【DIY】突然のヘッドライトバルブ(球)切れの原因と応急修理

ヘッドライトバルブ画像

近頃は車のヘッドライトも進化して、HIDやLEDなど色々な技術が開発されてます。種類によって多少特性は違いますが、共通しているのは「光量が多い」とか「寿命が長い」、「消費電力が少ない」といったメリットです。そんなこんなで人気も高く、始めから標準で装備する車も増えてます。

ただし、いくら寿命が長いといっても所詮は人間の作った部品です。いつかは寿命が切れますし、故障することもあります。寿命が長い分、「久しぶりに切れて慌てる」なんてこともあるでしょう。いくらHIDやLEDが増えたといっても、まだまだハロゲンランプを使っている車も多いです。車がバルブ(球)切れから完全に開放されるのは、もうちょっと先なんでしょうねえ。

ということで今回の【DIY】では、突然のヘッドライトバルブ(球)切れに備え、「ヘッドライトバルブ(球)が切れる原因とその応急修理(処置)のやり方」について詳しく解説していきます。

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ヘッドライトバルブ(球)切れの原因を特定する

夜間走行中に突然ヘッドライトが切れたら、あなたならどう対処しますか?

こんな時は、慌てず徐々に速度を落とし、ハザードランプを点滅させて、路肩の比較的に安全そうな場所を探して停車してください。坂道の頂上付近とか、カーブ周辺は他の車からの見通しが悪くなるんで、できれば避けたいところです。

次にヘッドライトの「ロービーム」と「ハイビーム」を同時に点灯させ、そのままの状態で車を降ります。この時、車線上を走る車には十分注意してください。三角停止板がある場合は、車の後方に設置しておきましょう。路肩の左に寄せて車を停車させている場合は、運転席側から車外に出るのではなく、助手席側に移動してから降りてください。車外を移動する時も、車線側じゃなくて路肩側を通った方がより安全です。

車台に出たらガードレールの外側など、なるべく安全な場所を通ってフロント側へと回り、ヘッドライトの状況を確認してください。ヘッドライトの左右どちらか、ロービームとハイビームが同時に切れいている場合は、ヒューズ切れが原因です(例えば、右側のヘッドライトだけ、ハイビームとロービームが同時に切れている場合)。

これとは別に、ロービームの左側だけとか、ハイビームの右側だけが切れている場合は、単純なバルブ(球)切れ、もしくは端子の接触不良、ヘドライトユニット自体の故障なんかが考えられます。

※ハロゲンやLEDの球が「バルブ」と呼ばれるのに対して、HIDの場合は「バーナー」と呼ばれます。

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ヒューズが切れている時の対処法

ヒューズ切れの場合は、まず、取扱説明書を見てヒューズボックスの場所を探します。次にヒューズボックスを開け、ヘッドライトのヒューズが切れているかどうか確認してください。ヒューズは半透明のブラスチックで出来ているので、線が切れていればすぐに分かるはずです。

ヒューズボックスの中には予備のヒューズが何個か常備されていますので、切れたヒューズと同じタイプのヒューズを探して交換してください。交換にはヒューズボックスの中の交換用ピンセットを使いましょう。

新しいヒューズに交換してもすぐにヒューズが切れてしまう場合は、回路がショートしている可能性が高いです。自力での修理は諦めて、JAFを呼んで修理工場までレッカーしてもらいましょう。

ヒューズが切れていない場合は、ヘッドライト裏のカプラ(コネクタ)が外れかけているかもしれません。もしくは端子がサビや汚れで接触不良を起こしている可能性もあります。カプラが外れかけている場合は、カチッという音がするまでしっかりと差し込んでください。端子が接触不良を起こしている場合はキレイな布で拭き取りますが、サビが進んでいる場合はどうしようもありません。この場合もJAFにお世話になるしかありません。

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ヘッドライトのバルブ(球)が切れている時の応急修理

バルブ(球)が切れている場合は新しいバルブに交換するしかありませんが、交換用バルブを車に常備している人はほとんどいません。そこでこの章では、そんな時に役立つ応急修理の方法を説明します。

また、バルブがよく切れるのは使用頻度の高いロービーム側です。ハイビーム側が切れている場合は、そのままロービームだけで走行できるのでここでは触れません。

応急修理で使う道具は普通のガムテープです。ガムテープにはこの他にも色々な活用方法があるので、この機会に車の道具箱に常備しておきましょう。

ガムテープを使って簡易ロービームを作る

応急修理をする前に、ハイビームを点灯させます。次に道路脇のブロックやガードレール、標識の柱などに照射されたハイビームの光を確認してください。

ここでガムテープを取り出し、ヘッドライトのレンズに貼りつかないように少し離しながら、レンズの上に重ねます。先程のブロックやガードレールに照射されたハイビームの光を確認すると、光がガムテープによって遮られているはずです。

この光を見ながら、対向車ドライバーの目線にヘッドライトの光が入らないようにガムテープの位置(対向車のフロントウインドウに光が入らない高さ)を調整して、ヘッドライト表面にしっかりと貼り付けてください。

これで簡易ロービームの完成です。普段より光量が不足していますので、速度を落として運転してください。

これはあくまでも応急修理です。整備工場やガソリンスタンドでなるべく早くバルブを交換してもらいましょう。作業に自信の無い人は無理をせず、JAFに救援を要請したほうが無難です(会員であれば15kmまで無料でレッカー移動が可能。非会員の場合は、1kmごとに720円)。といってもいつでもJAFが呼べるとは限りません。そんな人も念の為覚えておきましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)