせずに装着すると逆効果ですので、お気をつけ下さい。
この工程は、コーティングの有効期間を伸ばすための作業です。面倒な場合は飛ばしても構いません。
余裕があれば、サイドウィンドウや、リアウインドウ、ドアミラーなどにもガラスコーティング剤を塗布しておいてください。
大雨や大雪の時、汚い泥水だらけの道を走った後の洗車が楽になります。
また、ガラスコーティング剤は永久的な効果を持続するものではありません。
窓ガラスがギラついて来たなと思ったら、洗車のついでに窓ガラスの油膜を落とし、ガラスコーティング剤を再び塗布しておいてください。
1ヶ月に1度くらいの頻度でやれば、いつでも奇麗な視界が確保できると思います。
また、ガラスコーティング剤はメーカーごとに使用方法が異なりますので、実際に使用する際には必ず説明書をご確認ください。